Q & A

よくあるご質問

人間形成

q 学外活動について、参加する生徒は希望すれば参加できるのでしょうか。選考などはございますか。
a 学外活動として、生徒に紹介しているプログラムには、コンテスト・研修・ボランティアなど様々なタイプのものがあります。希望すれば参加できるものが多いですが、中には経歴書や作文などの選考に合格した者のみ参加できるというものもあります。また、生徒自らが探し出した学外活動に学校の承認を得て参加している生徒も大勢います。学外活動は、基本的には任意参加ですが、エッセイコンテストへの応募や、中学2年生の夏休みのボランティア活動など、一部は宿題となるものもあります。
 
q コミュニケーション能力を高めるためのカリキュラムはありますか。
a 洗足学園では、「高い学力」・「豊かな感性」・「コミュニケーション能力」・「広い視野」の4つの視点を柱とした能力の育成と、正しい自律の実現を課題として教育計画を組み上げております。授業時間を65分と比較的長くとり、対話を重視した授業内容へと進化しました。これにより、授業内にグループ活動やディスカッションなどの時間を十分に確保することができ、自分の意見を伝えること・相手の意見を受けて発言するという力が身についているように感じています。
 
q 情操教育としての取り組みで何かありましたら教えてください。
a 情操教育については、改まってするものではなく、普段の授業を含めて学園生活全般の中で行うものであると考えています。ただ、生徒の精神的な発達段階によって方法が異なりますので、学年集会・ホームルームを通して、中学1年では「建学の精神」、「生活規律」、中学1年では「社会貢献」、「ボランティア」、中学3年では「社会を知る」、高校1年では「自己発見」、高校2年では「将来設計」、高校3年では「目的成就」というテーマで教育を実践しています。
 
q 共学と比較して女子校としての利点をどう考えるか。
a 男子生徒がいない分、自信を持ってリーダーシップを発揮する機会が存分にあるように見受けられます。また、全ての活動を女子生徒が行うのでより協調性が養われると思います。
 
q 生徒同士のいざこざ、トラブル、悩み事など出てくると思います。そのような時の対応を教えてください。
a 状況によって対応の方法は異なりますが、本人からまたは周りの生徒から申し出があった場合は、慎重に事実関係を調査し、家庭と連絡を取りながら家庭(加害者・被害者)と学校が一体となって解決の道を見出します。また、申し出がなくても生徒が普段の様子と違った場合は、本人と面談するとともに、友人・家庭に生活状況をヒアリングし、状況確認をして解決にあたります。必要に応じて保護者の方やカウンセラーの先生とも相談して誰もが納得できる形で解決していきます。
 
q 「謙愛の精神に基づいた人間教育」とありますが、生徒一人ひとりと先生方の距離はどうでしょうか。なにか悩みにぶつかったとき、どのように寄り添っていただけますか?
a 教員は、常に生徒一人ひとりを大切にし、普段からその様子を見るように心がけています。朝終礼や授業はもちろんのこと、その他にも生徒と接することができるあらゆる機会を大切にしています。そして、生徒とのコミュニケーションを欠かさないようにしています。生徒が相談したり、悩み事を話したりすることができるように、担任による生徒との個人面談も必ず行います。また、定期的なもの以外にも生徒が希望すればいつでも相談に乗る体制をとっています。また、生徒の様子に何か変わったことがある時には、教員の方から声をかけて、話を聞くこともあります。そして、そのような面談の際には、まずは生徒の話をよく聞き、悩み事があれば、生徒の立場に立って、少しでも悩みを解消できるように、一緒に考え、アドバイスをしていきます。ただし、一方で生徒の自立を妨げてしまうような、生徒が教員に依存し過ぎるような関係をつくらないということも意識しています。
 
q 帰国生と一般生との間での友人関係は円滑でしょうか?
a 円滑です。スピーチコンテストでは、一般生は帰国生の発音の良さに驚き、そして憧れを抱いています。
 
q 洗足学園では「謙愛」の心を育むことを建学の精神とされていますが、具体的にどのような形でその精神を生徒に植えつけているのでしょうか?
a 学校行事を行う際に、お互いを理解し助け合う努力をすることは必要なことです。このような活動を通して「謙虚で慈愛に満ちた心」を育みます。また、ボランティア活動をされている方の講演などからも「謙愛」の心を育むことができていると思います。この効果はすぐに現れるものではありませんが、少しずつ身についていくものと考えています。
 
q 女子教育として礼法や精神的なものは、どんなことがなされていますか?
a 本校には宗教色はありませんが、年に1回霊南坂教会の牧師をお招きして道徳的な内容で講話をしていただきます。しかし、それだけに限らず、本校ではHR・授業・部活動・行事等すべてが礼法や精神的なものを含めた「心豊かな女性になるための教育の場」と考えています。相手を思いやる心を育てることや、挨拶の励行・身だしなみの注意など女性として身につけてほしい礼法やマナーを学ぶのも学力形成と同様、学校教育の担う大事な役割です。
 
q 中高時代を女子だけで過ごすメリットはありますか?
a 今後、女性が社会に出る機会は増えてくるでしょうし、社会で活躍する場、社会に貢献する場は多くなると思います。そうした時代に対応する意味で、体育祭、学園祭、生徒会活動などを女子が運営し、社会的能力を高めることは女子校のメリットであると考えています。
 
q 生徒の心のケアについてはどのようなサポート体制がありますか。
a 臨床心理士が週2回、精神科医が月1回出勤しており、生徒や保護者の方が不安や悩み事の相談をすることができます。また、教員と養護教諭によって構成される「こころとからだの安心サポートチーム」が存在し、クラスや学年を超えたサポートを行っています。生徒や、その保護者が抱えるこころとからだの問題に寄り添い、状況の改善に向けてサポートしています。
 
q どのような生徒を受け入れたいと望んでいますか。
a 本校といたしましては、様々なタイプの生徒がいるのが自然な状態と考えております、その中で多様性を肌で感じ、多様な対応を学び取ってもらいたいと思っています。内気な生徒も学校生活を送っている内に色々な刺激を友人から受けて、自分を前面に出していきたい、と変化する生徒も多数おります。本校が好きな生徒なら誰でも入っていただきたいと思っております。
 
q 生活指導やしつけについて教えてください。
a 挨拶、礼儀、コミュニケーションを深めるためのルール、時と場所をわきまえた行動など基本的な生活習慣については学校側としても大切なこととして指導しています。加えて、将来、“社会に出る”ということを考えると多様な考え方、価値観があるということを知ることも大切ですし、認め合うことも大切だと考えています。
 
q クラス替えやクラス編成はどのように行われますか。
a クラス替えは毎年実施しますが、成績順ではなく均等にクラス分けをしています。高校2年からは文系・理系に分けていますが、両方とも5教科をまんべんなく学習した上で、将来の職業や大学選びに基づいた選択となります。
 
 
q 帰国生と一般生が交流する機会はありますか?
a これからますますグローバル化が進む中で、海外での生活経験を持つ帰国生の存在は一般生にとってもより幅広い視野を得て、世界に目を向けるための良い刺激となります。
教育方針は一般生も帰国生も変わりありません。洗足学園の建学の精神と教育目標に沿って教育を行っております。授業では英語の授業のみ帰国生は取り出し授業を行い、すべてネイティブ教員が担当いたします。英語以外の授業は一般生と帰国生は同じ授業を受けます。
 

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