Exchange Programs

他流試合

(学外交流活動)

 模擬国連に代表される学外交流活動や研修プログラムへの参加も洗足が積極的に推し進めてきた教育のひとつです。今や250を優に超えるコンクールや学外セミナーの中には生徒自らが探し出し、参加を希望する活動もあり、さらに増えつつあります。これらの機会を通して、プレゼンテーションのトレーニングや世界の同年代との交流による啓発や学びは、視野を広げ、意識を高める上での貴重な機会となっており、参加者に大きな成長をもたらしてくれています。

他流試合の紹介

2022国際哲学オリンピック選考会でグランプリに輝きました

2022国際哲学オリンピック選考会において、高校2年T.Nさんがグランプリに輝きました。
Tさんは、今の自分を見つめ、将来の生き方を考える機会として、先哲の人たちが考え辿ってきた同じ課題に挑戦するエッセイコンテストである「日本倫理・哲学グランプリ」において見事入賞。
「日本倫理・哲学グランプリ」入賞者を対象とした「国際哲学オリンピック選考会」に進みました。
「国際哲学オリンピック」は、1993年に東ヨーロッパを中心とした各国の高校・大学の哲学教師が協力して始めた、高校生の哲学エッセイコンテストです。
国際哲学協会連盟の後援、ユネスコの協賛を受け、毎年5月に参加国を会場として開催されます。
その「国際哲学オリンピック」への出場のための国内選考会が、「2022国際哲学オリンピック選考会」です。
選考会は2日間をかけて行われました。
初日はハイデガーの言葉の解釈を参加者で話し合う「哲学対話」を行いました。
そして、2日目に課題文が与えられエッセイの執筆に挑みました。
選考の結果、見事グランプリに選ばれ、5月にポルトガルで開催される「国際哲学オリンピック」へ出場することになりました。
Tさんからの言葉が届いています。
是非お読みください。

今回、高校生のための哲学サマーキャンプ・日本倫理哲学グランプリ・国際哲学オリンピック選考会への参加を通して、私は日ごろ当たり前に議論の前提にしている概念がいかに不完全なものかを知りました。
日本倫理哲学グランプリの入賞者が参加する国際哲学オリンピック選考会では、まずハイデガーの言葉について考えられる解釈を話し合い、そこからみんなでさらに問いを立てていきました。
「自分」や「他人」などのいつも使っている言葉について、根本的な問いを立てて議論をしていくと、今まで当たり前だと思っていたことにも懐疑の余地があることに気づかされ、哲学を通して物事の根本を考察することはとても貴重な学びになりました。
また、哲学や日常で浮かんでくる疑問について夜通しで語り合える仲間と出会えたことも大きな財産となりました。
最初は他の参加者の方たちに圧倒されて、「自分なんかが選ばれるはずがない」と緊張していました。
しかし1日目の対話を通して緊張も解け、自分の疑問や考えを例外なく受け入れてくれる仲間たちに出会えたことへの嬉しさが募り、2日目にエッセイを執筆した後には「これで選ばれなかったとしても十分貴重な経験ができた」と思っていたほどでした。
新型コロナウイルスの状況次第ではありますが、国際哲学オリンピックにも精一杯取り組み、もっとたくさんの仲間に出会えることを楽しみにしています。

T.N

Tさんは報告に訪れた校長室で、今後について次のように語ってくれました。

「今回の選考会では、様々なバックグラウンドをもった参加者たちが、どのような考えでも否定することなく受け入れてくれました。私も柔軟な姿勢を持った人になりたいです。」

ハーバードライティングコンテストで中3生がGold Medalを受賞しました

Harvard International Review(以下、HIR)が主催する「Harvard International Review Academic Writing Contest」で、本校中学3年生の前田彩希さんが最高位の賞である「Gold Medal」を受賞しました。
HIRは、世界の指導者や政策立案者、学者の視点から国際問題についての洞察を提供する季刊誌です。
これまで、世界各国の国家元首を含む首脳やノーベル賞受賞者による解説なども特集し、国際的に高い評価を受けています。
このHIRが、全世界の主に高校生を対象に(中学生も応募可)開催したライティングコンテストが、「Harvard International Review Academic Writing Contest」です。
国際問題に関する論文による書類選考の後、審査員への15分のプレゼンテーション及び質疑応答で審査が行われます。
前田さんは、“Taiwan: No Longer Alone in a Globalized World”で、見事「Gold Medal」に輝きました。
何か新しいことを始めるきっかけになると思って今回のコンテストに挑戦した前田さん。
本人が執筆した記事の内容と感想が届いていますので、是非お読みください。

内容:

This article explored geo-political tensions that stepped beyond the veil of diplomacy to take center stage at the recent Tokyo Olympics and how the Games had provided insight into a united East Asia against an increasingly aggressive China intent on reunification. It looked at different angles (historically, economically etc.) to further understand the reasons behind the regional tensions and what the future holds for Taiwan.
(この論文は、これまでの外交の中で陰に隠れていた地政学的な緊張でもある性急に統一を望む中国と対する東アジア諸国という構図が、今夏の東京オリンピックでより浮き彫りになったという点をもとに議論し、その観点に対して歴史的・経済的視点から、この地域的な緊張の理由と台湾の今後について考察を加えたものです。)

感想:
初めて書いた論文ということもあり、最終選考の連絡が来た時はとても驚きました。最終選考はオンラインでのインタビューでしたが、様々なニュースを読むこと、多岐にわたる書物を読むことなど、日常の習慣やオンラインのディベート大会への積極的な参加などの経験が役に立ち、緊張せずに受けることができました。結果、金賞を受賞することができて嬉しく思っています。

アスペンジュニアセミナーに本校生徒が参加しました

一般社団法人日本アスペン研究所が主催する「アスペンジュニアセミナー」に、高校2年M.Hさん、M.Yさんが参加しました。
「アスペンジュニアセミナー」は、将来を担う高校生を対象にしたプログラムです。
あらゆる古典をテキストに、参加者同士の「対話」を通して、「より善く生きるとは」、「何のために学び、働くのか」、また「大切にしたい価値」といった人生にとって重要な課題について考えることを目的としています。
10月のオリエンテーションを皮切りに、11月から1月まで月に1回、計3回オンラインで実施されました。
1回目は『形而上学』『ウォールデン』を、2回目は『創世記』『大衆の反逆』を、3回目には『かのように』が素材として取り上げられました。
報告のため訪れた校長室で、2人は参加のきっかけや参加しての感想を生き生きと語ってくれました。
セミナーを通して、M.Hさんは「様々な本に出会え、それに対して参加者同士がそれぞれの視点で語りあうことで、これまでにはなかった見方を得ることができました。」と語ってくれました。
M.Yさんは「はじめは正解を求めていましたが、大切なことは自分の考えを持つことなのだと気づきました。」と話してくれました。
参加者を代表して、M.Hさんの感想が届いています。
是非お読みください。

私がアスペンジュニアセミナーに参加したいと思った大きな理由は、古典文学作品における時代の変化を超越するその普遍性に深い関心があったからです。
特に今の時代は科学技術の発展により変化が加速しているように感じますが、そんな中でも残り続ける古典文学作品はどのような魅力があるのかが純粋に気になり、参加させていただきました。
課題として与えられた古典文学作品は多岐に渡っていて、国だけではなく時代なども全く異なっていたため、それぞれを読んで歴史的背景を学ぶことができたのが楽しかったです。
ある程度の背景を知った上で文学作品を再度読むと考え方がさらに広がり、自分なりの解釈がだんだん確立していきました。
このような準備を踏まえた上で対話を通して他の人とお話すると、また異なる意見が出たり、自分では気づかなかった箇所へ着目などをしていて、さらに視点が広がっていきました。
このようにして段階を踏んで古典文学作品に触れることで視野を広げることができた気がします。
また、個人的にアスペンジュニアセミナーに参加ができて一番嬉しかったことは、今まで知らなかった文学作品に出会うことができたことです。
特にオルテガによる「大衆の反逆」の本は現代に通じる部分が多く深く共感したので、本を自分で購入しました。
多くの国の政治体制は現在民主主義で落ち着いています。
民主主義でない国にも常に誰かしら政治体制を民主主義にしようと働きかける人がいます。
私たちがつい民主主義が最も優れた政治体制だと感じてしまうのは無理はないでしょう。
しかしながら、オルテガのこの本を読むと民主主義にも様々な落とし穴や欠点があることに気付かされます。
民主主義を批判するべきだとは思っていませんが、常に広い視点を持ってものごとを見ることを改めて感じました。
アスペンジュニアセミナーはこのような視野を広げる場を設けてくれました。参加することができて本当によかったと思っています。

COP26ジャパンパビリオンセミナーに中3生が登壇しました

オンラインで開催された「COP26ジャパンパビリオンセミナー」に、中学3年生のK.RさんとH.Aさんが参加しました。
イギリス・グラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26 回締約国会議(COP26)の会場において、日本企業等による展示やセミナーを実施した「ジャパン・パビリオン」。
日本の気候変動対策の長期目標である「2050年カーボンニュートラル」の実現と世界の脱炭素化を支える脱炭素技術や取り組みが発信されました。
その「ジャパンパビリオン」内で、イギリス時間11月8日に開催された「ユースの視点から見る東京五輪と大阪万博」に、K.RさんとH.AさんはZOOM上で登壇し、参加者に向けて、東京オリンピックにおける交通インフラの分析と大阪万博に向けた提言を行いました。
もともと環境問題に興味があったという二人。
Kさんは7月に参加した「子ども国会」で脱炭素がテーマであったこともあって、COP26にも強い関心を持ちました。
Hさんは海外に在住していた時に国連本会議場に足を運んだこともあり、国際的な環境会議に興味を抱いていました。
報告に訪れた校長室で、今後の目標について宮阪校長先生から尋ねられると、二人は国際社会に向けて意義ある発信をしていきたいと力強く語っていました。
二人の感想が届いています。
是非、お読みください。

COP26のジャパンパビリオンセミナーに登壇するという機会を頂くことができ、とても嬉しく思っています。現地のイギリスの人々に自分の意見を発信することができました。私達は『交通』という観点から東京五輪、大阪万博に関して考えましたが、私は自転車、そしてヒートアイランド現象の緩和策に最も興味を持ちました。ロンドンオリンピックで『自転車革命』が行われたということを今回知りましたが、日本でもこのような大規模な取り組みを行うことで持続可能な社会を実現することができれば良いなと思います。今回のイベントで抱いた多くの考えを今後も『発信』し続けていきたいです。また、同世代の他団体の意見もたくさん聞くことができ、自分にとっての良い刺激となりました。今回のジャパンパビリオンセミナーでの貴重な経験を活かして、日本若者協議会、気候若者会議事務局として積極的に活動していくことができれば嬉しいです。(K.R)

この活動は、これまでの私達の活動を生かす、国際的に意義のあるCOP26での登壇という貴重な体験となりました。私達が発表したのは東京五輪の反省や活かすべき点と大阪万博に向けて期待することです。特に交通インフラ整備や自動車に注目しましたが、この分野の技術や発展に関して、知識の幅を広げられました。東京五輪について学ぶのは非常に興味深く、大阪万博への興味が湧きました。これからは、同世代の方の意見に耳を傾けて考えたり取り入れたりし、私なりの活動を積極的にしていきたいです。これからも今回のような活動を通して、積極的に学び、より意義のある意見を発信していきたいです。(H.A)

2021年度 学外交流活動 実施例(抜粋)

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