News & Topics
ニュース&トピックス
一覧
2023.11.09
2024年度中学入試 事前登録を開始いたしました
2024年度中学入試の事前登録を開始いたしました。
事前登録を行っていただくことでマイページが作成されます。
出願期間となりましたら、作成されたマイページよりご出願が可能となります。
出願時に事前登録で入力された内容は反映されておりますので、追加の事項の入力のみでスムーズに出願を完了することができます。
なお、事前登録の費用は一切かからず、登録されてもご出願の義務はございません。
事前登録は以下のリンクをクリックしていただくか、上のサムネイルをクリックしてください。
事前登録はこちらのページから行ってください。
皆様の事前登録を心よりお待ち申し上げております。
2023.11.08
高2 修学旅行レポート 前編
今週のNEWS&TOPICSは、修学旅行特集を組み、旅先での生徒たちの様子をお伝えしております。
本日からは前編・後編の2回に渡って、10月24日から27日まで3泊4日の日程で行われた高校2年奈良・京都修学旅行をレポートいたします。
前編の本日は、1日目・2日目の奈良での研修の様子をお伝えいたします。
初日は、新大阪駅からバスで奈良県斑鳩町へと向かい、法隆寺の拝観からスタートしました。
新幹線を降りた生徒たちは、バスの車窓からみえる一つ一つの光景を興味津々な様子で眺め、ガイドからの解説に耳を傾けていました。
車窓の景色からも学ぼうとする生徒の様子には、待ちに待った修学旅行を迎えた喜びが溢れていました。
奈良へ入った後、始めに法隆寺に参詣をしました。
幸運なことに、今回の修学旅行は秘仏である夢殿救世観音像の開帳の期間に当たっており、普段は見られない聖徳太子の等身像をじっくりと拝観することができました。
日本史の授業のノートや資料集を片手に、本物を見て感じたことを書き込んでいる姿がありました。
続いて、明日香村に移動し、飛鳥寺・キトラ古墳・石舞台古墳を見学しました。
明日香村では、目の前にある本物の文化財を、まさに歴史の生き証人として感じることができたようです。
2日目の起床時間は、なんと朝5時半です。
靄がかかり、鹿の鳴く声が響く吉野山の朝を感じながら、生徒たちは勤行体験に向かいました。
勤行体験では、お経をあげていただきながら瞑想を行いました。
森閑とした空間に響くお経の声に耳を傾け、自己を深く省察するひとときをいただきました。
その後、世界遺産である金峯山寺に移動し、講話を聴講しました。
朝の吉野の道を歩きながら、生徒たちは吉野の地を育んできた歴史へと思いを馳せていました。
奈良市内に移動したのちは、東大寺・興福寺・薬師寺・唐招提寺等を巡る自主研修を行いました。
今回の修学旅行の自主研修では、「世界遺産を二つ以上訪れ、その場所で班員の写真を撮る」という生徒実行委員の発案した課題があります。
日本の歴史・文化を実際に経験し、その魅力を自分の言葉で世界に発信できる力を育むことを目標に、生徒たちは古都奈良の歴史を満喫してきたようです。
奈良から班ごとに京都に移動し、京都で泊まるホテルに到着した生徒たちの表情には疲れも見えましたが、たくさんの思い出を作ってきたことがわかる笑顔が溢れていました。
3日目・4日目の京都の研修の模様は、11月10日(金)に後編としてお伝えします。
どうぞお楽しみに。
2023.11.07
中3 修学旅行レポート 後編
本日も昨日に引き続き、中学3年の修学旅行の様子をレポートいたします。
2日目は、平和学習の総まとめとして、現地の中学校との平和交流会を行いました。
はじめに、各校代表者による平和制作物の発表が行われました。
その後、模擬国際平和会議が開催されました。
2校の生徒たちが15ヵ国に分かれ、それぞれの立場で会議に臨みます。
「新たに核兵器を持とうとする国がでてきたらどうするか」「自然災害の被災地にどのような支援を行うか」といった議題を想定して、会議を行いました。
核兵器を持つ国、独自の外交路線を貫く国、協調姿勢を示す国など立場が異なる中で、どのようにしたらお互いが歩み寄れるような議論ができるのかを模索する時間となりました。
事前にオンラインで交流していたものの、今回が初めての対面となった生徒たちでしたが、直ぐに打ち解けて、有意義な議論ができたようでした。
また、両校の全生徒で平和を願うメッセージを1枚の模造紙に寄せ書きしたピースボードも作成され、それぞれの平和に対するメッセージを共有しあいました。
生徒たちは、同世代の生徒たちと共に平和について探究を行うことで、より一層平和への思いを胸に刻んでいました。
午後は、長崎市内のフィールドワークが行われました。
長崎の各地域で活動する若者たちのもとを訪問し、それぞれの活動について学んでいきます。
空き家を活用する取り組みなど、地域を盛り上げようと活動する姿に大きな刺激を受けたようです。
「なぜこのような活動をしようと思ったのですか」「活動していて楽しいことはどのようなことですか」など、生徒たちは積極的に質問をしていました。
3日目は、長崎の歴史・文化について、写真のヒントをもとに探検・調査する「フォトアドベンチャー」を行いました。
学年全員を42の班に分け、事前に配布された長崎各地の写真をもとに、その調査スポットを探索・調査し、長崎の歴史・文化を学びました。
坂の町とも呼ばれる長崎市ということもあり、市内を巡る調査は大変でしたが、自分の足で各コースの裏に隠されたテーマを感じ取るフィールドワークに、生徒たちは充実感を得たようでした。
夜には「ハウステンボス講演会」が行われました。
ハウステンボスの経営についてをテーマとした講演では、どのようにして事業を成功させるか、失敗した時にどのような点を大事にして立て直すかなど、貴重なお話を聞くことができました。
生徒たちにとっても非常に興味深い内容だったようで、「経営の裏側を知ることで、この後ハウステンボス内を巡るときの見方が変わった」などといった感想が聞かれました。
最終日である4日目は、長崎ハウステンボスを散策しました。
ハウステンボスの異国情緒あふれ、自然と調和する美しい街並みを堪能しながら、生徒は食事やアトラクションなどを満喫しました。
その後、充実した4日間を終え、帰路につきました。
生徒たちは今回の修学旅行での体験を通して、過去・現在・未来と自分たちが生きている社会に広く目を向けることの大切さを感じ、大きく成長しました。
2023.11.06
中3 修学旅行レポート 前編
本校では10月の最終週に、中学3年と高校2年の2学年で修学旅行が行われました。
今週は修学旅行特集として、本日と明日は中学3年修学旅行の様子を、8日(水)と10日(金)は高校2年修学旅行の様子をお伝えいたします。
中学3年生は、10月24日(火)から27日(金)までの3泊4日の日程で、九州方面へ修学旅行に行って参りました。
本日は前編として、1日目の様子をご紹介いたします。
初日は、中学3年の修学旅行の大きなテーマである「平和の尊さについて考える」プログラムを実施いたしました。
まず初めに訪れたのは長崎大学です。
長崎大学核兵器廃絶センターの中村准教授の講演を聴講しました。
世界の核兵器の状況から、核抑止力や核の傘に関する内容に至るまで、生徒たちは様々な角度から核兵器を考察する知見を得ることができました。
「単に『核をなくそう』とだけ聞くと理想論に感じるが、そのために活動をおこすことこそが、世界平和に繋がる第一歩になるのではないでしょうか」という中村先生の言葉に、生徒たちは感銘を受けていました。
その後、生徒たちは「平和ツアー」に臨みました。
平和公園をはじめとした長崎の地を訪れ、現地のボランティア団体のガイドのもと、長崎原爆資料館や城山小学校などを巡りました。
太平洋戦争や原爆投下についての資料を直接目にし、現地の皆さんのお話を間近で聞くことで、平和の尊さを改めて実感したようでした。
明日は、後編として2日目から最終日までの様子をレポートいたします。
どうぞお楽しみに。
2023.11.02
中1 総合的な探究の時間にハロウィンを楽しみました
本校では各学年ごとのテーマに沿った形で総合的な探究の時間を利用した学びを行っています。
中学1年のテーマは「国際理解」です。
10月19日・26日に、国際理解学習の一環としての「異文化体験」を「ハロウィン」をテーマに体感し、楽しみました。
今回の「ハロウィン」体験に関する様々な企画は、生徒主体で行われました。
各クラスの計画委員が中心となり、短い準備期間にも関わらず多くの企画を立案し、準備を行ってこの日を迎えました。
「学び」と「楽しい」の両方のアプローチから、「ハロウィン」の企画を生徒たちは考えていきました。
「学び」の企画は、ハロウィンを通じた文化の学習です。
10月19日に行われた総合的な探究の時間では、クイズや演劇を通じてハロウィンの風習や歴史、欧米での実際の様子などを学んでいきました。
楽しいハロウィンイベントで終わるのではなく、テーマである「国際理解」ならではの学びが得られるイベントにしようと、工夫を凝らした企画は見事でした。
「楽しい」の企画は、「Halloween Scavenger Hunt」です。
生徒たちは思い思いの仮装をして、出題された問題の解答を求めて校舎を巡るといった計画委員の生徒たちが発案した企画を楽しみました。
計画委員の生徒たちは知恵を最大限活用し、企画の立案と実行を見事に成し遂げました。
参加した生徒たち全員の笑顔が、楽しく異文化を学べたことを物語っています。
2023.11.01
海外大学進学支援奨学金を創設しました
洗足学園では、生徒たちの未来に向けてあらゆる選択肢を用意しています。
急速な国際化が進んだ今、活躍の舞台は国内に留まらず、海外に大きく広がっています。
その中で、海外での学びに関心を持ち、海外大学を志して努力を積み重ね、進学を果たしている生徒たちが、毎年おります。
そのチャレンジ精神に富み、世界を舞台に活躍する生徒たちを支援するべく、洗足学園は2023年5月に「前田若尾記念奨学金」を創設しました。
この奨学金制度の活用により、本校では、世界のリーダーを育成していきます。
「前田若尾記念奨学金」に関する規定はこちらをクリックして、ご覧ください。
洗足学園は、未来に羽ばたく卒業生たちを応援しています。
2023.10.31
高校生の特別授業レポート 後編
先週金曜日のNEWS&TOPICSに掲載いたしました前編に引き続き、本日の後編では、中間考査後に行われた高校2年特別授業の「理科」について特集いたします。
高校2年生の理科では、物理選択と生物選択に分かれて特別授業に取り組みました。
物理を学んでいる生徒は、数学と物理を融合させ、中間考査で出題された物理の「音波」の問題を数学的に解説する取り組みに挑戦しました。
物理の授業で学んだ解法を、数学の観点から再検討することにより、複数の学問領域の知識を横断的に活用する視点を得ることができたようです。
生物を学んでいる生徒は、ブタの眼球と腎臓の解剖を行いました。
4人グループに1つ試料が与えられ、光がどのような経路で神経へと伝わるか、血液や尿はどのように移動するかを、実物を観察しながら学びます。
生徒たちは、知識として知っていることが、実験により目の前で観察できたことによって、知識と経験が結びつく感動を味わっていました。
この特別授業を通じて、「試験問題」として出会った文章や問いの向こう側に、現代社会や他教科、他者との関連を見出し、横断的に考える可能性について気づくことができたようです。
与えられた問いにただ答えを出すだけでなく、すぐに答えが出せない問題を心のなかに受け止め、新たな問いと関連させながら考え抜いてゆく力こそ、不安定で不確実な時代を生き抜くために必要な力となります。
洗足学園は、知識はもちろんのこと、真の知性や思考力を育てていくための取り組みを続けていきます。
2023.10.30
11月学校説明会の予約受付を開始いたしました
本日午前9時より、一般生対象学校説明会及び帰国生対象学校説明会の予約受付を開始いたしました。
本校では、11月25日(土)に一般生対象学校説明会を、11月29日(水)に帰国生対象学校説明会を開催いたします。
説明会では、校長によるご挨拶・学校説明、担当者による入試説明を行う予定です。
また、説明会終了後にご希望の方を対象とした授業見学・校舎見学も実施いたします。(帰国説明会では帰国生英語授業の見学も実施いたします。)
ご予約はmiraicompassよりお申込みいただけます。
一般入試志望者対象学校説明会
開催日
2023年11月25日(土)
開催時間
説明会:10:00~11:00 校舎見学:11:00~11:45
※予約が満席となった場合は、追加で小講堂において、臨時説明会を行います。
その場合の時程は以下の通りです。(説明会の内容は、大講堂での説明会と同内容となります。)
校舎見学:10:00~10:45 説明会:11:00~12:00
定員 450組900名
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の一般入試受験をお考えの受験生・保護者
説明会内容
・学校長ご挨拶、学校説明
・生徒学外活動発表
・2024年度一般入試について
※ 校舎見学は自由見学形式でのご案内となります。
帰国入試志望者対象学校説明会
開催日
2023年11月29日(水)
開催時間
説明会: 10:00~11:15 授業・校舎見学:11:15~12:00
定員 300組900名
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の帰国生入試受験をお考えの受験生・保護者
説明会内容
・学校長ご挨拶
・洗足学園の帰国生教育について
・2024年度帰国生入試について
※ご希望の方は授業見学・校舎見学のご案内をいたします。
ご予約にあたって:
・より多くの皆様にご参加いただけるよう、当日ご参加いただける人数を一般説明会は1家庭最大2名、帰国説明会は1家庭最大3名とさせていただきます。
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
・キャンセルをする場合は、miraicompassで手続きをお願いします。
学校説明会の申し込み方法
予約受付開始
2023年10月30日(月)AM9:00
予約受付終了
一般説明会 2023年11月25日(土)AM8:30
帰国説明会 2023年11月29日(水)AM8:30
※先着順のため、残席がなくなった時点で予約を終了いたします。
お申込みに関して
1. miraicompassよりお申込みいただけます。こちらのページの最下段の「お申し込みはこちら」ボタンより専用サイトに接続してください。
2.受付完了後、学校説明会参加通知メールが届きます。当日はプリントアウトしたもの、もしくは携帯電話の画面を係の者にお見せください。
3.キャンセル待ちは承りません。
予約の変更に関して
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
キャンセルに関して
・キャンセルはmiraicompassで手続きをお願いします。
当日に関するご注意
・発熱や風邪の症状がある場合は、当日のご来校を見合わせてください。
・集合時間までに、中学高校校舎2階大講堂にお越しください。
・個別相談会はございません。(校舎見学の際に見学担当者にご質問ができます。)
個人情報について
・お申し込み時にご入力いただいた個人情報につきましては、学校説明会への参加目的に限り使用いたします
2023.10.27
帰国生入試面接対策講座の配信を開始いたしました
10月27日(金)午前10時より、2024年度帰国生入試面接対策講座の動画の配信を開始いたしました。
本校の帰国生入試英語面接試験のねらいや採点のポイント、今後の家庭で行う対策のアドバイスをオンラインで視聴いただけます。
Youtubeでの配信でございますので、いつでもどこでもご覧いただけます。
視聴期間は2023年度末までとなっておりますので、小学校6年生のみならず、これから本校の帰国生入試をお考えの方も、参考までに是非ご覧ください。
下のサムネイルをクリックしてご視聴ください。
2023.10.27
高校生の特別授業レポート 前編
先日のNEWS&TOPICSでは、中間考査後に行われた中学1年・2年の特別授業の取り組みを紹介いたしました。
今回は高校生の特別授業について、前編・後編の2回に渡ってお伝えいたします。
今回取り上げる高校2年では、中間考査で出題された問題をより深く「横断的に」考えるための取り組みを、英語・国語・数学・理科(物理・生物)で実施しました。
前編の今回は、「英語」と「国語」の様子をレポートいたします。
英語では、中間考査に出題された「子どもの読書には、紙の書籍と電子書籍のどちらが適しているか」に関する長文をグループで読み直し、文章の内容を踏まえて対話を行いました。
それぞれの媒体の長所や短所について、視認性や入手のしやすさ、環境負荷や斜め読みのしやすさなど、様々な観点から意見が交わされていました。
最後に、「対話で知り得た他者の観点を引用しながら自分の意見をまとめる」という課題が出され、生徒たちは自分の意見と他者の意見を架橋しながら、集中して英作文を書き上げていました。
国語では、中間考査に出題された「難民問題」と「アパルトヘイト」に関する2つの文章を読み、「難民問題はどのように私たちと関わっているのか」や「アパルトヘイトがなぜ撤廃されたか、残されている課題は何か」を、和解と赦しという思想的なテーマに関連づけながら、話し合いました。
2つの文章同士の関連や、連日報道されているハマス・イスラエル軍事衝突のニュースとの関連を踏まえ、闊達な議論が交わされていました。
後編は、「理科」の特別授業の様子を来週火曜日のNEWS&TOPICSでお伝えいたします。
どうぞお楽しみに。
2023.10.26
洗足生の学習方法のご紹介
本日は、洗足生の学習方法を高校1年の取り組みを例に紹介いたします。
2学期中間考査終了後、高校1年生の教室前の廊下の壁面に「わたしの勉強法」と題された模造紙が掲示されました。
廊下に並んだおよそ40枚ほどの模造紙には、学習に対し生徒自身がどのように工夫をして取り組んでいるかといった、「生きた知恵」が記されています。
電車・バスの移動に伴う隙間時間をいかに利用するか。
配付されている課題や宿題、小テストや考査にどのように取り組んでいるか。
休息や娯楽はどのようにしているか。
各教科の勉強にはどのように取り組んでいるのか。
時に真剣に、時にユーモアを交えつつ、生徒たちが自分の学習法を記しています。
この模造紙は、進路委員の生徒たちが運営・企画したホームルームの時間に作成されたものです。
生徒同士で知恵を共有することで、刺激を与え合い、時に悩みを分かち合うというアイデアは、素晴らしいものでした。
生徒たちは、友人と廊下を歩きながら模造紙を眺めたり、一人で食い入るようにして見つめたりしていました。
生徒たちは、将来の未知なるキャリアの模索をはじめ、これからの歩む道のりを遠望することを大切にしつつ、日々の学習で自らの足元をしっかりと固めているようです。
2023.10.25
木村宗慎先生の講演会が行われました
昨日修学旅行に出発した高校2年生たちは、本日は奈良・京都を訪れています。
修学旅行の大きなテーマは「日本文化の探究」です。
古都の歴史的遺産に触れることで、現代の日本にも通じる文化を感じ取り、日本の歴史・文化・伝統について他者に伝えられるよう理解を深めることを目的としています。
その事前学習として、10月16日(月)に茶人の木村宗慎先生をお招きして、講演会を開催いたしました。
木村先生は、芳心会を設立し、京都・東京で稽古場を主宰する傍ら、「一日一菓」(新潮社)、「茶の湯デザイン」(阪急コミュニケーションズ)を始めとした多くの著作を執筆、NHK BSプレミアム「ザ・プロファイラー『千利休 常識の壁を壊す進撃の茶人』」にご出演されるなど、ご活躍をされている茶人でいらっしゃいます。
本校の修学旅行は、昨日のNEWS&TOPICSでも紹介いたしました通り、生徒たちが実行委員を中心に0から自分たちの手で創り上げることが大きな特徴です。
本日のNEWS&TOPICSは、修学旅行実行委員長のH.Kさんが、自らこの講演会のレポートをします。
是非お読みください。
この日、芳心会茶道教室主宰の木村宗慎先生に「日本文化」をテーマに講演していただきました。
今回の講演で私が最も印象に残った言葉は「茶の文化は『数奇(取るに足らないもの・粗末なもの)』を集めたものである」というものです。
「世界に誇る日本の茶の湯の文化は、不完全なものや『余白』を愛するこころから生まれてくるのだ」という木村さんの言葉に感銘を受け、今までとは違った視点から日本文化を捉えてみようと思いました。
私たち修学旅行委員は、今回の修学旅行のテーマとして「海外に目を向ける前に日本のことをもっと知ろう」というものを考えました。
現在、「グローバル化」や「世界進出」という言葉が日本中に急速に広がっています。
しかし、立ち止まって考えてみると、私たち日本人は自分たちが思っているほど日本のことを知らないのではないかということに気づきました。
世界中から観光目的で日本を訪れる海外の方々に、自分の言葉で日本の魅力を伝えることができるようになりたい、という思いを大切に修学旅行の準備を進めてきました。
木村先生も、今回の講演の中で「通りすがりの外国の方に『茶道とは何ですか。ペットボトルのお茶との違いは何ですか?』と聞かれたときに、どのように答えますか。」とおっしゃっていました。
奈良・京都での修学旅行を通して、木村さんのこの質問に答えられるように、本物の日本文化に触れ、自分ならではの「好き」を見つけてきたいと思います。
2023.10.24
修学旅行の実行委員が校長室を訪問しました
本日より中学3年、高校2年の2学年が修学旅行に出発します。
中学3年生たちは九州の地を、高校2年生たちは関西の地を、共に3泊4日の日程で訪れます。
その修学旅行を前にした先週、中学3年・高校2年の修学旅行実行委員の生徒が校長室を訪問しました。
それぞれの生徒がこれまでの取り組みを宮阪校長先生に報告し、実行委員制作の「旅のしおり」を手渡しました。
中学3年の修学旅行の大きな柱の一つが「平和学習」です。
九州の現地校の生徒たちと共に行う「模擬平和会議」は、企画立案から打ち合わせ、当日の進行の段取りまで、すべて実行委員の生徒たちが準備をしてきました。
この他にも、これまで平和に関して調査し、制作したものを展示する「展示会」も生徒たち自らが発案した企画です。
実行委員長の生徒は、「若い世代が平和について考えることは、本当に大切なことだと思います。知識を身に着け、将来に繋げていきたいです。」と力強く語ってくれました。
一方、高校2年の修学旅行のメインテーマは「日本文化の理解」です。
このテーマをどのように修学旅行で実現するか、高校2年では、旅程そのものや体験学習の企画立案など、0から全て実行委員を中心として生徒たちが組み立てました。
座禅を組んでの瞑想体験、全員が着物を着用してのフィールドワークと能楽鑑賞など、考えに考え抜かれたプランが並びます。
実行委員長と副委員長からは「自分たちが考えたプランが本当に成功するのか、正直不安な気持ちもあります。」と胸の内が明かされました。
しかし、その眼、その表情には、これまでの取り組みへの誇りと自信が満ち溢れていました。
両学年とも、一生の思い出となる素晴らしい旅になることを期待しています。
2023.10.23
11月学校説明会開催のお知らせ
11月25日(土)に一般生対象学校説明会を、11月29日(水)に帰国生対象学校説明会を開催することが決定しました。
説明会では、校長によるご挨拶・学校説明、担当者による入試説明を行う予定です。
また、説明会終了後にご希望の方を対象とした授業見学・校舎見学も実施いたします。(帰国説明会では帰国生英語授業の見学も実施いたします。)
ご予約はmiraicompassよりお申込みいただけます。
一般入試志望者対象学校説明会
開催日
2023年11月25日(土)
開催時間
説明会:10:00~11:00 校舎見学:11:00~11:45
※予約が満席となった場合は、追加で小講堂において、臨時説明会を行います。
その場合の時程は以下の通りです。(説明会の内容は、大講堂での説明会と同内容となります。)
校舎見学:10:00~10:45 説明会:11:00~12:00
定員 450組900名
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の一般入試受験をお考えの受験生・保護者
説明会内容
・学校長ご挨拶、学校説明
・生徒学外活動発表
・2024年度一般入試について
※ 校舎見学は自由見学形式でのご案内となります。
帰国入試志望者対象学校説明会
開催日
2023年11月29日(水)
開催時間
説明会: 10:00~11:15 授業・校舎見学:11:15~12:00
定員 300組900名
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の帰国生入試受験をお考えの受験生・保護者
説明会内容
・学校長ご挨拶
・洗足学園の帰国生教育について
・2024年度帰国生入試について
※ご希望の方は授業見学・校舎見学のご案内をいたします。
ご予約にあたって:
・より多くの皆様にご参加いただけるよう、当日ご参加いただける人数を一般説明会は1家庭最大2名、帰国説明会は1家庭最大3名とさせていただきます。
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
・キャンセルをする場合は、miraicompassで手続きをお願いします。
学校説明会の申し込み方法
予約受付開始
2023年10月30日(月)AM9:00
予約受付終了
一般説明会 2023年11月25日(土)AM8:30
帰国説明会 2023年11月29日(水)AM8:30
※先着順のため、残席がなくなった時点で予約を終了いたします。
お申込みに関して
1. miraicompassよりお申込みいただけます。こちらのページの最下段の「お申し込みはこちら」ボタンより専用サイトに接続してください。
2.受付完了後、学校説明会参加通知メールが届きます。当日はプリントアウトしたもの、もしくは携帯電話の画面を係の者にお見せください。
3.キャンセル待ちは承りません。
予約の変更に関して
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
キャンセルに関して
・キャンセルはmiraicompassで手続きをお願いします。
当日に関するご注意
・発熱や風邪の症状がある場合は、当日のご来校を見合わせてください。
・集合時間までに、中学高校校舎2階大講堂にお越しください。
・個別相談会はございません。(校舎見学の際に見学担当者にご質問ができます。)
個人情報について
・お申し込み時にご入力いただいた個人情報につきましては、学校説明会への参加目的に限り使用いたします
2023.10.20
オープンキャンパスを開催いたしました
10月14日(土)、清々しく晴れ渡った過ごしやすい気候の中、のべ2,000名近くの児童・保護者をお迎えして、2023年度オープンキャンパスが実施されました。
在校生と受験生が活動を通してふれあうオープンキャンパスは、訪れる側も迎える側も心弾む待ちに待ったイベントです。
児童・保護者を迎える在校生は、150名以上が参加してくれました。
在校生たちは一人一人が常に来校者の視点に立って、案内誘導から部活動の体験に至るまで、大変丁寧な対応をしていました。
一期一会の出会いに感謝し、このひと時を心行くまで楽しんでもらいたいという生徒たちの気持ちは、様々な工夫となって表れていました。
TEA LIBRARYにある茶室「緑叡庵」では、茶道部の体験が行われていました。
「緑叡庵」での茶道体験、「茶」の作法レクチャーなど、参加児童が洗足での茶道のすべてを体験できるように、1時間を構成していました。
少人数できめ細やかに児童へのレクチャーを行い「茶の楽しさ」と「本物の素晴らしさ」を伝える工夫には、感嘆を禁じえませんでした。
また、本年度から体験講座の仲間入りをした俳句研究会は、ややもすると難しいと思われがちな俳句の世界をクイズ形式で楽しみながら学べる講座として実施しました。
参加した児童の目を輝かせながらクイズに答え、積極的に在校生たちとコミュニケートする姿が、大変印象的でした。
参加したすべての部活動・生徒会の生徒たちが、それぞれの魅力をそれぞれの発信方法で懸命に来場者に伝えている姿には、洗足学園を誇りに思う気持ちが表れていました。
受験生の皆さんにとっても、在校生との交流を通して、より具体的に洗足学園でのキャンパスライフをイメージできる機会であったのではないでしょうか。
訪れた受験生の皆さんも、お迎えをした在校生たちも、お互いの時間を共有しあうことで実りあるひと時を過ごせたならば幸いです。
2023.10.19
10月前半のアトリウム展示作品を紹介いたします
洗足学園では、感性を伸ばすことは学校教育における重要な要素である考えています。
恵まれた環境の中で生徒たちは音楽と共に美術や書道といった芸術の授業にも励み、素晴らしい作品を制作しています。
今月前半は、中学1年美術の授業で制作された「色彩アート」が展示されました。
色彩構成を学ぶ授業で制作された作品のテーマは、「季節」です。
春・夏・秋・冬から1つの季節を選んで、色と形でデザインを行います。
生徒たちは、季節の持つ魅力を自分なりに解釈し、想像力を膨らませて、色と形でそれを表現していました。
完成した作品は、感性の鋭さと表現の豊かさ、制作者の思いが伝わってくる力作ぞろいです。
美術で培った力は、きっと他教科での学びや日々の生活の中にも活きていくはずです。
WEB上ではありますが、生徒たちの作品をどうぞご覧ください。
2023.10.18
中学講話が行われました
2学期中間考査最終日の10月11日(水)、考査終了後に中学講話が行われました。
この日は霊南坂教会から主任牧師である後宮敬爾先生にお越しいただきました。
中学3学年の生徒たちが、大講堂で聴講いたしました。
本校では宗教教育は行っておりませんが、年に1度創立者である前田若尾先生とゆかり深い霊南坂教会より牧師先生にお越しいただき、宗教のお話ではない講話をしていただいております。
本日の講話の主題は「幸福な家族が人生を幸福にする」です。
「皆さんは何歳まで生きますか?」というスライドを表示され、後宮先生は生徒たちに質問を投げかけられました。
「80歳?」「90歳?」と選択肢が示されると、生徒たちは自分が予想する年齢に積極的に手を挙げていました。
欧米の最新の研究によると、日本で2007年に生まれた子どもの寿命中位数が107歳と推測されるというデータが紹介されると、生徒たちは驚きの表情をしていました。
後宮先生は、10年後に生徒たちが就職する際に、半数は今は存在しない仕事に就くということも紹介され、「これから何が起こるか誰もわからない時代を、107歳まで生きる皆さんに必要な力とは何でしょうか?」と問いかけられました。
それは「幸福に生きる力」であると語られました。
では、幸福に生きるためにはどうしたらよいのか。
先生は詩人であり画家である星野富弘さんの生き様を紹介されました。
若い頃、体育教師をしていた星野さんは、不慮の事故による頸椎損傷で首から下が動かない身体になってしまいました。
自暴自棄になりかけた時、幼い頃よく通った道から見えるお墓に書かれていた「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」という言葉を思い出されたそうです。
「今、このままの自分で、できることをすれば良い」と思うようになった星野さんは、口で咥えた筆で文字を書き、そして絵を描けるようになりました。
その星野さんを献身的に支えたのは、お母さんでした。
星野さんのやり場のない怒りを全て受け入れてくれ、つきっきりの介護をしてくれた母親の「私の身体を切り刻んででも、生きる力を富弘に与えたい」という言葉が、星野さんの心には深く刻まれているそうです。
全てを失った星野さんが幸福に生きられたのは、「『家族が生きてほしいと思ってくれた』、『家族が共に生きようと思ってくれた』からです」と言葉を添えられました。
後宮先生は、最後に生徒たちにこのようにお話をされ、講話を結びました。
「皆さんが幸福に生きるためには、良い人間関係を築くことが大切です。良い友達を持つこと、そして自分が良い家族になること。そうすれば、未来に前向きに生きることができるはずです。」
後宮先生の講話を通して、生徒たちには明日からの生活をより実りの多いものにしてほしいと思います。
2023.10.17
ライフセービング世界大会に出場した生徒の挑戦を紹介します
以前のNEWS&TOPICSで、ライフセービング日本代表候補に選ばれた高校2年T.Rさんの活躍をお伝えしました。
本日は、そのTさんが、9月にアメリカ合衆国テキサス州で行われたライフセービングの世界大会である「International Surf Rescue Challenge 2023」にユース日本代表チームとして出場した、その挑戦を紹介いたします。
海外での試合は初めてのTさんは、報告に訪れた校長室で、日の丸を背負って世界に挑むことの重さを感じたと語ってくれました。
身長差をはじめとしたフィジカル面での差がありながらも、Tさんはアメリカチームを抜かし、一時2位につけるなど大健闘しました。
チームとしての結果は、出場3か国中3位となりましたが、その悔しさは来年に向けての頑張りの原動力になると力強く語ってくれました。
銅メダルを胸に帰国したTさんですが、「メダルに価値をつけるのは自分だよ」というユースチームの代表監督から言葉が、深く心に響いたと話してくれました。
Tさんは、自らの課題を見つけ、既に前を向いて走り始めています。
洗足学園では生徒たちの可能性を信じ、その挑戦を応援していきます。
2023.10.11
修学旅行に向けた取り組み
現在、本校では、2学期中間考査が行われております。
この中間考査が終了すると、中学3年・高校2年ではいよいよ修学旅行が目前に迫ってきます。
本日は、修学旅行に向け中間考査前に取り組んだ高校2年生たちの準備の様子をお伝えいたします。
高校2年の修学旅行では、奈良市内・京都市内でそれぞれ自主研修を行います。
準備集会では、実行委員の生徒たちから自主研修の目的が説明されました。
説明された目的は、歴史を育んできた舞台を実際に訪れ、その魅力を世界の人々に伝えられるようになることで、将来「世界と日本を結ぶ」存在になるための特別な経験をすることです。
この目的を達成するべく、実行委員の生徒たちが、「自主研修中に世界遺産を二つ以上訪れること」という条件を考案しました。
また、京都で行う自主研修では開始前に着物を着付けていただき、一日を和装で過ごすことで、日本の文化をまさに体験しながら研修を行います。
その後、生徒たちは各班に分かれ、市内の地図を広げてそれぞれの研修コースの計画を話し合いました。
多くの史跡や観光スポットがある奈良・京都では、訪れる場所を絞ることにも大変苦労している様子でした。
また、一日着物で散策することを想像しながら、時間にどれくらい余裕を持たせたらよいかなどを相談していました。
それぞれの班が完成させた行程表は、世界遺産を二つ以上訪れているか、移動時間は十分に確保されているかなどを各クラスの修学旅行実行委員が確認します。
それぞれの班が完成させた行程表は、その地を訪れることでしかできない経験をしたいという思いに溢れていました。
奈良・京都の郁郁たる歴史・文化を肌で感じ、生徒たちの感性が豊かに広がることを期待しています。
2023.10.10
「科学の甲子園ジュニア神奈川県大会」で1位の快挙
国立研究開発法人科学技術振興機構が主催する「科学の甲子園ジュニア 神奈川県大会」で、中学2年生のH.Yさん、S.Kさん、中学1年生のM.Yさんの3名のチームが見事1位に輝き、全国大会出場を決めました。
「科学の甲子園ジュニア」は、科学好きの裾野を広げるとともに、次世代の科学技術イノベーションの創出を担う優れた人材の育成を目的として、科学の力を競う全国規模の大会です。
都道府県の予選会である神奈川県大会では、筆記競技と実技競技が行われ、理数の複合分野において問題解決能力をはかります。
筆記競技、実技競技ともに3人で協力しながら取り組み、高得点を獲得。
見事、神奈川県第1位となりました。
今回の挑戦のきっかけについて、宮阪校長先生に尋ねられると、H.Yさんは昨年の大会に同学年の生徒が参加していることを知って、自分もやってみようと思ったと語ってくれました。
S.Kさんは、学年集会などで先輩たちから学外活動の参加を勧められたことで、挑戦を決意したと話してくれました。
M.Yさんは、理科は苦手だが、得意になりたいと思って参加したとその胸の内を述べてくれました。
3人は夏休み中に集まり、練習を重ねてきました。
決して順調というわけではなく、実技の練習において最初はうまくいかないことも多々あり、また苦手な分野の出題があり、戸惑うこともあったと話してくれました。
12月に開催される全国大会では、神奈川県第2位のチーム3名と協力し6名のチームとなり、神奈川県代表として、兵庫県姫路市の会場に赴きます。
「なかなかない機会ですが、楽しみながら頑張りたいです!」「苦手なところを克服して、万全の状態で臨みたいです!」と力強く抱負を語ってくれました。
今から全国大会が大変楽しみです。