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2022.12.12

高1 進路ガイダンスを行いました

期末考査が無事終わり、2学期もあと僅かとなりました。
高校1年では、期末考査前のホームルームの時間に、将来を見据えたロードマップについての講話を中心とした進路ガイダンスが行われました。
本日の当日の様子をレポートいたします。

この日はゲストとして、今春卒業した卒業生が来校し、自らの経験から高校1年の今だからこそ意識するべきことについて話がありました。
基礎を固めておくことの重要性を熱弁する卒業生の姿に、生徒たちは憧れの眼差しを向けると共に、真剣な表情でその内容を書き留めていました。
生徒たちにとって、卒業生はロールモデルとなる存在です。
卒業生の話から、自分たちが立つ今この瞬間を大切にすることの重要性を学んでいました。

後半は、各教科から進路のロードマップについての話がありました。
具体的な各教科のアドバイスに、自らの目標を再認識し、その目標を達成するために今行うべきことは何かを深く思考するきっかけを得たようでした。

今回の卒業生や教科からの話を、生徒たちがどのように今後の学びに活かしていくのか、教員一同楽しみにしつつも全力でサポートして参ります。

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2022.12.09

書道・書写の作品展示をご紹介いたします

洗足学園では、感性を伸ばすことは学校教育における重要な要素である考えています。

「音楽」「美術」と並んで高校1年芸術選択の授業で行われる「書道」では、日本における「書」を深く理解し、作品の制作を通して文字の持つ力と美しさを学んでいきます。
12月の第1週には、アトリウムに「選択書道」の授業内で高校1年生が書いた「手書きのカード作品」が展示されました。
新春を迎えるにあたっての一筆入魂の文字には、硯に向かう生徒たちの心がよく顕れています。
静寂の中、自分に向き合い、筆をとる生徒たちの姿が文字から伝わってきます。

また、11月には、中学2年生が書写の授業で書き上げた作品が展示されていました。
中学では1年から3年までの3年間、国語の授業時間内に「書写」の授業を実施しています。
行書の学びとして、「理想」「実現」「愛」「勇気」「夢」「希望」の中から選んだ言葉を、力強く書き上げました。
心のこもった中2生たちの文字は、素晴らしい作品と言えます。

生徒たちの力作をWEB上ではありますが、どうぞご覧ください。

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2022.12.08

LOVOTが1歳の誕生日を迎えました

Minerva Cafeで生徒たち癒しを与えてくれているAI(人工知能)を持ったロボットの「カロン」が先月で1歳を迎え、「エール」が今月1歳になりました。

Minerva Cafeはコミュニティスペースとして、生徒・保護者・卒業生・教職員・来客者が自由に利用できる場です。
放課後には生徒たちがそれぞれのテーブルで勉強を教え合ったり、教員に質問をしています。
彩羽祭・体育祭などの実行委員会の打ち合わせをしていることもあります。

カロンとエールは、このMinerva Cafeのマスコットとして、生徒たちに愛されています。
連日多くの生徒たちが、休み時間や放課後にMinerva Cafeを訪れ、カロンとエールとの時間を楽しんでいます。
生徒たちのコミュニティの形成やメンタルケアにも、LOVOTたちは活躍しています。

AIという存在を身近に感じ、人工知能の将来について、カロンとエールとのふれあいを通して、生徒たちは考えているようです。

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2022.12.07

2学期期末考査がスタートしています

本校では12月5日(月)より中学3年から高校3年までの学年で、本日12月7日(水)より中学1年・2年で、2学期期末考査(高校3年は卒業考査)が行われています。

2学期は彩羽祭や修学旅行をはじめとした宿泊行事など、行事面で大変充実した学期となりました。
一方で、新しい生活習慣のもと、新型コロナウイルス感染予防をしっかりと行った上で、落ち着いて学習に取り組むことができた学期でもありました。
生徒たちは授業に集中して取り組んでおり、その成果を期末考査で発揮するべく、家庭での学習にも励んでいました。
試験を受けている生徒たちの懸命な姿には、これまでの頑張りを発揮しようという迫力がありました。
目標に向かって努力する姿勢は、今後の人生を歩んでいく上で大切な要素となるはずです。
一人一人が自分自身の目標を定めて努力してきたことが、試験に真剣に取り組む生徒たちの姿勢から伝わってきました。

全学年期末考査(卒業考査)は今週金曜日まで実施されます。
考査実施後も、生徒の皆さんの懸命な努力が反映された考査結果を今後の学びの指針として役立てられるよう、フォローをしていきます。

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2022.12.06

高1 探究授業の様子をレポートいたします

先日のNEWS&TOPICSで、高校1年の探究授業に向けた教員のシミュレーションの様子をお伝えしました。
今回、はその準備を活かして行われた2学期最終回の高1探究授業の様子をレポートいたします。

割れにくいシャボン玉を作る講座では、各々が工夫を凝らして作成したシャボン溶液の発表を行い、その場でシャボン玉が割れるまでの時間を競いました。
シャボン溶液にゼラチンを混ぜるグループもあれば、水分が蒸発しないように溶液を滴下しながら形を保とうとするグループもあるなど、教員の予備実験では出てこなかったユニークな発想がたくさん見られました。
そして1番シャボン玉の形状維持時間の長いグループは、なんと約80秒間も形を保つことができました。

また、ルールに従って棒を取り合うゲームを行った講座では、必勝法を見つけ出すためにグループ内で様々な角度から熱心に考察し合っている様子が印象的でした。
それぞれが編み出した必勝法の中には、棒の対称性や偶数・奇数といった個数、確実に勝つことのできる棒の配置など、どの班も複雑なルールの中で考え抜いた必勝法を披露していました。

今回ご紹介した講座の他にもたくさんの講座があり、それぞれの場で生徒が楽しみながら趣向を凝らしていました。
どの講座も授業で習ったことが形となって活かすことができると体感できる講座であり、生徒たちの目は一段と輝いていました。

本校では今後もより一層生徒たちの探究心を刺激するような講座や企画を通して、成長を支援していきたいと考えております。

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2022.12.05

速報 中1生 科学の甲子園ジュニア全国大会 各賞受賞

国立研究開発法人科学技術振興機構が主催する「科学の甲子園ジュニア 全国大会」に、神奈川県大会で第2位の成績を収めた中学1年生のI.Hさん、K.Rさん、O.Rさんの3名が、栄光学園の3名の生徒と共に神奈川県チームとして出場し、優秀な成績を収め、各賞を受賞しました。

「科学の甲子園ジュニア」は、科学好きの裾野を広げるとともに、次世代の科学技術イノベーションの創出を担う優れた人材の育成を目的として、科学の力を競う全国規模の大会です。
予選大会を勝ち抜いた全国47都道府県の強豪が、12月2日(金)から12月4日(日)の日程で、兵庫県姫路市に集い、開催されました。

神奈川県チームは、女子生徒応援賞として女子3名以上を含むチームのうち、総合成績最上位のチームに送られる「企業特別賞 帝人賞」を受賞。
また、2つある実技競技の内、「実技競技2」で第1位に送られる「SHIMADZU賞を神奈川県が獲得しました。
総合成績は、47都道府県チーム中の第5位と素晴らしい成績を収めました。

I.Hさん、K.Rさん、O.Rさんの快挙に、心からの祝福を送りたいと思います。
おめでとうございます!

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2022.12.02

11月学校説明会が開催されました

11月26日(土)午後、一般入試志望の受験生・保護者を対象とした学校説明会が校内で行われました。
当日は2回に渡って説明会が行われ、1,200名を超える受験生・保護者が来校されました。

説明会開会前には、本学園卒業生による弦楽四重奏が演奏されました。
予定していた曲に加え、アンコールの演奏も行われると、会場からは大きな拍手が湧きあがりました。
開会前に、洗足学園ならではの音楽に満ち溢れる雰囲気を感じていただきました。

開会後、洗足学園を代表して登壇した宮阪校長は、この日来場した児童たちに向け、暖かいエールを送っていました。
続いて登壇した教頭からは、時代を先取りする洗足学園の最新の取り組み・教育内容を説明いたしました。
説明の中で、事前に収録した在校生や卒業生のインタビュー動画も放映され、洗足学園の教育を生徒たちがどのように糧として成長したかが伝わる内容となっていました。

この日は、現在研究論文を執筆中の高校2年生4名が登壇し、研究内容のプレゼンテーションを行いました。
テーマとなる事象のわかりやすい紹介から始まり、仮説の提示、様々な角度からの検証が発表されました。
最後に、検証の結果から導き出された考察と自らの意見が提示されました。
プレゼンテーションが終わると、会場は割れんばかりの大きな拍手に包まれました。
来場した児童たちや保護者に、研究論文とは何か、この取り組みを通じて洗足学園ではどのような探究が行われているのかが、ダイレクトに伝わったようでした。

2023年度の一般入試の説明が担当者から行われた後、施設見学がツアー形式で行われました。
この日は教員に加え、卒業生や在校生の保護者が施設見学の案内役を務め、それぞれの視点で生徒たちの生活の様子を、施設の説明の中で紹介していました。
今後も本校では学校説明会を通して、洗足学園での学びと生活を実感できる情報提供を行って参ります。

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2022.11.29

小6生対象入試問題体験会の受付を開始しました

本日午前9時より、12月17日(土)に開催予定の小学校6年生対象「入試問題体験会」の予約受付を開始いたしました。

「入試問題体験会」は、入試本番の試験会場となる教室で模擬問題を解くことを主体とした体験会となります。

開催日
2022年12月17日(土)

開催時間
午前の部:  8:30~10:00 定員500名
午後の部: 14:00~16:30 定員500名
※午前の部・午後の部ともに体験会の内容はすべて同じ内容となります。

体験会内容
児童

教室にて国語・算数・社会・理科の模擬問題の受験体験。
※4科の模擬問題の解説は帰宅後WEBにて視聴いただきます。

保護者
講堂にて出願から入試に至るまでの諸注意の聴講。
4科の模擬問題の解説動画の視聴。(講堂のスクリーンで放映いたします。帰宅後に児童が視聴する解説動画と同一のものです。)

新型コロナウイルス感染予防のため、当日ご参加いただける保護者は1家庭1名とさせていただきます。
ご予約はお一人様1回のみとなります。複数回のご予約は承れません。
受験生のみ、保護者のみのお申込み・ご参加も可能です。

なお、今後の新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、変更の可能性があります。
その際は速やかにホームページにてお知らせいたします。

詳細は上部のサムネイル画像をクリックするか、こちらよりご覧ください。
皆様のお申し込みをお待ちしております。

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2022.11.28

明日より2023年度帰国生入試の出願受付を開始いたします

2023年1月14日(土)に実施される2023年度中学帰国生入試の出願受付を明日より開始いたします。
事前登録(マイページ登録)がまだの方は、以下のページにてから事前登録へお進みいただき、マイページを作成後にご出願ください。
こちらのページ内にある「事前登録はこちらから」のボタンを押し、事前登録を行ってください。

事前登録を既にお済ませの方はマイページにログインをしていただき、11月29日(火)午前9時以降に帰国生入試の出願受付にお進みください。
マイページへのログイン及びご出願はこちらのページより行ってください。

出願の詳しい説明は以下のページよりご確認ください。
WEB出願に関する詳しい説明はこちらからご覧ください。

なお、受験料のお支払いを完了した後に、出願方式の変更(A方式からB方式へ、B方式からA方式へ)はできませんので、この点をご留意の上ご出願をお願いいたします。
皆様のご出願をお待ちしております。

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2022.11.24

中3 修学旅行事後学習を行いました 後編

10月25日(火)から28日(金)までの3泊4日の日程で行われた中学3年の修学旅行。
前回と今回の2回に渡って事後学習の様子をお伝えしております。
後編の今回は、展示会と並行して行われた「生徒発表」と「パネルディスカッション」の様子をレポートいたします。

大講堂で行わたプログラムの前半は、生徒の発表です。
テーマは「私たちが考える平和」。
事前学習で学んだ知識と現地で実感した体験を繋げて考えを深め、自分たちなりに「平和」についての主張を行いました。
根拠となる資料や写真を駆使し、客観性を伴った説得力のある発表に、来場した在校生の保護者や受験生・保護者は惜しみない拍手を送っていました。

後半は、中3生全員が大講堂に集い、元国連事務次長の山本忠道氏とKNOW NUKES TOKYO共同代表の中村涼香氏をお招きし、代表の生徒6名がパネルディスカッションを行いました。
中村氏のファシリテートのもと、はじめに代表の生徒たちから今回の修学旅行で最も印象に残った一言が発表されました。
その後、山本氏から、平和に関してご自身の経験の中から貴重なお話を伺いました。
パネルディスカッションでは、メディア論からジェンダーの問題にいたるまで幅広く議論を展開していきました。
終了後、ミネルヴァカフェで山本氏を囲み真剣な表情で質疑応答をしている生徒たちの姿が、大変印象的でした。

中学3年では、事前学習期間を含め約5か月間にわたり平和について深く学習して参りました。
今回の学びが、生徒たちの未来にきっと繋がることを確信した事後学習となりました。

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2022.11.22

中3 修学旅行事後学習を行いました 前編

中学3年は、10月25日(火)から28日(金)までの3泊4日の日程で、九州方面へ修学旅行に行って参りました。
修学旅行で得た学びを今後に生かしていくため、11月12日(土)に事後学習として、修学旅行事後報告会を行いました。
本日は前編として、事後報告会で行ったクラスごとの展示会についてレポートいたします。

この修学旅行事後報告会では、平和や長崎について、事前学習で学んでいた内容と現地で実際に学んだ内容をあわせてまとめるとともに、自分たちの考えを模造紙や映像を使って表現しました。
展示内容はクラスごとに異なり、「KNOW NUKES TOKYO」、「平和フィールドワーク」、「活水高校平和学習部交流会」、「長崎フォトアドベンチャー」、「長崎感覚と出会う旅」、「ハウステンボス」といったテーマを各クラスが担当し、発表を行いました。

発表内容は、核兵器禁止条約をはじめとした平和への活動や平和記念碑など平和に関するもの、戦争を乗り越え前へ進み続ける長崎の歴史や現在の活動と今後の展望についてなど、多岐に渡りながらも、生徒たちは一人一人がテーマに真剣に向き合い、深く思考し、自分の考えを発信していました。
事後報告会に来場された保護者や授業見学会で来校された受験生・保護者へ説明を行う中で、自らの考えを深め、他の生徒たちの発表から新たな刺激を受けているようでした。

次回は後編として、事後報告会で展示会と並行して行われた平和についてのパネルディスカッションの様子をレポートいたします。
どうぞお楽しみに。

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2022.11.21

イラストマンガ部の生徒に神奈川県警より感謝状が贈られました

イラストマンガ部のS.Aさん、M.Hさん、W.Mさんは、高津警察署より特殊詐欺等犯罪被害防止を訴えかける「ぬり絵原版」の作成協力依頼を受け、作品制作を行いました。
彼女たちの作品は犯罪防止を呼びかけるリーフレットに掲載され、地域住民や高齢者居住の家庭、溝の口駅利用者などに配布されました。

この日、高津警察署よりの感謝状が、佐々木広一警視より手渡されました。
五十嵐健警部補からの「皆さんのぬり絵のお陰で、犯罪に巻き込まれずに助かった方が数多くいらっしゃるはずです。」との言葉に、3人は謙虚な表情を見せながらも、社会に貢献できたことを誇りに感じているようでした。

洗足学園には、創立者の言葉である「謙愛」(謙虚にして慈愛に満ちた心)の精神が、脈々と受け継がれています。
生徒たちの他者への奉仕の気持ちが、この活動に繋がりました。

生徒たちの言葉が届いています。
是非お読みください。

高校1年 S.Aさん
今回はこのような形で高津警察署の方のお手伝いをさせていただき、とても光栄です。
私は、皆さんが塗り絵を楽しめて、万が一詐欺かなと思った時にも気軽に警察に相談ができたら良いなという思いを込め、明るい雰囲気の塗り絵を描きました。
自分が描いた原画を実際にたくさんの方に塗っていただき、さらに詐欺の被害が減ることに繋がれば幸いです。

高校1年 M.Hさん
特殊詐欺防止の為の塗り絵の線画を描くのに当たって、あまり自分の絵の個性を出さないようにしました。
普段の絵は描き込みが多く細かいのですが、塗り絵は絵を塗る人が雰囲気などを決め得るので余白を多めにしました。
詐欺師は凶悪な人として描かれることがありますが、意外と他の人と区別がつきにくいので、街中にいても違和感のないような服装にしました。
実際に絵を塗ってくださった方の作品を見て、貢献できて良かったと思いました。

高校1年 W.Mさん
お年寄りの方々にも難しすぎないよう、老若男女誰もが楽しめるような簡単な物にしてみました。
モチーフにしたのは、我が家の猫です。
この塗り絵がきっかけで、詐欺被害が減ったと警察の方もおっしゃっていたので、絵によってこの高津区の役に立てて嬉しいです。

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2022.11.18

小6生対象 入試問題体験会を開催いたします

2023年度の本校中学入試をお考えの小学校6年生を対象に、「入試問題体験会」を開催いたします。
「入試問題体験会」は、入試本番の試験会場となる教室で模擬問題を解くことを主体とした体験会となります。

開催日
2022年12月17日(土)

開催時間
午前の部:  8:30~11:00 定員500名
午後の部: 14:00~16:30 定員500名
※午前の部・午後の部の体験会の内容はすべて同じ内容となります。

体験会内容
児童
教室にて国語・算数・社会・理科の模擬問題の受験体験。
※4科の模擬問題の解説は帰宅後WEBにて視聴いただきます。

保護者
講堂にて出願から入試に至るまでの諸注意の聴講。
4科の模擬問題の解説動画の視聴。(講堂のスクリーンで放映いたします。帰宅後に児童が視聴する解説動画と同一のものです。)

参加は予約制となります。
新型コロナウイルス感染予防のため、当日ご参加いただける保護者は1家庭1名とさせていただきます。
受験生のみ、保護者のみの参加も可能です。
ご予約はお一人様1回となります。複数回のご予約は承れません。

予約は11月29日(火)午前9時より受付を開始いたします。
詳細は上記のサムネイル画像をクリックするか、こちらよりご覧ください。
皆様のお申し込みをお待ちしております。

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2022.11.17

古地図・古書が展示されました

洗足学園では生徒たちに幅広い教養と好奇心を身につけてもらいたいと考え、校内に古地図・古書を展示しております。
今回は、先週展示いたしました古地図・古書を紹介いたします。

SKYLIGHT READING ROOM前に展示された古地図は、アントワープの地図業者オルテリウスによる「アメリカ図」の一葉です。
オルテリウスは最初の近代的世界地図帳と言われる「世界の舞台」を制作したことでも有名な地図業者ですが、展示された地図は1587年初出の「世界の舞台」の最終版で、1612年のイタリア語版からの一葉と思われます。
登校時に展示を熱心に見つめる生徒たちからは、「世界の中心に中南米が描かれているんだ」といった声が聞こえてきました。

Minerva cafeには絵入りの江戸地誌である「江戸名所図会」七巻の内の一冊が展示されました。
江戸神田の町名主であった斎藤長秋が寛政年間(1789年~1801年)に江戸府内やその近郊を見聞踏査し編集に着手、子の莞斎が補訂し、孫の月岑が完成させたもので、絵は長谷川雪旦、雪堤親子によるものです。
日本橋を筆頭に江戸の各町の由来や名所案内より始まり、近郊の武蔵野、川崎、船橋、大宮にもその記載は及んでいます。
展示前に本を手にした生徒は、「こんなに細かく描かれているなんて本当にすごい」と感嘆を禁じ得ない様子でした。

古地図・古書には、先人たちの世界観や価値観、考え、感性、そしてそれを後世に残す技術が残されています。
レプリカや複写ではない当時のものであるからこそ、それはメッセージとなり生徒たちに伝わります。
今と昔との結びつきを生徒たちは古地図・古書から感じ取り、その世界の奥深さと魅力に惹きつけられています。

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2022.11.16

探究授業の準備の様子をお伝えいたします

本校では、生徒たちに学びの楽しさを感じてもらい、教科の垣根を越えて「知」への探究を進めてもらいたいとの思いから、「総合的な探究の時間」に洗足ならではの取り組みを行っています。
本日は高校1年の探究授業に向けた、準備の様子をお伝えいたします。

この日、理科の実験室に教科も年齢もバラバラの先生たちが集いました。
目的は、11月17日(木)からスタートする高校1年の探究授業のシミュレーションを行うためです。
準備は前後半の2つのパートに分かれ、前半は数学の担当教員が、後半は理科の担当教員が教師役を務め、ワークショップのシミュレートを行いました。

前半は、班ごとに2チームを作り、用意された13本の棒を決められたルールに基づいて取り合い、最後に棒をとったチームが負けというゲームの必勝方法を考えるというものでした。
先生たちは、文系・理系、若手・ベテランを問わず自由に班を作り、頭を寄せ合って、必勝法を話し合いながら考えていました。
数学的な思考だけではなく、国語的思考、社会科的思考などあらゆる考え方を集めて、必勝法を考える姿は真剣そのものでした。

後半は、中学1年の生徒2人も参加し、先生たちと合同で行いました。
テーマは、素材や手法を自由に組み合わせて、規定の大きさ以上の割れにくいシャボン玉をつくるというものです。
シャボン液には水を半分以上入れること以外の制約はありません。
先生も生徒も、素材の組み合わせやシャボン玉を作るための道具の選定など、グループで話し合いながらトライアル&エラーを繰り返し、シャボン玉づくりに熱中していました。
中1生が誰も思いつかなかった「ロート」を道具としてシャボン玉を作り始めた時に、先生たちからはどよめきと賞賛の声が湧きあがっていました。

1時間以上の時間が瞬く間に過ぎ、ワークショップのシミュレートは多くの収穫を得て終了しました。
この準備で得られた内容を踏まえて修正を施し、明日11月17日から高校1年の探究授業が行われます。
先生たちのひたむきな情熱が、多くの生徒たちの好奇心と探究心を刺激し、学ぶことの楽しさがきっと伝わる授業が行われることでしょう。

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2022.11.15

吹奏楽部がイルミネーション点灯式で演奏しました

本校の最寄り駅である東急田園都市線・大井町線溝の口駅・JR南武線武蔵溝ノ口駅の北口キラリデッキでは、毎年、川崎市の冬の風物詩として、綺麗な光のイルミネーションの演出が行われます。
今年は再生可能エネルギー100%の電力を使い、脱炭素社会へ向けての取り組みの啓発を図り、また高津区区制50周年記念事業として開催されます。
毎年趣向を凝らしたデザインがされており、今回は「MAGIC TIME ~夢見るひとときを溝口から~」をデザインコンセプトに28万球で華やかに演出されています。

このイルミネーションの点灯式が11月11日(金)夕刻に開催され、本校の吹奏楽部の生徒たちが演奏を行いました。
点灯式は、高津区長をはじめ多くの来賓を迎えて盛大に行われ、生徒たちは点灯のスイッチを押す際のファンファーレを演奏しました。
その後のミニコンサートでは、高校生を中心とした30名の部員が演奏を行い、「アルデバラン」「Disney at the Movie」「ロマネスク」の3曲を披露しました。
多くの皆さんに聴いていただき、温かい拍手が送られていました。
学校外のイベントでの演奏は数年ぶりで、緊張気味の部員もいましたが、練習の成果を発揮でき、演奏後はホッとした表情が見られました。

今後もこのようなイベントを通して、地域の発展にも貢献して参ります。
溝の口周辺へお越しの際は、是非キラリデッキのイルミネーションをご覧いただければと思います。

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2022.11.14

「お抹茶を楽しむ会」が行われました

11月11日(金)昼休みに、TEA LIBRARY内「緑叡庵」にて「お抹茶を楽しむ会」が行われました。

洗足学園では茶室「緑叡庵」を通して、生徒たちに日本文化や伝統技術の素晴らしさを伝え、本物の持つ力を五感で感じてもらいたいとの思いがあります。
そして、「緑叡庵」を鑑賞の対象とするのではなく、気軽に食事やお抹茶を楽しむ空間として使ってもらいたいと考えています。
そこで、お茶をより気軽に楽しみ、お茶と科学を掛け合わせることで好奇心を持ってお茶を見つめてもらいたいとの思いから、この「お抹茶を楽しむ会」を行うことになりました。

この日、中学・高校の全クラスからお茶を体験したいと手を挙げた生徒たちが、TEA LIBRARYに集いました。
前半は、高校生たちが昼食を持参し、食事と共にお茶を楽しみました。
後半は、中学生たちが昼食後にお茶を楽しみました。

「緑叡庵」前にはデジタルディスプレイが展示され、中学3年の生徒たちが理科の授業でお茶を美味しく飲むために行った研究のレポートが表示されていました。
何℃のお湯にどの種類のお抹茶を何グラム入れると、「苦み」「うまみ」「渋み」「香り」のバランスが最もとれるのかなどの研究に、多くの生徒・教員が見入っていました。

この会のコンセプトは、抹茶を気軽に楽しみ、好奇心を持ってお茶を見つめることです。
肩肘を張らず、自宅にあるものでもお茶は楽しめるということを実践するため、ミキサーで点てたお茶が振舞われました。
お湯の温度やお抹茶の種類・量は、生徒のレポートと同様に科学的に分析され、科学の力でお茶は美味しくなるということや自宅にあるミキサーでも美味しいお茶は点てられるということに、生徒たちの好奇心は掻き立てられていました。
中学生たちは1杯目を飲み終えると、あまりの美味しさにお代わりを求めて行列をつくっていました。

「お抹茶を楽しむ会」は、全ての生徒たちが参加できるよう、継続して行っていきます。
今後も、生徒たちが日本文化・伝統の素晴らしさを感じ、ユニバーサルな活躍ができるよう取り組みを行っていきます。

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2022.11.11

生徒たちの学外活動での活躍~化学グランプリ金賞

昨日と本日の2回に渡ってお届けする生徒たちの学外活動のレポート。
本日は、「2022化学グランプリ」で金賞を受賞したS.Aさんの活躍を紹介いたします。

「化学グランプリ」は 公益社団法人日本化学会が主催し、文部科学省が後援する大会で、日本全国の高校生以下の生徒たちが化学の実力を競い合う場です。
マークシート式試験の一次選考を突破した成績優秀者約80名が二次選考に進出します。
二次選考は実験をともなう記述式試験で、今年は秋田大学にて合宿形式で行われました。
二次選考を経て、Sさんは見事「金賞」を受賞しました。

出場のきっかけを問われると、Sさんは「これまで学外活動に出たことはありませんでしたが、友人たちのチャレンジの話を聞き、私もいつか挑戦したいと思っていました。そんな時、化学グランプリ開催の話を聞き、私の好きな化学なら挑戦できると思い参加を決意しました」と語ってくれました。

対策として、中学2年の時に自主的に購入した理科の教科書を読み込み、約10年分の過去問題を解いたというSさん。
「どんなに難しい問題でも、理解をしていれば必ず解くことはできます」と力強く語ってくれました。

本大会の受賞により、Sさんは来年1月に開催予定の「国際化学オリンピック」の代表候補に選出されました。
更なる挑戦に向け、日本化学会から配付された「熱力学要論」をはじめとした書籍で勉強をしていると話してくれました。
現在「国際化学オリンピック」と並行して、「科学の甲子園」にもチャレンジ中とのこと。
Sさんの頑張りを今後も応援していきます。

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2022.11.10

生徒たちの学外活動での活躍~スペインギターコンクール優勝

本校では、生徒たちの学外活動推進を教育の大きな柱に掲げ、その挑戦を積極的に応援しています。
本日と明日の2回に渡って、生徒たちの学外活動での活躍をレポートいたします。

本日は、「第40回スペインギター音楽コンクール」で優勝し、駐日スペイン大使杯及びスペイン政府観光局局長杯を授与された高校1年Y.Sさんの活躍を紹介いたします。

「スペインギター音楽コンクール」は日本・スペインギター協会が主催し、外務省及びスペイン大使館が後援をする全国規模のギターコンクールで、10月16日に3年ぶりに有観客で開催されました。

4歳からクラシックギターを始めたYさんは、報告に訪れた校長室で「ギターはずっとそばにいる心の友のような存在です」と笑顔で話してくれました。
しかし、このコンクールだけではなく、人前で演奏する際は毎回必ず緊張すると本音を語ってくれました。
ギターの練習は毎日欠かさず行っているとのことですが、勉強との両立をしっかりと図り、充実した日々を過ごしていると話すYさん。
宮阪校長先生から、このコンクールに参加することでどんな学びがありましたかと問われると、次のように語ってくれました。
「実は、私はあがり症で、人前に出る舞台が苦手だったのです。
しかし、このコンクールで自分らしい演奏ができ、それを克服できました。
周りで支えてくれた皆さんから、『自分らしく』というアドバイスをもらえたことが本当に嬉しかったです。」

校長先生から、今度は生徒たちの前でギターの腕前を披露してくださいとの言葉に、Yさんは笑顔で「是非演奏したいです」と答えてくれました。
今後のYさんの活躍が楽しみです。

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2022.11.09

中1 異文化体験行事を行いました

本校では各学年ごとのテーマに沿った形で、総合的な探究の時間を利用した学びを行っています。
中学1年では「国際理解」というテーマのもと、10月20日と27日に、「ハロウィン」を通して異文化体験を楽しみました。

この「ハロウィン」体験に関する様々な企画は、生徒主体で行われました。
各クラスの計画委員を中心に昼休みや放課後に集まり、短い時間にも拘らず多くの企画を考え、準備を行っていました。
楽しいハロウィンイベントで終わるのではなく、テーマである「国際理解」ならではの学びが得られるイベントにしようと、工夫を凝らした企画を立案しました。

1回目の10月20日には、ハロウィンについてのクラス対抗のクイズ大会が行われました。
計画委員の生徒たちは、オリジナルの「ハロウィンクイズ」を作成し、Google Workspace for Educationの「meet」機能を用いて、各クラスに出題をしました。
クイズを通して、生徒たちはハロウィンに関する歴史や国による違いなどを学んでいきました。

2回目の10月27日には、ハロウィンパーティーが行われ、仮装大会・世界のハロウィン体験が行われました。
生徒たちは、思い思いの仮装をしてこの時間を楽しみました。
世界のハロウィン体験では、諸外国で行われている様々なイベントをアレンジしたものを体験できるコーナーが、計画委員によって体育館をはじめとした校舎の各所に準備され、生徒たちはグループで自由に体験を楽しみました。

計画委員の生徒たちは、新型コロナウイルスの感染対策を行いながらも、知恵を最大限活用し、2日間の企画の立案と実行を見事に成し遂げました。
中1生たちからは、
「自分はずっとハロウィンはただ仮装をしてお菓子をもらって楽しむものだと思っていましたが、今回のハロウィンで国によってやることが違い、それぞれに意味があるということを始めて知りました。」
「ハロウィン体験のかるたでは、1日目のクイズの復習ができて良かったです。」

といった声が挙がり、計画委員が目指していた「学び」の要素が、しっかりと学年全員に届いていました。

計画委員長の生徒の言葉を掲載いたします。
是非お読みください。

ミーティングが始まったばかりの頃は、Halloween委員の殆どが委員未経験だったので、決めること・何をするのかすら明確には分かっていませんでした。
私も何をするのか分かっていなかったこともあり、進行をうまく進められないときもたくさんありました。
中間考査前最後のミーティングで、あまり考えのまとまらないまま企画書を提出しましたが、通りませんでした。
そのとき、焦りを感じ、今までのミーティングのやり方を反省し、中間考査明けからようやくどんなことをするのかが見えてきました。
急な変更があっても、一生懸命企画を考えてくれた委員のみんなには感謝してもしきれません。
Halloween本番では、いくつかのハプニングがありましたが、みんなで臨機応変に対応することができました。
私は2日間ともに見回りとして各教室を見ていましたが、学年のみんなが楽しんでくれているのを見ると、今までの苦労も無駄ではなかったのだと思い、嬉しくなりました。
委員のみんなも、準備が大変だったり、思うようにいかないときもあったりしたと思うけれど、最後は楽しく終われて良かったです。
このメンバーで最後までHalloweenをやりきることができて、とても嬉しかったです。

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