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2023.04.03
洗足学園100周年記念サイトをオープンしました
1924年1月、ひとりの女性が自宅の敷地に小さな学び舎を建てました。
その女性の名前は、前田若尾。
教員室と2部屋の教室のみの校舎には、夢が溢れていました。
創立者の教育への熱い理想と情熱を受け継ぎ、学び舎は成長を続けます。
今や幼稚園から大学院まで5,000名を超える園児・児童・生徒・学生が学ぶ学園に発展した洗足学園。
未来に向かっての挑戦は、これからも続いていきます。
洗足学園は、2024年で100周年を迎えます。
来る100周年を記念して「100周年記念サイト」が4月3日にオープンしました。
是非、ご覧いただければと思います。
100周年記念サイトはこちらからどうぞ。
(上部の画像をクリックしていただいても、100周年記念サイトをご覧いただけます。)
2023.03.31
ジャパンメトロポリタン模擬国連大会レポート 後編
昨日に引き続き、本日も洗足学園模擬国連同好会主催「ジャパンメトロポリタン模擬国連大会」(JMMUN)の様子をレポートいたします。
大講堂でのオープニングに続き開催された5つの委員会。
初めて模擬国連に参加する学校の生徒たちにも、模擬国連の楽しさを感じてもらえるよう初心者クラスも設け、中級者クラス、上級者クラスと3つのレベルを委員会に設定しました。
どの委員会も世界に跨る国際問題がテーマとなります。
Advanced I (上級1)
議題:Developing a Cohesive System to Promote Gender Parity(男女平等を推進する制度開発)
Intermediate I (中級1)
議題:Abolishing Modern Slavery(現代奴隷制の撤廃)
Intermediate II (中級2)
議題:Reevaluating Energy Sources(エネルギー源の見直し)
Beginner I (初級1)
議題:Securing Access to Healthcare in Conflict Areas(紛争地における医療アクセスの確保)
Beginner II (初級2)
議題:Preventing Deforestation Caused by Human Activities(人間活動による森林破壊の防止)
参加生徒たちは2日間のプログラムで、白熱した議論を行いました。
本校模擬国連同好会の生徒たちは、各委員会の議長としてファシリテートしながら、参加者が合意できる決議案の採択に全力を尽くしていました。
運営を行った本校の生徒たちも、参加した国内及び世界各国の生徒たちも、実りの多い2日間でした。
2日間の様子を詳細にレポートした模擬国連同好会広報チーム作成の「JMMUN TIMES」を掲載いたします。
是非こちらからご覧ください。
2023.03.30
ジャパンメトロポリタン模擬国連大会レポート 前編
今年度で8回目を迎える洗足学園模擬国連同好会主催「ジャパンメトロポリタン模擬国連大会」(JMMUN)が、2023年3月25日(土)26日(日)に開催されました。
本年度は、本校校舎内で行われる対面(BeginnerとIntermediate)とオンライン(Advanced)のハイブリッド型で開催されました。
国内・海外から51校、345名が参加しました。
海外からの参加は、14か国となり、JMMUNが国際大会としての規模を誇る模擬国連大会であることを示しています。
今回のメインテーマは「Renaissance」。
初日は開会式のあと、会議と昼食をはさみ、基調講演が行われました。
基調講演では、河村能楽堂の河村純子氏にお越しいただき、お話しいただきました。
河村先生は、一歩を踏み出すことが如何に重要か、挑戦をすることが如何に尊いかを語られました。
650年以上も「能」という文化が存続しているのは、当時の人々と現在生きている我々に共通した感情があり、その感情を表現することを大切にしてきたからであると力説されました。
講演後、参加者たちは「文化を守る意義は何か」「能が日本人にどのような影響を及ぼしているか」などの積極的な質疑を行い、日本の文化に対する理解を深めていました。
大講堂でのオープニングに引き続き、5つの国際問題をテーマにした委員会が開催されました。
明日は後編として、各委員会の様子をご紹介いたします。
どうぞお楽しみに!
2023.03.29
中1 気象キャスターによる講演会を行いました
中学1年で、NHKラジオ第1「マイあさ!」(土日祝)で気象情報を担当されている気象予報士の黒木愛子氏による講演会が行われました。
タイトルは「気象キャスターが伝える天気予報の裏側」です。
講演では、以下の3つのテーマについてお話しいただきました。
・天気予報の豆知識
・天気予報ができるまで
・気象キャスターの仕事
生徒たちは、地学の授業で学んできた「気象」と実社会との繋がりを感じることができたようです。
さらには、「人前で話すときに大切なこと」、「将来について」など、自らのキャリアについて考えるヒントを得たようでした。
講演後の質疑応答での積極的な質問の姿勢が、生徒たちの関心の高さを表していました。
生徒たちの感想を紹介いたします。
「たくさんの仕事は私たちが今学んでいることの延長線上にあり、今の学びは私たちの将来の選択肢を広げる手段だと、改めて実感させられた。これからの学びのモチベーションに繋がるので、知ることができてよかった。」
「お話から、ただ天気のことだけではなく、相手に分かりやすく伝えることの大切さに気付くことができた。聞く人のことを考えてこれから発表などしていきたいと感じた。」
「今回の講演会で、将来の仕事についてのイメージを膨らませることができてよかった。」
「黒木さんが気象キャスターになりたいと思ったきっかけが、災害の被害を減らしたいと思ったからだと聞いて、私も誰かの役に立てるようなやりがいのある仕事をできたらいいなと思った。」
「黒木さんがおっしゃった『今を知ることは未来を知ることに繋がる』という言葉が、一番心に残った。これは『今やっていることが未来に繋がる』と同じ意味で捉えられ、『今』を過ごしていることの大切さを学ぶことができた。今の学習も、経験もすべて大切にして未来に活かしていきたい。」
2023.03.28
教員研修2日目の様子をお伝えします
昨日に引き続き、本日行われた教員研修2日目の様子を紹介いたします。
この日は、教務に関する研修の後、生徒への心とからだの支援に関する研修が行われました。
思春期を迎え、心もからだも大きく変化する中学高校時代に、生徒たちの成長を支え導く教員が、情報を共有し、一丸となって支援していくことは、欠かすことができません。
研修でもグループに分かれ、各教員の経験を共有し、共に考えていきました。
生徒から発せられるほんの小さなサインも見落とすことなくキャッチし、心に寄り添い、導いていくことの大切さへの理解を深めていきました。
午後は、はじめに洗足学園の海外留学・語学研修に関する研修が行われました。
本校では、生徒全員が国際人としての資質を養っていけるよう、その教育に力を注いでいます。
その一翼を担うプログラムが、希望者は誰でも参加できる海外留学、語学研修です。
留学・語学研修のプログラムを国際交流を担当している教員が導き手となり、生徒たちにとって充実したプログラムとは何かを、全教員で考えていきました。
後半は、「学年」の視点から新年度の取り組みに関して、ディスカッションを行いました。
生徒たちのリテラシー能力・コンピテンシー能力をどのように伸ばしていくか、生徒たちの成長に向けてどのようにアプローチを行っていくか、各学年とも白熱した話し合いが行われました。
そして、各学年の話し合いの中で導き出された新年度の取り組みを、全体会で共有していきました。
本校では、こうした教員間の徹底した情報と認識の共有を通して、建学の精神という「不易」に、社会の変化に応じた「流行」を組み合わせ、常に新しい教育を実践していきます。
2日間の研修を通じて、エネルギーに溢れる先生たちの取り組みから、今よりもっと良い教育をという意気込みが感じられました。
新年度も、洗足学園の教育は進化していきます。
2023.03.27
教員研修が始まりました
新年度の準備が着々と進む中、本日と明日の2日間にわたって、本校では教員研修が行われています。
洗足学園では生徒たちにクオリティの高い最新の教育を提供できるよう、教員が常にアンテナを張り巡らし、互いにコミュニケーションを取り合いあいながら、教育プログラムを構築しています。
27日は、各学年の年間総括の後、1日を通して教科に分かれ、教科研修を行いました。
新たな学習指導要領のもと、洗足学園では各教科独自のカリキュラムを組んで授業を行っています。
しかし、一度策定したものをそのまま続けるのではなく、常にブラッシュアップを行い、より良いものを目指していくのが洗足学園です。
この日も生徒たちの学力向上を目指して、教科教授、カリキュラム、自己評価など多岐に渡るテーマで先生たちは研鑽を行っていました。
参加する教員一人一人が積極的に発言し、対話を行っていくグループワークショップ形式で研修は進行していきました。
教員が自分の目の前にある課題のみではなく、大きな視野で教科を見つめ、これからの社会に必要な力とは何かを的確に捉えることで、生徒たちにより発展的な教育を提供できるようになります。
洗足学園では日々変化する社会に対応した教育を行うべく、教員も立ち止まることなく研修を通じで研鑽を行っています。
明日は教員研修2日目の様子をお届けいたします。
2023.03.24
スリーエムジャパン宮崎裕子社長によるキャリア講演会を行いました
3月17日(金)に中学3年では、スリーエムジャパン株式会社をはじめ3Mジャパングループ各社の代表取締役社長を務められている宮崎裕子氏を講師としてお招きし(以下宮崎先生)、キャリア講演会を開催いたしました。
本校では、「答えのない時代」を生きる生徒たちに、自分の人生をデザインできる力を身に着け、自分らしい生き方ができるように教育を行っています。
今回ご講演をいただいた宮崎先生は、海外でも活躍された弁護士から外資系企業幹部を経て、2021年より現職に就かれました。
「今日は、皆さんの可能性を広げるために来ました」という言葉から講演はスタートしました。
はじめに、ご自身のキャリアである弁護士としての仕事、現在務めている社長としての仕事を紹介しながら、仕事や会社の意義について語られました。
そして、生徒たちに「『今日は何のために自分は過ごすのか』を考えることが重要です」とアドバイスを送られました。
次に、ご自身の中高生時代、大学時代、アメリカ留学時代、弁護士時代を振り返りながら、各時代で学んできたことをお話しされました。
法律の道を志し法律学科へ進学した際、法律の視点から物事を見ると、世界の見え方が変わったこと。
アメリカで現地の法律を学ぶことで、これまでとは異なる価値観を学べたこと。
企業で各国の弁護士と知り合い、繋がることの楽しさを知ることができたこと。
「年齢・性別に関わらず、誰でも成長はできる」「常に成長ができるという気持ちを忘れない」という宮崎先生の言葉を、生徒たちは真剣な表情で胸に刻んでいました。
自分がワクワクと楽しく仕事をすることで成長し、その成長しようとする気持ちは周りにも影響し合うと語られた宮崎先生。
最後に3つのメッセージを生徒たちに贈られました。
「好きなことをおもいっきりやる」
「失敗を恐れずチャレンジをし、チャンスを活かす」
「他人との繋がりを大切にする」
3つのメッセージを受け止め、これからの生き方に活かしていこうという決意が、講演を聴く生徒たちの表情に表れていました。
質疑応答では、生徒たちからの積極的な質問に丁寧に答える宮崎先生と、キラキラとした表情でその答えを受け止める生徒の姿が大変印象的でした。
本校では生徒たちに様々な出会いの場や挑戦の機会を設けています。
今回の宮崎先生との出会いで、生徒たちは自分の人生を新たな視点で見つめるきっかけを得たようでした
2023.03.23
吹奏楽部が第30回定期演奏会を開催いたします
春休みに入り、生徒たちは各部の春の公演、通称「春フェス」に向けた準備を行っております。
本日は3月29日(水)に開催を予定している吹奏楽部の定期演奏会についてお伝えいたします。
本年度も、吹奏楽部の定期演奏会は洗足学園前田ホールで行われます。
一流の音楽環境で演奏できるのも、洗足学園の魅力の一つです。
来場した方に楽しんでもらおうと、演奏に合わせた演出や身体全体で音楽を表現する演出に、生徒たちが工夫を凝らすのも吹奏楽部ならではです。
部員たちの奏でる素晴らしい音色に、誰もが時を忘れて感動してもらえるよう、部員たちは頑張っています。
受験生・保護者の皆様もご来場いただけます。
お誘い合わせの上、是非お越しいただければと思います。
日時:3月29日(水) 14:30開場 15:00開演
場所:洗足学園 前田ホール
入場料:無料
問い合わせ先:044-856-2777(吹奏楽部顧問 香川・飯田)
※入場には整理券が必要です。こちらのお知らせをプリントアウトしてご持参いただくか、スマートフォンなどの画面上に表示して受付でご提示ください。
※ホール内ではマスクの着用をお願いいたします。
※曲目などの詳細は、こちらのPDFファイルをご覧ください。
生徒たちの自治活動は本校の教育の大きな柱の一つです。
仲間たちと協力し合い、目標に向かって共に努力する経験は、将来の大きな力になります。
洗足学園は生徒たちの頑張りを見守り、応援していきます。
2023.03.22
中学卒業証書授与式・3学期終業式が行われました 後編
一昨日に引き続き、本日は3学期終業式・中学卒業証書授与式の様子をお伝えいたします。
3学期終業式では、学外活動参加者による報告後、舞台には生徒会長の高校2年齊藤さんが登壇しました。
生徒会長として登壇する最後の場となる終業式で、齊藤さんは2つのメッセージを生徒たちに送りました。
1つ目は自らの座右の銘です。
それは「嫌いなものや人がいても、『嫌い』という表現方法でそれを愛している」という言葉です。
「嫌い」とは、気になり、関心を持っているからこそ生まれる感情であると齊藤さんは語ります。
その感情を、「嫌い」から「良いところを探す」に転換して接してみてはどうかと齊藤さんは生徒たちに訴えました。
2つ目は、先日NHKの番組収録で齊藤さんが対談したサッカー日本代表監督の森保一さんの言葉です。
「少数派の意見を拒否したり無視したりするのではなく、思いやりを持って受け入れる」
齊藤さんは、この言葉を引用し、多様性と価値観の尊重を生徒たちに伝えてくれました。
最後の言葉を贈る生徒会長に、生徒たちは真剣な眼差しを向け、その言葉を胸に刻み込んでいるようでした。
高校2年生・1年生・中学1年生たちと入れ替わり、その後大講堂では中学3年生の保護者と中学2年生が参列し、中学卒業証書授与式が執り行われました。
厳かなピアノの伴奏による校歌斉唱から式は開始されました。
担任の先生の呼名に中3生たちは、気持ちを込めて「はい」と返事をし、一人一人宮阪校長先生より壇上で卒業証書を受け取りました。
胸を張って登壇する中3生の姿には、これまでの充実した学園生活を更に高校で飛躍させようという決意が溢れていました。
この1年、生徒たちは学びを止めず懸命に努力してきました。
この努力と今年度の経験は4月から始まる新たな学年で、必ず生徒たちの力になるはずです。
困難な局面でこそ、それを打開するための新しい取り組みが生まれてきます。
学校として今後も生徒たちの成長のために、改革を止めることなく全力を尽くしていきます。
2023.03.20
中学卒業証書授与式・3学期終業式が行われました 前編
3月20日(月)、本校では3学期の終業式、中学卒業証書授与式を行いました。
本日は、前編として3学期終業式の前半の様子をお伝えいたします。
これまで始業式・終業式は会場となる大講堂と教室をオンラインでつなぐ形式で行っていましたが、本日は高校2年生・1年生・中学1年生の部と中学3年生・2年生の部の2部に分け、3年ぶりに全生徒が対面で式に臨みました。
終業式では、はじめに校長先生からのお話がありました。
宮阪校長先生は、「感動」をキーワードにお話をされました。
「感動」こそが、あらゆる事物の源となることを、ある数学者の「数学の研究は論理以上に『情緒』が大切である」という言葉や、ワールドベースボールクラシックでの選手たちの全力を尽くしている姿などを挙げて、語られました。
何気ない日常の中に「感動」はあり、洗足学園での日々の生活や活動の中に「感動」はあると言葉を続け、MinervaCafeに掲げられた洗足学園中高の新しい教育姿勢を表す標語「Let’s」(詳しくはこちらをご覧ください)を新たな年度へのエールとして、生徒たちに送られました。
続いて、表彰式が行われました。
校内で行われた「読書感想文コンクール」の受賞者、学外活動で活躍した「科学の甲子園ジュニア」、「ハーバードエッセイコンテスト」での受賞者が表彰されました。
校長先生の「おめでとうございます!」という言葉に嬉しそうな表情を見せ、誇らしげに賞状を受け取る生徒たちの姿が大変印象的でした。
また、「Harvard Prize Book」の授与にあたっては、本校を2016年に卒業し、ハーバード大学へ進学・卒業した古川あかりさんのビデオメッセージが上映されました。
卒業生の古川さんのメッセージに、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
古川さんのビデオメッセージ上映後、「アスペン ジュニアセミナー」参加者及び「STANFORD E-JAPAN」参加者が登壇し、学外活動報告が行われました。
両発表共に、参加した学外活動の概要説明から、体験内容の報告、活動の中で得た収穫に至るまで、詳細なプレゼンテーションが行われていました。
学外活動が学内で培った力を試す場となり、そこで得た経験を学内での学びに生かしている生徒たちの報告に、聴講する生徒たちの目は輝いていました。
明日は祝日のため、NEWS&TOPICSはお休みいたします。
次回3月22日(水)のNEWS&TOPICSは、後編として3学期終業式後半の様子と中学卒業証書授与式の様子をレポートいたします。
どうぞお楽しみに!
2023.03.17
中1 スポーツ大会を開催しました
中学1年では3月10日(金)にスポーツ大会を開催しました。
早朝の雨も止み、スポーツ日和となったこの日、グラウンドにてドッジボール競技を実施しました。
今回のスポーツ大会は、中学1年体育委員の生徒たちが中心となって、種目決めやルール設定、応援賞の基準や当日の進行予定などを、これまで昼休みや放課後の時間を利用して協議を重ね、準備を行ってきました。
当日は、クラスメイトたちに的確な指示を出し、見事な進行を見せてくれました。
1か月後には、新中1生の先輩となる生徒たちの活躍が、今から楽しみです。
今回のスポーツ大会を成功へと導いてくれた体育委員学年リーダーの生徒の言葉を紹介します。
私は、もともと体育などの体を動かすことが好きで、スポーツを通じて学年を盛り上げたいという思いから体育委員となり、今回のスポーツ大会を運営することになりました。
準備中は、部活動の時間が重なり、皆が集まることが難しい時があったため、体育委員のメンバーがそれぞれの分担を持って準備を進め、オンラインで会議をしました。
スポーツ大会の直前期には、そこに先生方も加わりました。
雨天時のスケジュールを考えたりと、直前は考えることがとても多く、一日に3時間以上話し合うことがあったので、体力勝負であり、とても大変でした。
そして迎えたスポーツ大会のドッジボール本番。
ボールを投げて活躍したり、ボールが体に当たらないように逃げ回ったり、クラスメイトを応援し拍手を送ったりと楽しんでいる皆の姿を見ていると、今まで準備を頑張ってきてよかったと感じました。
自分たちが何時間もかけてきたことが、みんなの笑顔や喜びに変化したことで、やりがいをとても感じ、委員長になれてよかったと感じました。
今回のスポーツ大会を無事運営することができたのは、先生方や副委員長を始めとする体育委員のみんな、そしてスポーツ大会に参加してくれた中学1年生全員の協力があってこそだと思います。
残り一ヶ月もしないうちに私達は中学2年生となり、クラス替えを控えています。
これからの5年間も今のこのメンバーで学校生活を送っていきます。
越えづらい壁があっても、今日のようにみんなで協力し合っていけたらと思っております。
本当にありがとうございました!
2023.03.16
全校生徒参加の体育祭準備が行われました
先日のNEWS&TOPICSで、体育祭実行委員の生徒たちの体育祭に向けた準備の様子をお伝えいたしましたが、いよいよ全校生徒で取り組む準備が3月14日(火)に行われました。
全校放送で体育祭実行委員長の生徒より語られる話を、生徒たちは教室で真剣な表情で聞いていました。
各教室では、事前に実行委員会の生徒が作成した競技の説明動画が放映されました。
実行委員の生徒たちの工夫が光る取り組みと言えます。
その後、各色ごとの集合場所に移動し、応援団の仕切りのもと、作戦会議等が行われました。
洗足学園の体育祭の特徴は生まれ月により所属する色が決まり、6年間同じ色で体育祭に参加します。
これにより縦のつながりが生まれます。
高校生は中学生を導き、中学生は憧れの眼差しで高校生の背中を見つめます。
この日も係の生徒たちが全てを仕切り、進行を行っていました。
本校では生徒の自治活動も教育の大きな柱の一つであると考えています。
実行委員の生徒たちが中心となり、試行錯誤しながらも安全で充実した体育祭を目指し、当日に向けて一歩一歩前進しています。
2023.03.15
高校卒業式が行われました
2023年3月15日(水)、洗足学園高等学校第75回卒業式が挙行されました。
澄み渡る青空のもと、春を実感できる暖かな気候の中、229名の卒業生が学び舎を巣立っていきました。
式場である前田ホール前に晴れやかな表情で並んだ卒業生たち。
高らかにファンファーレが鳴り響き、重厚な扉が開きました。
卒業生たちは保護者の温かい拍手に迎えられ、気品に満ちた姿でホールに入場しました。
開会の宣言に続き、洗足学園中高フィルハーモニー管弦楽団の伴奏による国歌、校歌の斉唱が行われました。
担任の先生の気持ちの込められた呼名が行われ、各クラスの代表者に宮阪校長先生より、卒業証書が授与されました。
卒業証書には、学園に咲く様々な花が校章の周りと証書のフレームにあしらわれ、本校校舎2階アトリウムにその像が設置された女神ミネルヴァとその手から飛び立つフクロウがシンボルマークとしてデザインされています。
6年間の生徒たちの学びの証として、卒業証書はいつまでも輝き続けるでしょう。
表彰では、女神ミネルヴァの名前を冠し高校生活の中で成績・人物ともに優れた生徒に授与されるミネルヴァ賞が、選出された生徒に授与されました。
副賞として、ミネルヴァ像の作者である日本を代表する具象彫刻家奥村信之先生の手によるレリーフが授与されました。
校長先生の言葉、在校生代表による送辞に続き、卒業生代表による答辞が読み上げられました。
6年間の歩んだ道のりのどれもが、かけがえのない経験であり、自分たちの成長の軌跡であるということがその言葉からひしひしと伝わってきました。
また、自分たちを支えてくれた保護者・教員への心からの感謝の言葉が述べられました。
その場にいる誰もが、その言葉を万感胸に迫る思いで聴き入っていました。
卒業記念品の贈呈後、洗足学園中高フィルハーモニー管弦楽団によるお祝いの演奏が行われました。
この日のために在校生たちは一生懸命練習を重ねてきました。
在校生の渾身の演奏に、卒業生たちは心を打たれていました。
本年度は、昨年度まで見合わせていた卒業生による「仰げば尊し」の歌唱がありました。
6年間の感謝の気持ちを込めて恩師に送る卒業生の透き通った歌声が担任たちの胸に響くと、その目からは光るものが零れ落ちていました。
パイプオルガンによる「蛍の光」が演奏される中、参列した教員・保護者の温かな拍手に送られ、卒業生は式場を後にし、学年ホームルームとクラス担任による高校生活最後のクラスホームルームに臨みました。
卒業生の皆さんの新たなる門出を、6年間のすべての思いを込めてお祝いいたします。
ご卒業、おめでとうございます!
2023.03.14
生徒会役員選挙・立会演説会が行われました
3月14日(火)、先月行われた生徒会会長・副会長選挙に引き続き、生徒会役員選挙が実施されました。
生徒会役員は生徒会長・副会長の指示のもと、実際に生徒会運営の実務を担う幹部たちです。
先日の会長・副会長選挙とは異なり中学1年生(来年度新中学2年生)からの立候補もありました。
はじめに現生徒会長の齊藤さんより、生徒会役員の役割の説明と「チームワークの大切さ」の話がありました。
候補者たちはそれぞれの生徒会への想いを語り、公約を打ち出し、投票を行う中学1年生から高校2年生までの生徒たちに自らの主張を語りました。
会場となる大講堂と教室をオンラインでつないでの立会演説会ですが、教室の生徒たちは手元のChromebookに表示された候補者たちの公約やアピールを見ながら、演説に真剣に耳を傾け、演説が終わると大きな拍手を送っていました。
生徒自治活動は洗足学園の教育の大きな柱の一つです。
今回の立候補したすべての生徒たちが、学園のリーダーとして活躍してくれることと思います。
2023.03.13
中2 「発明」レポートへの取り組みを紹介します
前回のNEWS&TOPICSでは、洗足学園の探究活動の集大成とも言える高校2年の「研究論文発表会」の様子をお伝えしました。
探究活動への取り組みは、中学生たちも負けてはいません。
本日は、中学2年生たちが取り組みました「『発明』レポート」を紹介いたします。
中学2年生たちは、冬休みに「探究」の課題として、「世の中の発明に一押しポイントを発見!」というテーマで、レポートを執筆しました。
自分が興味のある身近な発明に、「みんなは気が付いていないけれど、自分だけが気付いた良さ」を見つけるという内容です。
各クラスでの発表後、選ばれたクラス代表14名が学年発表を行いました。
最優秀賞に輝いたレポートは、「推し」をテーマに、オタク文化を経済効果の観点から調べたもので、身近で興味のあるテーマの意外な側面に、多くの生徒が驚きと興味を感じたようです。
<最優秀賞>
F.Sさん『推しが尊いっ!』
<優秀賞>
Y.Rさん『クリスマスの裏側』
K.Sさん『VARでサッカーをより楽しく!』
G.Mさん『バルビゾン派の魅力』
T.Yさん 『2000年前から自動だった? 自動販売機』
N.Mさん『スペードのエースだけデザインが派手なのはなぜか』
N.Mさん『若者言葉について』
S.Wさん『オルゴールは一つの「楽器」』
H.Cさん『顕微鏡を覗いてみよう』
M.Rさん『アウトドア界の大革命!!快適安全素材GORE-TEXってなに??』
K.Nさん『メイド服に迫る』
F.Mさん『飛行機の構造と歴史』
K.Mさん『マスクってすごい』
N.Tさん『トイレのおもてなし』
中学2年でのこの取り組みが、1年後の中学3年研究論文、3年後の高校2年研究論文の執筆・発表へと繋がっていきます。
本校では、世界の様々な事象に興味関心を持ち、当たり前を当たり前と思わず、立ち止まって考えることの大切さを生徒たちが実感できる取り組みを、今後も継続していきます。
2023.03.10
高2 研究論文発表会レポート 後編
昨日に引き続き、本日のNEWS&TOPICSでは、高校2年研究論文発表会の様子をお伝えいたします。
大講堂でのプレゼンテーション形式の論文発表の一方で、体育館及び教室では、高校2年生全生徒によるポスターセッションが行われました。
ポスターセッションに臨む生徒たちは、各自が執筆した研究論文の内容をまとめたポスターを掲示し、そのポスターを見て質問を投げかけてくる来場者に説明を行います。
各自が掲示するポスターは、研究の要点が凝縮されていながらも、図や表を駆使し、見る者にわかりやすく内容を伝える工夫がなされていました。
これまで、クラス内で編成した疑似テーマグループ内で、ポスターをお互いに見て意見を出し合い、修正を重ねてこの日を迎えたその成果が、遺憾なく発揮されていました。
専門家の先生方、中3生、高1生、保護者、教員からの鋭い質問にも、丁寧かつ的確に、身振りを交えて答えている高2生の姿が大変印象的でした。
大講堂での発表やポスターセッションに臨む全ての高校2年生たちからは、これまで行ってきた探究活動の実りが伝わってきました。
あくなき好奇心と探究心は、生徒たちの未来の財産になります。
洗足学園では、探究活動の充実に向けて、今後も積極的に取り組みを続けていきます。
2023.03.09
高2 研究論文発表会レポート 前編
本校では、探究活動を教育の大きな柱の一つと位置付け、様々な取り組みを行っています。
先日NEWS&TOPICSで中学3年版の研究論文発表会の様子をお伝えしましたが、高校2年生たちは中3での研究論文を更に発展させ、探究活動の総まとめとして高校2年で再度研究論文の執筆を行います。
具体的には「社会のつながり」を視野に入れ、社会を意識した内容として取り組んでいきます。
本日、高校2年生たちが各自完成させた研究論文を、大講堂でのプレゼンテーションと各教室でのポスターセッションの2つの形式で発表しました。
中学3年生、高校1年生たち、保護者、教員が聴講者として、大講堂でのプレゼンテーションを聴講し、各教室を巡ってポスターとしてまとめられた研究内容に質問を投げかけていきます。
大講堂で発表を行った9名(6グループ)の高校2年生のテーマは実に多彩です。
各自が制作したパワーポイントを使用しながら、堂々とプレゼンテーションを行っていました。
聴講する高1生、中3生もメモを取りながら真剣な表情で耳を傾けていました。
また、質疑応答の時間には先輩たちに臆することなく鋭い質問を投げかけていました。
今年は、東北大学大学院理学研究科大気海洋変動観測研究センター教授の安中さやか先生、洗足学園音楽大学教授の木下淳雄先生をはじめとした各分野の専門家にご来校いただき、生徒たちの発表をお聞きいただいた上で、講評を行っていただきました。
6グループの発表した論文のタイトルは以下の通りです。
「温泉地に若年層の観光客を増やすにはどうすれば良いか」
「牛乳の廃棄量を削減するために」
「ニュートンの冷却法則によるお湯の温度変化」
「ゆとり世代における若者批判の特徴と原因」
「四分音で広がる音楽の可能性」
「放置竹林問題解決のための竹のセルロースを用いたジャイアントパンダ関連製品作成」
大講堂での発表後、プレゼンテーションを行った生徒たちは、専門家の方々との意見交換を積極的に行っていました。
明日は、後編としてポスターセッションの様子をレポートいたします。
どうぞ、お楽しみに!
2023.03.08
「交渉」ガイダンスに生徒たちが臨みました
今年度初めての取り組みとして、中学3年の生徒たちが「中・高等学校交渉コンペティション」に挑戦します。
多発する紛争の解決や社会の中で求められる合意形成のための手段として、近年アメリカ合衆国のロー・スクールでも必修とされ注目を集めている「交渉」のスキル。
この大会では、実際の社会問題について、2つの立場から交渉を通じて競い合います。
本校では大会に先だって、3月6日の放課後に埼玉大学教育学部の小貫篤准教授をお招きして、「『交渉』について」というタイトルでガイダンスを実施しました。
ガイダンスは、「1つのケーキを2人でどう分けるか?」というテーマから始まりました。
テーマに対して生徒たちからは、様々な視点からの案が出されました。
小貫准教授からは、ケーキの分け方による交渉スキルについての説明があり、「交渉とは何か」という大会で競っていくための根幹となる考え方について、レクチャーが行われました。
ガイダンスの後半では、大会本番の交渉テーマについて、チームに分かれて作戦会議が行われました。
どのチームも、自分たちの立場から譲れない主張を通すため、交渉の事前準備に熱心に取り組んでいました。
大会は3月19日に都立日比谷高等学校で実施され、中学3年の生徒19名が参加予定です。
洗足学園は、全力で頑張る生徒たちを応援していきます。
2023.03.07
生徒会が雛飾りの収納を行いました
2月13日よりMinervaCafeで、生徒や来校者の目を楽しませてきた「雛飾り」。
桃の節句の3月3日を迎え、今年の展示期間を終えたこの日、生徒会の生徒たちがMinervaCafeに集い、雛人形・雛飾りの収納を行いました。
生徒たちは人形や道具に感謝の気持ちを持ちながら、丁寧に包み、収納箱に収めていきました。
人形に健康や幸せを願うのは、日本人の持つ情緒あふれる文化の現れです。
生徒たちの気持ちを込めた動きの一つ一つに、日本文化への深い理解を感じ取ることができました。
一人の生徒から「来年は私たちで飾りつけをしたいね」という言葉がありました。
素晴らしい伝統を受け継ぎ、未来へ繋ぐ精神が生徒たちの心に芽生えた雛祭りとなりました。
2023.03.03
洗足流「対話」活動への取り組みを紹介いたします
洗足学園では曖昧で不確実な時代を生き抜く力の育成を目指し、日々教育活動を行っています。
その中でも、各学年の総合的な探究の時間で取り組む「探究活動」と「対話」は洗足ならではの取り組みと言えます。
本日は中学3年最後のホームルームで行われた「対話」の様子を紹介いたします。
今年度の中学3年の学年目標は「知る」でした。
行事や日々の活動など、数えきれない経験を通して、自分の強みを「知り」、興味・関心のあることがらについて「知りたい」という好奇心を高めてきました。
今回は「大人と子どもの違いは何か」「ステキな大人とは?」という2つのテーマで対話を行い、「子ども」という視点から自分自身を振り返りました。
法律や性格など、さまざまな観点から違いを述べ、自分の理想とする大人を想像してキーワードを挙げるなど、興味深い対話を行っていました。
そして「対話」への取り組みの後、中3生たちは「タイムカプセル」の制作を行いました。
3年後、成人となり高校を卒業する自分に向けて、手紙を執筆しました。
将来の自分に向けて、黙々とペンを走らせる様子が大変印象的でした。
これからも洗足学園では生徒たちの「考える力」を育成し、幸福な自己実現をサポートしていきます。