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2021.08.20
J1 Summer English Programを行っています
本校では昨日(8月19日)と本日(8月20日)の2日間、中学1年の希望者を対象に「J1 Summer English Program」を開催しています。
「J1 Summer English Program」は、Zoomを使用したオンラインでの英語学習及び国際交流プログラムです。
様々な国 (ジャマイカ、オーストラリア、フィリピン、アメリカ合衆国)出身の講師たちがレッスンを担当します。
また、プログラム後半ではニュージーランドにバーチャルでホームステイを行います。
2日間のプログラムは以下の通りです。
<1日目>講師の出身国の異文化理解および英語レッスン、自己紹介、バーチャルホームステイ準備
<2日目>バーチャルホームステイinニュージーランド、リスニング&発音練習、振り返り
以前は対面で実施をしていましたが、今年度はオンラインで開催することとした今回のプログラム。
オンラインということを生かし、日本にいながらにしてホームステイ体験や異文化交流ができます。
英語のレッスンだけではなく、オンラインを利用した異文化理解・国際交流は、中1生たちにとって大変新鮮な体験となりました。
画面越しではありますが、キラキラと目を輝かせて一生懸命コミュニケーションを取ろうとしている生徒たちの姿が大変印象的でした。
本校では、生徒たちのかけがえのない中高6年間に、将来の糧となる機会を積極的に提供していきます。
2021.08.19
1学期を振り返って~中2 「株式会社をつくろう!」
1学期を振り返って、生徒たちの学びの軌跡を紹介していきます。
本日は、6月23日(水)の総合的な探究の時間に実施された「株式会社をつくろう!学年大会」を紹介いたします。
今回の学習は以下の4点を学習目標として設定し、取り組みました
・株式会社について学び、実社会における経済のしくみに関心を持つ。また、自分たちも経済に関わっていることを実感する。
・企業の社会的責任、持続可能な開発に貢献することの意義を知る。
・グループ活動をおこなうことで、他人との協働の経験を積む。
・クラス発表、学年発表を通じて、発表・プレゼンテーションの仕方を学ぶ。また、いろいろな人のアイディアを聞くことで、視野を広げる。
事前学習として「社会」の授業時に「株式会社」について学び、実際に自分たちが設立したい「株式会社」をグループ作業を通じて話し合いました。
そして、自分たちの考えた「株式会社」をプレゼンテーションしました。
そのプレゼンテーションを受けて、生徒たちは自分が投資を行いたいクループを選びます。
一番多く投資を獲得した(得票した)グループがクラス代表として、この日の学年大会に出場しました。
生徒たちはパワーポイントで作成したプレゼンテーションシートを駆使し、堂々の自らの会社の理想と価値、そして会社として社会に提供する商品やサービスの内容を発表していました。
発想力、リサーチ力、説得力、そのどれもが素晴らしく、聴いている側の生徒たちもプレゼンテーションに引き込まれていました。
最後に、学年の生徒と教員全員による投資(投票)が行われ、最優秀賞・優秀賞・教員賞の各賞が選ばれました。
生徒たちは、授業や総合的な探究の時間を通して、自らが生きていく社会をより身近に感じ、好奇心を持って積極的に関わる姿勢を身につけています。
2021.08.18
水の作文コンクールで生徒たちの作文が入賞しました
第43回「全日本中学生水の作文コンクール」において、9名の中1生・中2生の作文が神奈川県選出の各賞に輝きました。
「全日本中学生水の作文コンクール」は、次代を担う中学生を対象として、広く水に対する関心を高め、理解を深めるため、水循環政策本部、国土交通省及び神奈川県が共催で実施している作文コンクールです。
各賞の受賞者は以下の通りです。
最優秀賞 豊かな森を育むために 1年 中井美希さん
優秀賞 水を使うということ 2年 佐藤明莉さん
優秀賞 人と水との関わり 2年 水谷真菜さん
優秀賞 生まれ変わった水と共に 1年 山下莉采さん
入選 人口密集地の水循環 1年 野口明日美さん
入選 水と環境 1年 三輪桃愛さん
水源環境賞 「水」はすこやかな森からの贈り物 2年 中田莉世さん
水源環境賞 川を守るために 2年 渡邉真央さん
水源環境賞 水を守るためには 2年 渡邉莉子さん
最優秀賞及び優秀賞を受賞した4名の作文は、神奈川県より中央審査(国土交通省)に推薦されました。
最優秀賞を受賞した中井さんの作文を紹介いたします。
「豊かな森を育むために」 1年 中井美希
蛇口ををひねると、きれいでおいしい水が当たり前のように出てくる今の日本。もし、水道から水が出てこなくなったら、たとえ一日でも私は困り果ててしまうでしょう。
水を守り続けるために、自分には何ができるのでしょうか。
水は森に育まれます。そして水は森を育みます。
私はよく家族とトレッキングに行きます。「どんなところに行きたい?」と問われると、私は必ず「滝」と答えます。大きな岩を乗り越え、滝つぼまで行き、滝のすぐそばで浴びる水しぶきが好きです。
滝のある山が好きな理由は他にもあります。美しいせせらぎ、しっとりとした空気、多種多様な植物、ふかふかとした土。美しい滝へのみちのりは、豊かな森を感じられます。
ふかふかした土は、上に蓄積している落ち葉や、土に住む動物や微生物たちの動いた跡やフンなどによってすき間ができていて、スポンジのようになっています。
スポンジのような森の土に吸い込まれた水は、その上にかぶさっている落ち葉によって蒸発しにくくなり、じっくりと時間をかけて、地下へ地下へとしみ込んでいきます。地中の小さなすき間を通ることで、ちりや汚れがとれるとともに、土や岩の中のミネラルが溶け込んでいきます。そうして、おいしいきれいな地下水ができます。
豊かな森が、ときには何十年もかけて、水を育てているのです。
では、森林が多ければ、五十年後、百年後も水は守られるのでしょうか。
日本の国土面積に占める森林面積は六割以上あります。ですが、そのうちの四割を占める人工林には、放置されてしまった荒廃林がたくさん存在しています。
荒廃林が増えた理由には、戦後に広葉樹を伐採して杉やヒノキを植林したものの、安い外国産の木材が輸入されたために国産の木材の価格が暴落し、採算が合わず放置されてしまったことや、後継者不足、就業者の高齢化などがあります。
間伐や枝打ちなどの整備がされていない人工林の中は、まるで満員電車のように細い木々が立ち並び、林の中は日光が届かず真っ暗で、草木の根が張りません。そのため、雨が降ると表面の土が流されてしまい、雨が土にしみ込まないので、地下水もできません。
このような状況で大雨や台風などが発生した場合、根が水を吸いきれず、土砂崩れが発生しやすくもなってしまいます。
ただ木を植えて増やすだけでは、水を育む豊かな森にはならないのです。
では、人の手で豊かな森をつくることはできないのでしょうか。
人工林であっても、木を植えた後、下草刈り、枝打ち、間伐などの手入れを継続することで、残した木の幹が太くなり、しっかりと根を張れるようになります。
手入れをすることで、森の中に日光が差し込み、今まで発芽できなかったいろいろな木の種子が育ち、本来の豊かな森への再生を目指すことができます。
日本で利用する木材の七割以上は、安い輸入木材です。間伐材も出荷すると赤字になるため、山から出さないことが主流です。日本の森林資源は使われず、使われないから森が荒廃していくという現状があります。
日本の木を使い、林業が盛んになることで豊かな森が育まれているのです。
今の私に出来ることは、現状を知ること。また、日本の木材を選んだり、活用方法を考えたりすることが、水と、私たちをとりまく自然環境を守っていくのだという意識を持ち続けること。そしてそれを、周囲の人たちにも伝えていくことだと感じています。
2021.08.17
Summer-Academic Course【聖光学院 × 洗足学園】で学びを深めています
昨日より8月20日(金)まで5日間の日程で開催されている「Summer-Academic Course」に洗足生たちが参加しています。
「Summer-Academic Course」は、男子校の聖光学院の生徒と、女子校の洗足学園の生徒が、お互いに考えを共有しながら議論を深めていく研修です。
今回のテーマは「ジェンダー」です。
専門家を招いて、一般的に「当たり前」だと思われている社会構造、偏見、男女の役割などについて深く考えていきます。
専門家の講演・ワークショップは一部英語で実施されます。
1グループ4人程度に分かれ、各グループにバイリンガルの大学生または社会人のメンターについてもらい、ディスカッションやグループワークを進めていきます。
生徒たちは以下の2点を意識して、研修に参加しています。
1 自分の考えや感じたことを共有する。
2 物事を主観的に決めつけたりせず、新しいことや他人の考えなどに進んで耳を傾ける。
他校の生徒との交流、専門家の講演、メンターからのアドバイスなどから、生徒たちは多くのことを学び、経験しています。
この研修をきっかけに、より社会を広く見つめ、思考を深めていってもらいたいと思います。
2021.08.16
合唱部のオンライン練習の様子を紹介いたします
本校では現在神奈川県に発出された緊急事態宣言を受けて、校内での部活動を休止しております。
代わりに各部はオンラインでの活動に取り組んでいます。
本日はオンラインで行われている合唱部の練習の様子を紹介いたします。
現在合唱部は8月18日に開催予定の第64回神奈川県合唱コンクールに向けた練習に取り組んでいます。
オンライン練習を8月10日から開始し、腹筋を意識するウォーミングアップ、発声練習、歌詞解釈、イタリア語、マジャール語の発音練習などを行っています。
パート練習では、オンライン上で3つのグループに分かれて1人ずつ歌い、先生や高2の生徒がアドバイスを行っていきます。
パート練習後の「合わせ」では、指揮の先生と伴奏に合わせて声を出していきます。
高2の生徒たちは、「対面での練習ができない中、初めてのオンライン練習ではありますが、みんなにはコンクールを終えたときに『中途半端だった』という思いを抱いてほしくないです。」と語ってくれました。
7月半ばに入部した中1生たちは、対面での練習回数が少ない中、オンラインでの練習に懸命に取り組み、コンクールに臨みます。
コロナ禍の中での活動ですが、生徒たちは工夫を凝らし、目標に向かって取り組んでいます。
生徒たちのひたむきな頑張りを応援していきます。
2021.08.13
中3・高1・高2で夏期講習がスタートしています
先日高校3年生の夏期講習の様子を紹介いたしましたが、本日は中学3年、高校1年、2年の夏期講習の様子を紹介いたします。
これまで行われていた高校3年に加え、今週火曜日から中学3年以上の学年でも夏期講習がスタートしました
学期中の通常授業を担当している先生が夏期講習も担当するため、生徒たちの学びの状況を十分把握した授業を実施できます。
また、生徒たちも気軽に質問することができ、学期中の授業を土台にして希望の進路の実現に向け更に進んだ学習を行うことができます。
「授業で分からない箇所を補強したい」、「もっと理解を深化させたい」など、それぞれが自らの目標を定めて講習に臨んでいます。
教室を覗くと、授業内容を余すところなく吸収し、自らの力にしていこうと講習に向き合う生徒たちの姿がありました。
先生たちもデジタルホワイトボードを駆使して、授業を行っていました。
講習は高校3年も含めて3日間を1タームとし、8月25日まで行われます。
生徒たちの学びに向けた真摯な姿勢を、今後も全力で支えていきます。
2021.08.11
種子島エアロスペーススクールに本校生徒が参加します
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主催する「種子島エアロスペーススクール2021」に、本校高校1年M.Yさんが参加することになりました。
「種子島エアロスペーススクール2021」は全国から選ばれた高校生が、オンラインで宇宙航空分野の最先端の講義や施設設備の模擬見学、グループディスカッション等を通して体験学習を行うプログラムです。
Mさんは小学生の頃から宇宙に興味があり、プラネタリウムによく行っていたそうです。
夏休みを迎えるにあたって、自らの興味がある学外活動を探していたところ、JAXAのホームページで今回のプログラムに目がとまり、応募することを決意しました。
全国の高校生とオンラインを通して共に活動を行うことで、切磋琢磨できることへの期待を報告に訪れた校長室で、Mさんは目を輝かせながら語ってくれました。
種子島エアロスペーススクールは8月24日から26日までの3日間の日程で、1日あたり5時間から6時間のプログラムが行われます。
この機会を通して、Mさんが宇宙への好奇心を更に広げ、深く探究していくことを期待します。
Mさんの挑戦を心から応援しています。
2021.08.10
国連英検で中2生が国連協会会長賞を受賞しました
国際連合公用語英語検定試験(国連英検)は、1981年から始まった長い歴史を持つ英語検定試験です。
受験級は特A級からE級までの全部で6つの級があり、年に2回、全国主要都市で試験が実施されます。
中学2年I.Aさんは本校の模擬国連同好会に所属し、その活動の中で国際知識の必要性を感じ、日本国連協会が主催するこの英語検定に興味を持ちました。
今回A級の試験にチャレンジし見事合格、A級受検者の中から成績優秀者に与えられる「国連協会会長賞」を受賞しました。
二次試験の面接では「コロナ禍がなかったら、国際社会で重要になっていた課題はどのようなものだと思いますか」という質問が出されました。
Iさんはこれまでの洗足での学びや模擬国連同好会での活動で得た経験をもとに、気候変動や森林の減少といった環境問題について答えていきました。
現在、Iさんは海外大学のネット講座を受講し、更に国際知識を広めています。
次回は特A級に挑戦しその成績優秀者に与えられる「外務大臣賞」を狙いたいと報告に訪れた校長室で抱負を語ってくれました。
Iさんをはじめ自らの目標に向かってチャレンジする生徒たちの頑張りを、今後も全力で応援していきます。
2021.07.27
高校生ビジネスグランプリへの高1生の挑戦
夏休みは、本校が掲げる教育の柱の一つである「学外交流活動への挑戦」に積極的に取り組む絶好の期間です。
本日は、日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」に今年挑む高校1年生4名の取り組みを紹介します。
「高校生ビジネスプラン・グランプリ」は「活力ある日本を創り、地域を活性化するためには、次世代を担う若者の力が必要である」という理念のもと、高校生・高専生がビジネスプランを作成する過程を通じて、自ら未来を切り拓いていける力を養うことを目的として毎年開催される全国規模のビジネスコンテストです。
本校からは毎年応募する生徒たちが増え、2018年度には「人間の敵『G』が悪者からヒーローに?!」で審査員特別賞に、2019年度には「元気な魚を取り戻す!~世界初!味で誤食を防ぐ生分解性プラ~」で準グランプリに輝く生徒たちが生まれました。
先輩たちの活躍に刺激を受け今年も多くの生徒たちが、「ビジネスプラン・グランプリ」に挑戦をします。
本日紹介する4名の高1生は、高校2年生で取り組む研究論文執筆に向け高校1年から準備を進めていく中で、その研究をビジネスにも生かせるのではないかと考え、挑戦することを決意しました。
この日は7月27日に主催者が開く相談会に向け、具体的なビジネスプランのアイディアを4人で出し合うため、ミネルヴァカフェに集まりました。
4人にはそれぞれの思いがありました。
Aさんは、中学で学外活動には参加していなかったそうです。
しかし、1つのことをやり遂げてみたいという思いが自分の中に常にあり、高校では是非学外活動に挑戦したいと思って今回参加することにしました。
Bさんも、これまで1回も学外活動に挑戦したことはありませんでしたが、今回チャレンジする環境に身を置くことで、自分を変えたいと思ったそうです。
将来、職業に就いた時に人の役に立ちたいと語ってくれました。
Cさんは昨年日経STOCKリーグに参加し、企業を見る機会を得ました。
今回は企業側で物事を考えることを通じて、自身の思考力を高めていきたいと話してくれました。
Dさんは、1つの目標に向けてみんなで何かを成し遂げたいという思いから参加を決意しました。
夏は忙しいが、この挑戦を通じスケジュール管理能力を高めたいと抱負を述べてくれました。
それぞれの思いを胸に4人の挑戦が始まります。
2021.07.20
数学と音楽の創造性 演奏会&講演会を行いました
昨日(7月19日)中学3年、高校1年を対象に洗足学園前田ホールにて行われた、「数学と音楽の創造性 演奏会&講演会」の様子を紹介いたします。
数学研究者であり、ジャズピアニストであり、メディアアーティストであり、STEAM教育者であり、2025年に開催される大阪・関西万博のプロデューサーでもある中島さち子先生をお招きし、「数学と音楽の創造性 21世紀を彩るのはあなたの創造性だ!」をテーマに、講演とジャズ演奏が行われました。
オープニングは中島先生(ピアノ)、マルチリードプレイヤーの鈴木広志さん、パーカッション奏者の相川瞳さんによるジャズ演奏です。
一流の奏者による演奏に、生徒たちは音楽の世界に引き込まれていきました。
奏者の紹介の後、中島先生から今回のテーマである「数学と音楽の創造性」についての講演が行われました。
一見すると全く別分野に思える「数学」と「音楽」は、実は深い繋がりがあることを中島先生は様々な角度からのアプローチで、生徒たちに示してくださいました。
生徒たちはこれまでの概念を超え、新たな視点をもたらしてくれる中島先生のお話しに大きく頷きながら、メモを取っていました。
これをきっかけに大いに創造力を養い、音楽も数学も楽しみながら、これからの学びに生かしていってもらいたいと思います。
2021.07.19
学校説明会を開催しました
7月17日(土)、本校主催一般入試志望者対象学校説明会を開催いたしました。
説明会は同一プログラムで4回行われ、延べ880組1760名の皆様がご来校されました。
当日は新型コロナウイルス予防に万全を期し、来場者の皆様には正門での検温、受付での手の消毒にご協力いただきました。
また、大講堂では前後左右を空けてご着席いただき、常にドアを開けての換気、各回終了後の座席の消毒作業を行いました。
開会前には本学園卒業生による弦楽四重奏のミニコンサートが行われました。
説明会は、宮阪校長の挨拶、学校説明からスタートしました。
学園の根底に流れる精神から現在の取り組みに至るまで、スライドを用いながら説明申し上げました。
宮阪校長は最後に、大学在学中に「教育」から「医学」に進路を変更し、現在医学部の大学院に通う卒業生の海外でのボランティア活動の様子の写真をスクリーンに映し、彼女の志を持った生き方、希望する道を選び取ることができる幅広い学びの姿勢を紹介し、説明を締めくくりました。
教頭による具体的な教育内容の説明に引き続き、卒業生によるパネルディスカッションが行われました。
パネラーは今春卒業し、東京大学文科二類1年在学中の松本由衣さん、京都大学農学部1年在学中の岩田夏希さんのお2人です。
ディスカッションの内容は多岐に渡り、部活動の話から生徒会活動・課外活動の話、大学入試に向けての取り組みなど在学中の6年間を振り返り、エピソードを語ってくれました。
そして、現在大学で取り組んでいることに洗足での学びがどのように結びついているのかを話してくれました。
ディスカッションの締めくくりとして、将来の夢とそれに向けての過去と現在を語る2人の目はきらきらと輝いていました。
2人のディスカッションに会場からは大きな拍手が送られていました。
校務主任より2022年度入試に向けての説明の後、希望される方に校舎見学が行われました。
ツアー形式で行われた校舎見学では、案内の教員からその施設ならではのエピソードが語られ、またいくつかの施設の入り口には卒業生たちが立ち、その場所での在学中の思い出を話してくれました。
当日ご来校いただいた皆様に心より御礼を申し上げます。
今回ご予約をいただけなかった皆様には、秋に校内での説明会を予定しております。
ご予約などの詳細は8月下旬にホームページ上でお知らせをする予定です。
是非本校のホームページをご覧いただければと思います。
2021.07.15
中1 夏休みの過ごし方をアドバイスを行いました
中学1年生にとっては洗足学園に入学後、初めての夏休みを迎えます。
夏休みは自らを律する「自律」を実践に移し、タイムマネージメントのスキルを身につける大切な時期です。
中学生として初めて迎える夏休みを有意義なものにできるように、この日は大講堂でアドバイスが行われました。
アドバイスとはいえ、先生から生徒たちに一方的な情報伝達をするのではなく、生徒たち自らが深く考えていくのが洗足流です。
先生の説明にあわせ、スクリーンには「自由に過ごせる40日間をプロデュースしよう」と表示されました。
生徒たちにとって理想の夏休みとはどのようなものなのかを、生徒たち自身が考えていきます。
自身が考えた夏休みの過ごし方をお隣の席のクラスメイトと交換し、感想を伝え合います。
相手の話を聴き、また自分の考えを伝えていく中で、視野が広がっていきます。
それを実感している中1生たちの表情は、実に生き生きとしていました。
生徒たちには自分ならではの目標を立てた上で、今しかできない夏の過ごし方を考え、実践してもらいたいと思います。
2021.07.14
中学3年 平和学習を行っています
本校では中学3年で修学旅行として九州の地を訪れます。
修学旅行においては多くの学びの目的がありますが、その大きな柱の一つに平和学習があります。
被爆地である長崎を訪れ、フィールドワークを行うと共に、フィールドワーク後に集合する長崎平和公園で「洗足平和式典」を行います。
「洗足平和式典」では、修学旅行に至るまでに事前学習で学んだ歴史、平和の意義、そして長崎の地でフィールドワークによって体験した内容を踏まえて、「平和宣言」を行います。
現在中学3年ではこの修学旅行に向けて、事前学習を行っています。
この日は大講堂に集まり、フィールドワークで訪れる地の歴史的背景を学びました。
具体的には、大講堂のスクリーンに映写される爆心地周辺に今でも残る浦上天主堂や山王神社二の鳥居などの建物の映像を見ながら、その解説を聞き、自ら歩く地にどのような過去があったのかを学んでいきます。
生徒たちは手元の地図と映像を交互に見ながら、真剣な表情で解説を聴いていました。
生徒たちは歴史を学び、今を見つめ、未来を描くことの大切さを事前学習から学んでいるようでした。
2021.07.12
海外大学情報コーナーを紹介いたします
本校ではあらゆる選択肢から自らの進路を選び取ることができるよう、全教科型のカリキュラムを導入しています。
幅広い学びを行うことで、自分らしい生き方を見出した時、ためらうことなくその道を進んでいくことができる力の育成を行っています。
進学に関しては、その選択肢の幅は国内の大学のみならず、海外の大学をも包含します。
毎年海外大学に進学する生徒がいることも、本校の大きな特徴と言えます。
本校では生徒を対象とした「『海外大学』という選択肢」というテーマでの卒業生講演会の実施や、保護者を対象にした「卒業生の保護者による海外大学受験説明会」を開催しております。
また、校舎1階のカフェテリア入り口付近に「海外大学情報コーナー」を設置しています。
円柱状の掲示板には、アメリカ、カナダ、オーストラリアをはじめとした世界各国の大学の情報が掲示されています。
「海外大学ではどのような学びが行われているのか」、「大学の敷地内にはどのような施設があるのか」など生徒たちが知りたい情報が一目でわかるようになっています。
立ち止まってある海外大学の情報を見ていた生徒に話を聴くと、この後教室に戻り自分のChromebookを使って更にその大学について調べたいと語ってくれました。
身近なところにある情報を、生徒たちはきっかけとして利用し、理解を深めながら自分の選択肢の幅を広げている様子がわかりました。
今後も生徒たちがいつでもチャンスを掴むことができるよう、幅広く情報を提供していきたいと思っています。
2021.07.08
図書館での生徒たちの過ごし方
1学期期末考査も残すところあと2日間となりました。
期末考査の日程は中学3年以上で5日間、中学1年・2年は4日間と長丁場ですが、生徒たちは最終日まで全力で努力を続けています。
この日校舎3階の図書館を訪れてみると、集中してテスト勉強に取り組む生徒たちの姿がありました。
図書館では現在、新型コロナウイルス感染予防のため、入館時に手の消毒を行った上で大きな机1卓につき1名で使用し、全員前を向いて着座しています。
生徒たちが向き合う壁面は全てガラス張りで、その窓からは中庭の緑を望むことができ、静寂な中にも明るく開放的なスペースで生徒たちは黙々と自習を行っていました。
本校の図書館は知の宝庫であるとともに、生徒たちにとって憩いの空間でもあります。
時には本に親しみ、時には自らと向き合い、時には勉学に打ち込む。
生徒たちは、洗足学園の図書館ならではの充実した時間を、思い思いに過ごしています。
2021.07.07
卒業生インタビュー 後編
昨日に引き続き、イェール大学を先日卒業した本校卒業生の篠宮芽衣さんのインタビューを掲載いたします。
後編の今回は、海外大学進学に向けた軌跡、イェール大学の魅力、大学での学び、今後の人生の展望についてのお話を紹介していきます。
篠宮さんは高校1年の時の自分をこう振り返ります。
「私は『この道に進んでいきたい』というこだわりがありませんでした。逆にいろいろなことに興味を次々と持ってしまう。実はそれが悩みの種でした。」
当初は日本の大学に進もうと思っていましたが、国内の大学は専門分化する学部学科制がほとんど。
ようやく芽が出始めた教養系の大学も、オープンキャンパスに実際に行ってみて、物足りなさを感じてしまいました。
やはり自分にはリベラルアーツ教育を受けられる海外大学が向いていると思ったそうです。
しかし、海外大学進学には高額な学費の問題があります。
ご両親は応援してくれましたが、過度な負担をかけたくないという気持ちがありました。
そこで、篠宮さんは国内の財団の給付型奨学金の取得にチャレンジをしました。
そして見事奨学金の給付を得ることができ、海外大学への道が拓けました。
進学先としてイェール大学の魅力は、総合大学でありながらリベラルアーツカレッジのような幅広い学びができるという点にあります。
また、圧倒的な教育リソースを誇り、広大なキャンパスで世界の頭脳ともいえる優秀な先生から質の高い教育を受けることができるのも、イェール大学ならではです。
早期出願で合格を勝ち取った篠宮さんは、いよいよ2017年9月からイェール大学で学ぶことになりました。
イェール大学での学びで印象的であったことを尋ねると、篠宮さんは大学での授業の話もさることながら、まずは寮での生活の話をしてくれました。
バックグラウンドが異なる多彩な同世代と生活を共にすることで、人生にとってかけがえのない時間を過ごすことができたそうです。
ルームメイトとは、差別についての話、価値観についての話、宗教についての話など様々なジャンルについて自然に意見を交換し、日々議論をしていた篠宮さん。
「オープンマインドで様々な価値観を受け入れる大切さを学びました」と語ってくれました。
篠宮さんは大学での学びとして「臨床心理」を選びましたが、大学入学後は実は「天文学」を学んでいました。
「フィールドワークベースの授業もたくさんありました。私は毎週天文台に通って望遠鏡に触れていました。」と話してくれました。
その天文学の学びの中で、心理学に出会いました。
そして、心理学を学んでいる中で、もっと自分の実生活にリンクするような「手触り感」を感じたくなったことから「臨床心理」を専攻としたそうです。
イェール大学を卒業した今、篠宮さんはビジネスの世界に飛び込み、金融関係の会社へ就職します。
「心理学を学んでいる中で、学問が実社会にどう活きるかに興味がわきました。経済を動かしているのは人の心。心理学を学んだからこそ、ビジネスの世界に進んでいきたいと思いました。」
篠宮さんは自分にとって何が一番ワクワクできるかを常に考えています。
最後に篠宮さんはこう語ってくれました。
「今の私があるのは、様々な人との出会いがあればこそです。
洗足は自分の背中を押してくれる先生やクラスメイトがいました。
これからも、人とのつながりを大切にしていきたいと思っています。
そして、自分が後輩たちのロールモデルになり、かっこいい先輩であり続けられたらと思います。」
2021.07.06
卒業生インタビュー 前編
本校では、大学での学びを経て、いかに幸福な自己実現を果たし得たかを重要な視点とし、その土台となる中学高校の6年間一貫教育を行っております。
このような考え方に基づき、卒業後のフォローとケアに力を注ぎ、卒業生にとって長い人生の様々な分岐点で、いつでも立ち戻れるマザーポートスクールとしての学校でありたいと思っています。
今回は、昨日本校を訪れてくれた2017年3月卒業の篠宮芽衣さんのインタビューを掲載いたします。
本日はその前編となります。
篠宮さんは先日、アメリカ合衆国東海岸の名門校が名を連ねるIvy Leagueの一角であるイェール大学を卒業しました。
インタビューでは洗足在学中に熱心に取り組んだことや海外大学を目指したきっかけ、イェール大学の魅力、大学での学び、今後の人生について幅広くお話を聴くことができました。
前編では海外大を目指すきっかけとなったエピソードや中高時代の洗足学園での学び・挑戦のお話を紹介していきます。
篠宮さんが進路に関して朧気ながらも意識をし始めたのは中学3年生の時。
特に海外大学進学への興味を持つきっかけになったのは、洗足の帰国生の先輩がハーバード大学に進学したことでした。
国内の大学の細分化された学びの体系に違和感を感じていた篠宮さんは、あらゆる分野を幅広く学ぶことができる海外のリベラルアーツ教育に関心がありました。
しかし、海外大のハードルの高さに悩んでいました。
そんな時、先輩のハーバード大学進学は自身に大きな勇気を与えてくれたそうです。
その後篠宮さんは授業はもちろんのこと、学内外の活動に積極的に取り組み、視野を広げ、経験を積んでいきます。
学内では模擬国連同好会を率い、他校の生徒たちを洗足に招き、ジャパンメトロポリタン模擬国連大会の主宰を務めました。
学外では「液体ミルクプロジェクト」の活動に参加しました。
当時、日本では乳児に与える液体ミルクの販売は認められていませんでした。
しかし、災害時、火や水が使えない環境では粉ミルクを赤ちゃんに飲ませる術がありません。
そのような状況の中、ある1人のお母さんが立ち上がり、国に液体ミルクの販売を認めてもらいたい、企業に製造を行ってもらいたいという活動を始めました。
篠宮さんがこの活動に心を打たれ参加した時には、まだ数名しか参加者がいなかった活動でしたが、その後東京都知事の支援も受け、活動の輪が広がり、ついには2017年に法改正がされ、企業も液体ミルクの生産・販売を行うようになりました。
この経験を通して、篠宮さんは自分と社会のつながりを強く意識するようになっていきました。
次回の後編では、海外大進学に向けた取り組み、イェール大学の魅力、大学での学び、今後の人生の展望について紹介していきます。
2021.06.30
高1 現代社会(政経)の授業で模擬裁判を行いました
本日は高校1年現代社会(政経)の授業で行われた模擬裁判の様子をご紹介いたします。
現代社会(政経)の授業では三権の一翼を担う司法に関して、単に制度を理解するだけではなく、体験により自ら思考することでより深い理解を得ることができるよう授業を行っています。
今回の授業では、強盗致傷事件の模擬裁判員裁判を行いました。
生徒自ら裁判長、検察官、弁護人、被告人、証人を演じ、演者の生徒以外は全員裁判員をつとめ、事件の判決を行いました。
生徒たちは争点を慎重に吟味した上で、自らがどのようにこの事件を捉え、判決を下すかを真剣に考えていました。
授業の後半では、有罪・無罪それぞれの判決を下した生徒たちがその考え及び根拠を発表し、全員で意見を共有しました。
授業の担当者である社会科主任の香川教諭は、「裁判の争点をどのように捉えるか」や「裁判における推定無罪の原則」といった判決を下す際の重要な要素を、生徒たちに丁寧にアドバイスしていました。
今回の授業を通して、生徒たちは司法が担う大切な役割、そして自ら思考することでこれに積極的に関わる重要性を学ぶことができました。
2021.06.29
季節を感じられる行事の準備中です
洗足学園は「季節を感じられる学校」です。
春には学園に植えられた桜が見事に咲き誇り、新入生の入学をお祝いします。
5月には、正門をくぐり正面にある銀色に輝く「シルバーマウンテン」前に並べられた鯉幟が、爽やかな風を受けてたなびきます。
クリスマスシーズンには、ライトアップとイルミネーションで学園が華やかに彩られます。
現在、校舎内では季節を感じられるある行事に向けて準備を行っています。
校舎2階の吹き抜けスペースのアトリウムや大講堂と図書館の間の廊下、そして図書館前には、何やらクラスごとの目印がつけられています。
また、教室前では生徒たちが何かに飾りつけを行っていました。
さて、本校では何の行事の準備を行っているのでしょうか。
夏を感じさせるこの行事の様子は、後日NEWS&TOPICSで紹介していきます。
どうぞ、お楽しみに!
2021.06.28
高2生が工夫を凝らした朝の挨拶を行っています
心を込めた「挨拶」はコミュニケーションの基本であり、これほど清々しく気持ちの良いものはありません。
学園の実質的なリーダー学年である高校2年生たちが、朝、正面玄関に立ち、登校してくる生徒たちに毎日気持ちの良い挨拶を行っています。
この習慣は洗足学園の伝統になっており、代々高校2年生が挨拶を行っていますが、今年の高校2年生は元気よく素晴らしい1日のスタートを切ってもらいたいとの思いから、ある工夫を行いました。
それは手作りで「おはようございます!」と書いたパネルを制作し、これを掲げながら挨拶を行うことです。
気持ちの良い挨拶には、元気で大きな声での挨拶が欠かせません。
しかし、新型コロナウイルス感染予防の点から大きな声を出すことは控えねばなりません。
そこで高2生たちは手書きのパネルを制作し、大きな声は出さずともこれを掲げて気持ちの良い挨拶を行うことにしました。
コロナ禍により私たちの生活には様々な制約が課されています。
しかし、高2生たちが見せてくれたように工夫を行うことによって、これまでよりも生き生きとした生活は実現できます。
学園のリーダーとして高校2年生たちの工夫を凝らした取り組みが、すべての生徒たちを導いてくれています。