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2021.09.08

ミネルヴァカフェでデザイン玩具の展示・体験を行っています

洗足学園では芸術溢れる環境の中で、生徒、児童、学生に、大切な成長の時間を過ごしてもらいたいとの思いから、学園全体でアートプロジェクトに取り組んでいます。
その一環として、本校では現在、ミネルヴァカフェにデザイン玩具の展示・体験コーナーを設置しています。

9月1日の始業式後、大講堂にてウッドワーロック代表取締役の齋藤直之氏にデザイン玩具の面白さをプレゼンテーションしていただきました。
プレゼンの中では、数学者でもあるペア・クラーセン氏によって生み出された「アングーラ」という2.5cm角の立方体と8つのL字型、合計9個のパーツを使って、立体造形をつぎつぎに作って変化させるデモンストレーションが行われました。
この様子はオンラインで繋がる全教室にライブ配信され、生徒たちは目を輝かせて見入っていました。

この「アングーラ」をはじめ、1958年に家具職人のクルト・ネフ氏が創作した「ネフスピール」、日本人の富永周平氏が2009年に創作した「ルッカ」、2004年に吉條宏氏が生み出した「ラキュー」といった視覚的に美しく、デザイン性に富んだ玩具がミネルヴァカフェに展示されています。

これらの玩具は、見るだけではなく触れて組み立てることで、幾何的なセンスが身につけられます。
展示されたデザイン玩具は、生徒たちが自由に触れて、体験することができます。
放課後、楽しそうにデザイン玩具に触れて、体験をしている多くの生徒たちの姿がミネルヴァカフェにありました。

今後も洗足学園では生徒たちに、様々なアート企画を提供していきます。

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2021.09.07

カフェテリア前で軽食の販売をしています

本校では9月2日により新型コロナウイルス感染予防を万全に行った上で、通常授業を行っております。
昼食時は教室にて全員前を向いて、黙食を行っていますが、お友達との会話はできなくとも、少しでも楽しい昼食の時間を過ごしてほしいという思いから、6月のプレオープン期間に行った軽食の販売を本格スタートしました。

カフェテリア前で販売されている軽食は、見た目も楽しい豊富なラインナップです。
フルーツサンドやハム&チーズサンドといったサンドウィッチ類、マフィンやスコーンといったスイーツ各種、また揚げたての唐揚げも用意されています。
その日の午前中に作られた出来立ての軽食は、味も抜群です。

ディスプレイされた色とりどりの軽食類を、生徒たちは嬉しそうな表情で眺め、選んでいました。
学園生活の中での食の思い出も、生徒たちにとってかけがえのない6年間の思い出の一つです。
本校ではあらゆる面から生徒たちの学園生活をサポートしてきます。

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2021.09.06

10月・11月学校説明会を開催いたします

大変お待たせいたしましたが、本校では新型コロナウイルス感染予防に万全を期した上で、一般入試志望者対象学校説明会を10月2日(土)及び11月20日(土)に校内で開催することにいたしました。
説明会では、校長による挨拶・学校説明、担当者による教育説明、入試説明に加えて、卒業生を招いてのインタビューも行う予定です。
また、一般説明会では説明会終了後にご希望の方を対象とした校舎見学も実施いたします。
参加は予約制となります。皆様のお申し込みをお待ちしております。
※なお、今後の社会状況により実施及び内容が変更される場合がございます。何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

一般入試志望者対象学校説明会

開催日
2021年10月 2日(土)・2021年11月20日(土)

開催時間(10月2日、11月20日共通)
1回目 説明会: 9:00~ 9:45 校舎見学: 9:45~10:30
2回目 説明会:11:10~11:55 校舎見学:11:55~12:40
3回目 説明会:13:20~14:05 校舎見学:14:05~14:50
4回目 説明会:15:30~16:15 校舎見学:16:15~17:00
※1回目から4回目までの説明会の内容はすべて同じ内容となります。

定員   各回200組400名(2日間8回で合計1600組3200名)
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の一般入試受験をお考えの受験生・保護者

説明会内容
・学校長ご挨拶・教育説明
・校務主任より洗足学園の学力育成について
・卒業生インタビュー
・校務主任より2022年度一般入試について
※ご希望の方は校舎見学のご案内をいたします。

ご予約にあたって:
・新型コロナウイルス感染防止のため、当日ご参加いただける人数を1家庭最大2名とさせていただきます。
・ご予約は1家庭1回のみとなります。複数回のご予約は承れません。(10月2日、11月20日に関しましても、どちらかの予約となります。両方の予約は承れません。)
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
・キャンセルをする場合は、miraicompassで手続きをお願いします。
 
 

学校説明会の申し込み方法

予約受付開始
2021年9月10日(金)AM9:00

予約受付終了
10月学校説明会 2021年10月 2日(土)AM8:30
11月学校説明会 2021年11月20日(土)AM8:30
※先着順のため、残席がなくなった時点で予約を終了いたします。

お申込みに関して
1. miraicompassよりお申込みいただけます。こちらのページの最下段の「お申し込みはこちら」ボタンより専用サイトに接続してください。
2.受付完了後、学校説明会参加通知メールが届きます。当日はプリントアウトしたもの、もしくは携帯電話の画面を係の者にお見せください。
3.キャンセル待ちは承りません。

予約の変更に関して
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。

キャンセルに関して
・キャンセルはmiraicompassで手続きをお願いします。

当日に関するご注意
・発熱や風邪の症状がある場合は、当日のご来校を見合わせてください。
・ご来校時に玄関にて、手の消毒へのご協力をお願いいたします。
・校内にご入構の際に、マスクの着用をお願いいたします。
・集合時間までに、中学高校校舎2階大講堂にお越しください。
・個別相談会はございません。

個人情報について
・お申し込み時にご入力いただいた個人情報につきましては、学校説明会への参加目的に限り使用いたします。
 

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2021.09.01

ホームページに新たなコンテンツが追加されました

本校公式ホームページに新たなコンテンツが追加されました。
これまでテキストでご覧いただいていた内容の一部を動画化し、メッセージを更にリアルにお届けできるようにいたしました。
また、コロナ禍の中で洗足ではどのような教育活動がなされているのか。掲載情報を最新のものに更新しました。
NEWS&TOPICSではリアルタイムに生徒や学校の動きをお伝えするため、祝日を除く平日に毎日新しい記事を掲載しています。

以下の目次からリニューアルコンテンツにダイレクトにアクセスできます。
(見たい項目のタイトルをクリックすると該当ページにジャンプします)
是非ご覧ください。
 

□洗足の教育

校長メッセージ

・宮阪校長から受験生へのメッセージ動画を掲載しました。
・校長挨拶(Today & Tomorrow)を更新しました。

授業と学習

・各教科の掲載内容を最新のものに更新しました。

グローバル化対応教育

・オンラインを利用した国際交流の活動一覧を掲載しました。
・「Pick Up!」として、オンライン国際交流活動の内容を紹介しています。
・2021年度のELL教員を紹介しています。

帰国生教育

・Associate Directorからのメッセージを掲載しました。
・帰国生インタビュー動画を掲載しました。

学習支援講座

・Minerva seminars (教養講座)として2021年度1学期・2学期に開設した講座一覧を掲載しました。
・Minerva seminars (特別講座)の内容を紹介しています。

他流試合

・誤食を防ぐ海洋分解性プラ「ENERFISH」を開発した生徒のインタビュー動画を掲載しました。
 
 

□学校生活

施設・設備

・英語版校舎案内「Web School Tour(English Version)」動画を掲載しました。

生徒の自治活動

・自治活動の実践例として「2021年度体育祭」を掲載しました。
・2021年度生徒会会長のメッセージ動画を掲載しました。
 
 

NEWS&TOPICS

・祝日を除く平日に毎日新しい記事を掲載しています。
 
 
今後も卒業生メッセージの動画化や学校説明会受付システムのリニューアルも予定しております。
本校の教育同様、ホームページも立ち止まることなく進化していきます。
どうぞご期待ください。
 

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2021.08.31

特別教室にデジタルホワイトボードを導入しました

9月1日(水)より本校では2021年度2学期がスタートいたします。
新学期を迎えるにあたり、今春の全普通教室へのデジタルホワイトボード導入に続き、音楽室・美術室・セミナールームといった特別教室にも最先端のICT機器を導入しました。

特別教室に導入されたデジタルホワイトボードは壁一面に広がり、切れ目がなく、プロジェクターの映像を綺麗に映し出し、板書がシームレスに行えるよう設計されています。
プロジェクターは無線・有線の両方に対応しています。
PCからのワイヤレス接続では授業の流れを止めることなく、画像を利用できます。
スクリーンから映し出される映像は広く高精細です。
デジタルマーカーにも対応しているため、美術や音楽の授業においても効果的に活用することができます。

本校では、クオリティの高いICT教育を、授業というソフトウェア面と今回ご紹介した設備というハードウェア面の両面から実現していきます。
授業や総合学習などあらゆる場面で活用し、生徒たちの成長につなげられるよう、学校として取り組みを行っています。
生徒たちが社会で活躍できる力の育成に、洗足学園は惜しみなく力を注いでいきます。

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2021.08.25

1学期を振り返って~中2「ENGLISH AT THE MOVIES」

本校ではコミュニケーションツールである英語を授業の枠を超えて、より身近に感じられる取り組みを多数行っております。
その取り組みの中から、1学期を振り返って6月30日(水)に中学2年の総合的な探究の時間に行われた「ENGLISH AT THE MOVIES」の様子を紹介いたします。

中学2年では、例年2学期に宿泊行事として「Global Village」を行っています。
「Global Village」では、海外生との交流を通して多様な価値観を理解し、世界共通言語である英語を通して母国語の異なる人々との意思疎通を図り、国際交流への興味を高めることを目的に行われています。
昨年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、校内でオンラインを活用し、実施をいたしました。
今回の「ENGLISH AT THE MOVIES」も、「Global Village」へ向けて、英語に楽しく触れて、その魅力を体感してもらいたいとの思いで実施しました。

プログラムでは、一度映画のワンシーンを鑑賞した後、同じシーンの音声を消して映像だけを流し、事前に配付されたオリジナルテキストに記載されたセリフを覚え、2人1組になり声をあてていくワークショップなどを行いました。
生徒たちはスピードやタイミングなどを思い出しながら、楽しそうに覚えたセリフを発音していました。
身近な映画を通して、生きた英語に触れることで、生徒たちは言語が持つ魅力を感じ取ったようでした。

このプログラムで得た経験が、これから迎える2学期に行われる「Global Village」を、より充実したものにしてくれるはずです。

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2021.08.24

彩羽祭に向けた生徒たちの取り組み~新企画編

9月の彩羽祭(文化祭)に向け、実行委員の生徒たちが新たな企画を立ち上げました。
これまでの文化祭の内容を踏襲し、例年通りの内容をただなぞって行っていくのではなく、コロナ禍の中であるからこそ知恵を絞り、今まで以上の内容ができるのではないかと、生徒たちは考えています。
コロナ禍の中、安全を最優先にしながらも、誰もが参加してよかったと思える文化祭の実現に向けて、実行委員たちは奮闘しています。

生徒たちからメッセージが届いています。
どうぞお読みください。

新目玉企画!
今年の彩羽祭の目玉企画は、「洗足アドベンチャー!~with Chrome〜」です。
新型コロナウイルスによる接触感染対策のために、シールラリー、クロスワードなど紙面上で行っていた企画をGoogleフォームを活用してオンライン上で行います。
企画名に「with Chrome」が用いられている理由は、洗足生全員に配布されているChromebookを使用して生徒に企画参加してもらうことを想定しているためです。
新たな実施形態の目玉企画を成功に導くために、着々と企画準備を進めているところです。

今後も生徒たちの頑張りを随時紹介していきます。

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2021.08.23

「慶應ビジネス支援プログラム2021」に本校生徒が参加しました

SFC-IV(慶應藤沢イノベーションビレッジ)が主催し、日本政策金融公庫が共催する「慶應ビジネス支援プログラム2021」に、高校1年生11名が参加しました。
「慶應ビジネス支援プログラム2021」は、慶應義塾⼤学のインキュベーションマネージャーに、高校生が創業に関する素朴な疑問やビジネスプラン等の相談を継続的に行うことができるイベントです。

生徒たちは8月2日(月)に、慶應義塾大学SFCフォーラムの担当者、日本政策金融公庫の担当者を訪ねました。
3グループに分かれて準備をしてきた生徒たちは、それぞれ考えてきたアイデアを発表し、担当者や他グループから意見や講評をもらいました。
いただいた講評や意見から、更にアイデアを深化させるヒントを得たようです。

生徒たちが考えてきたアイディアは以下の通りです。
グループA:メンズ向け美容アプリの開発
グループB:規格外野菜を使った日焼け止めの開発
グループC:傘袋削減を目的とした代用品もしくは新たな傘の開発

生徒たちは、自身の興味ある分野で意見を交わし合うことを、心から楽しんでいる様子でした。
この経験が、自らの社会への関わりを考えるきっかけになることを期待しています。

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2021.08.20

J1 Summer English Programを行っています

本校では昨日(8月19日)と本日(8月20日)の2日間、中学1年の希望者を対象に「J1 Summer English Program」を開催しています。
「J1 Summer English Program」は、Zoomを使用したオンラインでの英語学習及び国際交流プログラムです。
様々な国 (ジャマイカ、オーストラリア、フィリピン、アメリカ合衆国)出身の講師たちがレッスンを担当します。
また、プログラム後半ではニュージーランドにバーチャルでホームステイを行います。

2日間のプログラムは以下の通りです。
<1日目>講師の出身国の異文化理解および英語レッスン、自己紹介、バーチャルホームステイ準備
<2日目>バーチャルホームステイinニュージーランド、リスニング&発音練習、振り返り

以前は対面で実施をしていましたが、今年度はオンラインで開催することとした今回のプログラム。
オンラインということを生かし、日本にいながらにしてホームステイ体験や異文化交流ができます。
英語のレッスンだけではなく、オンラインを利用した異文化理解・国際交流は、中1生たちにとって大変新鮮な体験となりました。
画面越しではありますが、キラキラと目を輝かせて一生懸命コミュニケーションを取ろうとしている生徒たちの姿が大変印象的でした。
本校では、生徒たちのかけがえのない中高6年間に、将来の糧となる機会を積極的に提供していきます。

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2021.08.19

1学期を振り返って~中2 「株式会社をつくろう!」

1学期を振り返って、生徒たちの学びの軌跡を紹介していきます。
本日は、6月23日(水)の総合的な探究の時間に実施された「株式会社をつくろう!学年大会」を紹介いたします。

今回の学習は以下の4点を学習目標として設定し、取り組みました
・株式会社について学び、実社会における経済のしくみに関心を持つ。また、自分たちも経済に関わっていることを実感する。
・企業の社会的責任、持続可能な開発に貢献することの意義を知る。
・グループ活動をおこなうことで、他人との協働の経験を積む。
・クラス発表、学年発表を通じて、発表・プレゼンテーションの仕方を学ぶ。また、いろいろな人のアイディアを聞くことで、視野を広げる。

事前学習として「社会」の授業時に「株式会社」について学び、実際に自分たちが設立したい「株式会社」をグループ作業を通じて話し合いました。
そして、自分たちの考えた「株式会社」をプレゼンテーションしました。
そのプレゼンテーションを受けて、生徒たちは自分が投資を行いたいクループを選びます。
一番多く投資を獲得した(得票した)グループがクラス代表として、この日の学年大会に出場しました。

生徒たちはパワーポイントで作成したプレゼンテーションシートを駆使し、堂々の自らの会社の理想と価値、そして会社として社会に提供する商品やサービスの内容を発表していました。
発想力、リサーチ力、説得力、そのどれもが素晴らしく、聴いている側の生徒たちもプレゼンテーションに引き込まれていました。
最後に、学年の生徒と教員全員による投資(投票)が行われ、最優秀賞・優秀賞・教員賞の各賞が選ばれました。

生徒たちは、授業や総合的な探究の時間を通して、自らが生きていく社会をより身近に感じ、好奇心を持って積極的に関わる姿勢を身につけています。

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2021.08.18

水の作文コンクールで生徒たちの作文が入賞しました

第43回「全日本中学生水の作文コンクール」において、9名の中1生・中2生の作文が神奈川県選出の各賞に輝きました。
「全日本中学生水の作文コンクール」は、次代を担う中学生を対象として、広く水に対する関心を高め、理解を深めるため、水循環政策本部、国土交通省及び神奈川県が共催で実施している作文コンクールです。

各賞の受賞者は以下の通りです。
最優秀賞  豊かな森を育むために  1年 中井美希さん
優秀賞   水を使うということ   2年 佐藤明莉さん
優秀賞   人と水との関わり    2年 水谷真菜さん
優秀賞   生まれ変わった水と共に 1年 山下莉采さん
入選    人口密集地の水循環   1年 野口明日美さん
入選    水と環境        1年 三輪桃愛さん
水源環境賞 「水」はすこやかな森からの贈り物 2年 中田莉世さん
水源環境賞 川を守るために     2年 渡邉真央さん
水源環境賞 水を守るためには    2年 渡邉莉子さん

最優秀賞及び優秀賞を受賞した4名の作文は、神奈川県より中央審査(国土交通省)に推薦されました。
最優秀賞を受賞した中井さんの作文を紹介いたします。

「豊かな森を育むために」 1年 中井美希

 蛇口ををひねると、きれいでおいしい水が当たり前のように出てくる今の日本。もし、水道から水が出てこなくなったら、たとえ一日でも私は困り果ててしまうでしょう。
 水を守り続けるために、自分には何ができるのでしょうか。
 水は森に育まれます。そして水は森を育みます。
 私はよく家族とトレッキングに行きます。「どんなところに行きたい?」と問われると、私は必ず「滝」と答えます。大きな岩を乗り越え、滝つぼまで行き、滝のすぐそばで浴びる水しぶきが好きです。
 滝のある山が好きな理由は他にもあります。美しいせせらぎ、しっとりとした空気、多種多様な植物、ふかふかとした土。美しい滝へのみちのりは、豊かな森を感じられます。
 ふかふかした土は、上に蓄積している落ち葉や、土に住む動物や微生物たちの動いた跡やフンなどによってすき間ができていて、スポンジのようになっています。
 スポンジのような森の土に吸い込まれた水は、その上にかぶさっている落ち葉によって蒸発しにくくなり、じっくりと時間をかけて、地下へ地下へとしみ込んでいきます。地中の小さなすき間を通ることで、ちりや汚れがとれるとともに、土や岩の中のミネラルが溶け込んでいきます。そうして、おいしいきれいな地下水ができます。
 豊かな森が、ときには何十年もかけて、水を育てているのです。
 では、森林が多ければ、五十年後、百年後も水は守られるのでしょうか。
 日本の国土面積に占める森林面積は六割以上あります。ですが、そのうちの四割を占める人工林には、放置されてしまった荒廃林がたくさん存在しています。
 荒廃林が増えた理由には、戦後に広葉樹を伐採して杉やヒノキを植林したものの、安い外国産の木材が輸入されたために国産の木材の価格が暴落し、採算が合わず放置されてしまったことや、後継者不足、就業者の高齢化などがあります。
 間伐や枝打ちなどの整備がされていない人工林の中は、まるで満員電車のように細い木々が立ち並び、林の中は日光が届かず真っ暗で、草木の根が張りません。そのため、雨が降ると表面の土が流されてしまい、雨が土にしみ込まないので、地下水もできません。
 このような状況で大雨や台風などが発生した場合、根が水を吸いきれず、土砂崩れが発生しやすくもなってしまいます。
 ただ木を植えて増やすだけでは、水を育む豊かな森にはならないのです。
 では、人の手で豊かな森をつくることはできないのでしょうか。
 人工林であっても、木を植えた後、下草刈り、枝打ち、間伐などの手入れを継続することで、残した木の幹が太くなり、しっかりと根を張れるようになります。
 手入れをすることで、森の中に日光が差し込み、今まで発芽できなかったいろいろな木の種子が育ち、本来の豊かな森への再生を目指すことができます。
 日本で利用する木材の七割以上は、安い輸入木材です。間伐材も出荷すると赤字になるため、山から出さないことが主流です。日本の森林資源は使われず、使われないから森が荒廃していくという現状があります。
 日本の木を使い、林業が盛んになることで豊かな森が育まれているのです。
 今の私に出来ることは、現状を知ること。また、日本の木材を選んだり、活用方法を考えたりすることが、水と、私たちをとりまく自然環境を守っていくのだという意識を持ち続けること。そしてそれを、周囲の人たちにも伝えていくことだと感じています。

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2021.08.17

Summer-Academic Course【聖光学院 × 洗足学園】で学びを深めています

昨日より8月20日(金)まで5日間の日程で開催されている「Summer-Academic Course」に洗足生たちが参加しています。
「Summer-Academic Course」は、男子校の聖光学院の生徒と、女子校の洗足学園の生徒が、お互いに考えを共有しながら議論を深めていく研修です。
今回のテーマは「ジェンダー」です。
専門家を招いて、一般的に「当たり前」だと思われている社会構造、偏見、男女の役割などについて深く考えていきます。

専門家の講演・ワークショップは一部英語で実施されます。
1グループ4人程度に分かれ、各グループにバイリンガルの大学生または社会人のメンターについてもらい、ディスカッションやグループワークを進めていきます。

生徒たちは以下の2点を意識して、研修に参加しています。
1 自分の考えや感じたことを共有する。
2 物事を主観的に決めつけたりせず、新しいことや他人の考えなどに進んで耳を傾ける。

他校の生徒との交流、専門家の講演、メンターからのアドバイスなどから、生徒たちは多くのことを学び、経験しています。
この研修をきっかけに、より社会を広く見つめ、思考を深めていってもらいたいと思います。

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2021.08.16

合唱部のオンライン練習の様子を紹介いたします

本校では現在神奈川県に発出された緊急事態宣言を受けて、校内での部活動を休止しております。
代わりに各部はオンラインでの活動に取り組んでいます。
本日はオンラインで行われている合唱部の練習の様子を紹介いたします。

現在合唱部は8月18日に開催予定の第64回神奈川県合唱コンクールに向けた練習に取り組んでいます。
オンライン練習を8月10日から開始し、腹筋を意識するウォーミングアップ、発声練習、歌詞解釈、イタリア語、マジャール語の発音練習などを行っています。
パート練習では、オンライン上で3つのグループに分かれて1人ずつ歌い、先生や高2の生徒がアドバイスを行っていきます。
パート練習後の「合わせ」では、指揮の先生と伴奏に合わせて声を出していきます。

高2の生徒たちは、「対面での練習ができない中、初めてのオンライン練習ではありますが、みんなにはコンクールを終えたときに『中途半端だった』という思いを抱いてほしくないです。」と語ってくれました。
7月半ばに入部した中1生たちは、対面での練習回数が少ない中、オンラインでの練習に懸命に取り組み、コンクールに臨みます。

コロナ禍の中での活動ですが、生徒たちは工夫を凝らし、目標に向かって取り組んでいます。
生徒たちのひたむきな頑張りを応援していきます。

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2021.08.13

中3・高1・高2で夏期講習がスタートしています

先日高校3年生の夏期講習の様子を紹介いたしましたが、本日は中学3年、高校1年、2年の夏期講習の様子を紹介いたします。
これまで行われていた高校3年に加え、今週火曜日から中学3年以上の学年でも夏期講習がスタートしました

学期中の通常授業を担当している先生が夏期講習も担当するため、生徒たちの学びの状況を十分把握した授業を実施できます。
また、生徒たちも気軽に質問することができ、学期中の授業を土台にして希望の進路の実現に向け更に進んだ学習を行うことができます。
「授業で分からない箇所を補強したい」、「もっと理解を深化させたい」など、それぞれが自らの目標を定めて講習に臨んでいます。

教室を覗くと、授業内容を余すところなく吸収し、自らの力にしていこうと講習に向き合う生徒たちの姿がありました。
先生たちもデジタルホワイトボードを駆使して、授業を行っていました。

講習は高校3年も含めて3日間を1タームとし、8月25日まで行われます。
生徒たちの学びに向けた真摯な姿勢を、今後も全力で支えていきます。

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2021.08.11

種子島エアロスペーススクールに本校生徒が参加します

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主催する「種子島エアロスペーススクール2021」に、本校高校1年M.Yさんが参加することになりました。
「種子島エアロスペーススクール2021」は全国から選ばれた高校生が、オンラインで宇宙航空分野の最先端の講義や施設設備の模擬見学、グループディスカッション等を通して体験学習を行うプログラムです。

Mさんは小学生の頃から宇宙に興味があり、プラネタリウムによく行っていたそうです。
夏休みを迎えるにあたって、自らの興味がある学外活動を探していたところ、JAXAのホームページで今回のプログラムに目がとまり、応募することを決意しました。
全国の高校生とオンラインを通して共に活動を行うことで、切磋琢磨できることへの期待を報告に訪れた校長室で、Mさんは目を輝かせながら語ってくれました。

種子島エアロスペーススクールは8月24日から26日までの3日間の日程で、1日あたり5時間から6時間のプログラムが行われます。
この機会を通して、Mさんが宇宙への好奇心を更に広げ、深く探究していくことを期待します。
Mさんの挑戦を心から応援しています。

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2021.08.10

国連英検で中2生が国連協会会長賞を受賞しました

国際連合公用語英語検定試験(国連英検)は、1981年から始まった長い歴史を持つ英語検定試験です。
受験級は特A級からE級までの全部で6つの級があり、年に2回、全国主要都市で試験が実施されます。

中学2年I.Aさんは本校の模擬国連同好会に所属し、その活動の中で国際知識の必要性を感じ、日本国連協会が主催するこの英語検定に興味を持ちました。
今回A級の試験にチャレンジし見事合格、A級受検者の中から成績優秀者に与えられる「国連協会会長賞」を受賞しました。
二次試験の面接では「コロナ禍がなかったら、国際社会で重要になっていた課題はどのようなものだと思いますか」という質問が出されました。
Iさんはこれまでの洗足での学びや模擬国連同好会での活動で得た経験をもとに、気候変動や森林の減少といった環境問題について答えていきました。

現在、Iさんは海外大学のネット講座を受講し、更に国際知識を広めています。
次回は特A級に挑戦しその成績優秀者に与えられる「外務大臣賞」を狙いたいと報告に訪れた校長室で抱負を語ってくれました。
Iさんをはじめ自らの目標に向かってチャレンジする生徒たちの頑張りを、今後も全力で応援していきます。

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2021.07.27

高校生ビジネスグランプリへの高1生の挑戦

夏休みは、本校が掲げる教育の柱の一つである「学外交流活動への挑戦」に積極的に取り組む絶好の期間です。
本日は、日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」に今年挑む高校1年生4名の取り組みを紹介します。

「高校生ビジネスプラン・グランプリ」は「活力ある日本を創り、地域を活性化するためには、次世代を担う若者の力が必要である」という理念のもと、高校生・高専生がビジネスプランを作成する過程を通じて、自ら未来を切り拓いていける力を養うことを目的として毎年開催される全国規模のビジネスコンテストです。
本校からは毎年応募する生徒たちが増え、2018年度には「人間の敵『G』が悪者からヒーローに?!」で審査員特別賞に、2019年度には「元気な魚を取り戻す!~世界初!味で誤食を防ぐ生分解性プラ~」で準グランプリに輝く生徒たちが生まれました。

先輩たちの活躍に刺激を受け今年も多くの生徒たちが、「ビジネスプラン・グランプリ」に挑戦をします。
本日紹介する4名の高1生は、高校2年生で取り組む研究論文執筆に向け高校1年から準備を進めていく中で、その研究をビジネスにも生かせるのではないかと考え、挑戦することを決意しました。
この日は7月27日に主催者が開く相談会に向け、具体的なビジネスプランのアイディアを4人で出し合うため、ミネルヴァカフェに集まりました。

4人にはそれぞれの思いがありました。
Aさんは、中学で学外活動には参加していなかったそうです。
しかし、1つのことをやり遂げてみたいという思いが自分の中に常にあり、高校では是非学外活動に挑戦したいと思って今回参加することにしました。
Bさんも、これまで1回も学外活動に挑戦したことはありませんでしたが、今回チャレンジする環境に身を置くことで、自分を変えたいと思ったそうです。
将来、職業に就いた時に人の役に立ちたいと語ってくれました。
Cさんは昨年日経STOCKリーグに参加し、企業を見る機会を得ました。
今回は企業側で物事を考えることを通じて、自身の思考力を高めていきたいと話してくれました。
Dさんは、1つの目標に向けてみんなで何かを成し遂げたいという思いから参加を決意しました。
夏は忙しいが、この挑戦を通じスケジュール管理能力を高めたいと抱負を述べてくれました。

それぞれの思いを胸に4人の挑戦が始まります。

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2021.07.20

数学と音楽の創造性 演奏会&講演会を行いました

昨日(7月19日)中学3年、高校1年を対象に洗足学園前田ホールにて行われた、「数学と音楽の創造性 演奏会&講演会」の様子を紹介いたします。

数学研究者であり、ジャズピアニストであり、メディアアーティストであり、STEAM教育者であり、2025年に開催される大阪・関西万博のプロデューサーでもある中島さち子先生をお招きし、「数学と音楽の創造性 21世紀を彩るのはあなたの創造性だ!」をテーマに、講演とジャズ演奏が行われました。

オープニングは中島先生(ピアノ)、マルチリードプレイヤーの鈴木広志さん、パーカッション奏者の相川瞳さんによるジャズ演奏です。
一流の奏者による演奏に、生徒たちは音楽の世界に引き込まれていきました。
奏者の紹介の後、中島先生から今回のテーマである「数学と音楽の創造性」についての講演が行われました。
一見すると全く別分野に思える「数学」と「音楽」は、実は深い繋がりがあることを中島先生は様々な角度からのアプローチで、生徒たちに示してくださいました。
生徒たちはこれまでの概念を超え、新たな視点をもたらしてくれる中島先生のお話しに大きく頷きながら、メモを取っていました。
これをきっかけに大いに創造力を養い、音楽も数学も楽しみながら、これからの学びに生かしていってもらいたいと思います。

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2021.07.19

学校説明会を開催しました

7月17日(土)、本校主催一般入試志望者対象学校説明会を開催いたしました。
説明会は同一プログラムで4回行われ、延べ880組1760名の皆様がご来校されました。

当日は新型コロナウイルス予防に万全を期し、来場者の皆様には正門での検温、受付での手の消毒にご協力いただきました。
また、大講堂では前後左右を空けてご着席いただき、常にドアを開けての換気、各回終了後の座席の消毒作業を行いました。

開会前には本学園卒業生による弦楽四重奏のミニコンサートが行われました。
説明会は、宮阪校長の挨拶、学校説明からスタートしました。
学園の根底に流れる精神から現在の取り組みに至るまで、スライドを用いながら説明申し上げました。
宮阪校長は最後に、大学在学中に「教育」から「医学」に進路を変更し、現在医学部の大学院に通う卒業生の海外でのボランティア活動の様子の写真をスクリーンに映し、彼女の志を持った生き方、希望する道を選び取ることができる幅広い学びの姿勢を紹介し、説明を締めくくりました。

教頭による具体的な教育内容の説明に引き続き、卒業生によるパネルディスカッションが行われました。
パネラーは今春卒業し、東京大学文科二類1年在学中の松本由衣さん、京都大学農学部1年在学中の岩田夏希さんのお2人です。
ディスカッションの内容は多岐に渡り、部活動の話から生徒会活動・課外活動の話、大学入試に向けての取り組みなど在学中の6年間を振り返り、エピソードを語ってくれました。
そして、現在大学で取り組んでいることに洗足での学びがどのように結びついているのかを話してくれました。
ディスカッションの締めくくりとして、将来の夢とそれに向けての過去と現在を語る2人の目はきらきらと輝いていました。
2人のディスカッションに会場からは大きな拍手が送られていました。

校務主任より2022年度入試に向けての説明の後、希望される方に校舎見学が行われました。
ツアー形式で行われた校舎見学では、案内の教員からその施設ならではのエピソードが語られ、またいくつかの施設の入り口には卒業生たちが立ち、その場所での在学中の思い出を話してくれました。

当日ご来校いただいた皆様に心より御礼を申し上げます。
今回ご予約をいただけなかった皆様には、秋に校内での説明会を予定しております。
ご予約などの詳細は8月下旬にホームページ上でお知らせをする予定です。
是非本校のホームページをご覧いただければと思います。

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2021.07.15

中1 夏休みの過ごし方をアドバイスを行いました

中学1年生にとっては洗足学園に入学後、初めての夏休みを迎えます。
夏休みは自らを律する「自律」を実践に移し、タイムマネージメントのスキルを身につける大切な時期です。

中学生として初めて迎える夏休みを有意義なものにできるように、この日は大講堂でアドバイスが行われました。
アドバイスとはいえ、先生から生徒たちに一方的な情報伝達をするのではなく、生徒たち自らが深く考えていくのが洗足流です。
先生の説明にあわせ、スクリーンには「自由に過ごせる40日間をプロデュースしよう」と表示されました。
生徒たちにとって理想の夏休みとはどのようなものなのかを、生徒たち自身が考えていきます。

自身が考えた夏休みの過ごし方をお隣の席のクラスメイトと交換し、感想を伝え合います。
相手の話を聴き、また自分の考えを伝えていく中で、視野が広がっていきます。
それを実感している中1生たちの表情は、実に生き生きとしていました。

生徒たちには自分ならではの目標を立てた上で、今しかできない夏の過ごし方を考え、実践してもらいたいと思います。

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