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2023.06.21

俳句甲子園での生徒たちの健闘

第26回俳句甲子園全国高等学校俳句選手権大会に、高校1年生24名からなる4チームが参加しました。
俳句甲子園とは、5人1チームで俳句作品の点数と鑑賞の点数の合計で競う大会です。
俳句甲子園への参加は、洗足学園として初の挑戦となります。

生徒は、5月初旬から熱心に句作に取り組みました。
兼題は、「日永」「草餅」「ヒヤシンス」といずれも春の季語で、一部の生徒には馴染みがないものであったらしく、悪戦苦闘をしていました。
しかし、試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ句が出来上がっていき、自分の手を離れて一つの小宇宙が完成すると、大きな達成感を覚えたようです。

中間考査後からは俳句の鑑賞の練習にも取り組み、自主的に朝の時間に集まり、チームの俳句の良い点・悪い点に関して徹底的に議論する姿が見られました。
数か月前までは俳句の初歩すらも知らなかった生徒たちが、俳句の細部にまで切り込み、精緻に鑑賞する姿は、崇高なものが感じられました。

本番の6月11日(日)、生徒たちは、東京大会の会場である羽田空港第1ターミナルビルに赴きました。
東京大会は2会場に分かれ、各会場の優勝チームが全国大会への切符を手にします。
生徒たちは、最初こそ緊張した面持ちではありましたが、両会場のチームとも日頃の成果を十分に発揮し、初出場とは思えないほど闊達な質疑応答と鑑賞を見せてくれました。
彼女たちのみずみずしい俳句作品は、審査員から好評をいただき、本人たちは驚きながらも嬉しそうな表情を見せていました。

結果としては両会場のチームとも1勝2敗となり、残念ながら全国大会へ出場することは叶いませんでしたが、同好の士が切磋琢磨する環境から、多くのものを得たようです。
「来年度の俳句甲子園も出場し、全国大会を目指したいです。」と語る生徒たちは、学校に戻り早速、宮阪校長先生に学校公認団体立ち上げの申請を行いました。
生徒たちの今後の活躍から目が離せません。

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2023.06.16

慶應義塾大学と連携し食育の講座を実施しました

本校では積極的に大学や企業と連携し、幅広く特別講座を開設しています。
今回は、慶應義塾大学とコラボレーションし、食育に関する講座を開講しました。

6月3日(土)放課後、慶應義塾大学医学部化学教室の井上浩義教授、パティシエの大山栄蔵先生を講師にお迎えし、「日本人の食物繊維摂取とアンチエイジング」をテーマに講座を実施いたしました。
当日は食に興味関心のある生徒たちが参加し、大変な盛り上がりを見せました。

井上先生の講話では、ユーモラスかつデータを基にしたお話に、生徒たちは引き込まれ、その内容を熱心に書き留めていました。
適量の食物繊維の摂取は、大腸がんのリスクを半分近くに減らす働きもあるということを聞き、生徒たちは驚きの表情を見せていました。
また、食物繊維の不足分を補うことについて具体的なアドバイスもあり、自身の食生活をどのように改善するとよいかに思いを巡らせているようでした。
アンチエイジングの側面においても、摂取する食物が大きな影響を与えることを知り、改めて「食」の重要さについて考えさせられたようでした。

大山先生は、ショートケーキの作り方を実演してくださいました。
明るく、飾らない姿勢でケーキ作りについて教えていただき、生徒たちは熟練のパティシエならではの考え方を伺うことができました。
特に砂糖やバター、イチゴや生クリームなど、ケーキを作るのに欠かせない食材に関する詳細なお話は、大変興味深いものであったようです。
また、フランスでの修行時代のお話や長年の経験に裏打ちされた技術を披露してくださいました。
大山先生の鮮やかな手際に、生徒たちからは歓声があがっていました。

飢餓、フードロス、低い食料自給率、食料価格の高騰など、世界には食料をめぐる様々な問題が山積していますが、生徒たちには身近なことから「食」に対する意識を高める大変良い機会となりました。

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2023.06.15

中間考査後の特別授業~高校2年生編

昨日に引き続き本日は、中間考査後の特別授業に取り組んだ高校2年生たちの様子をお伝えいたします。

高校1年と同じく、中間考査を終えた翌日の5月26日(金)に特別授業を実施しました。
高校2年では特別授業として「中間考査問題分析会」を行いました。
国語・数学・英語・社会・理科の5科目の考査について、進路委員・教科委員の生徒たちのファシリテートのもと、生徒主体でディスカッションを行うというものです。

ディスカッションのテーマは各教科で異なりますが、例えば「数学」ではグループごとに割り当てられた問題の解法について議論を行い、理解を深めていきます。
問題を解く際の過程を共有することで、答えを導き出す過程と設問との対応関係や、ミスが起こりやすいポイントについての気付きなど、新たな発見を得ることができたようです。

どの教科の分析会でも、さらに学力を伸ばしていきたいという意欲が存分に感じられる活発な話し合いが行われていました。
高い志を持った友人たちと共に、互いに刺激し合って学べることも、洗足学園の大きな魅力の一つです。

生徒たちは、その後の授業内で行われた答案返却の際に、早速分析会での気付きを振り返りに活かしているようでした。
点数に一喜一憂するのではなく、次の学びにつなげていくため、課題意識をもって問題に取り組み直している様子が見受けられました。

出題の意図を推し量り、問われていることと持っている知識がどのように結びつくのかを考える「問題との対話力」は、これからの学びに必要な力です。
考査を通して得た生徒たちの深い学びが、今後に生かされることを期待しています。

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2023.06.14

中間考査後の特別授業~高校1年生編

先日のNEWS&TOPICSで取り上げました今年度からの新たな取り組みである中間考査後の「特別授業」。
記事では中学1年生・中学2年生の様子を紹介いたしましたが、高校生の取り組みも是非紹介してもらいたいとの声を頂戴しました。

そこで本日と明日の2回に分けて、高校1年生と高校2年生の取り組みを紹介いたします。
前編となる本日は、高校1年生の様子をレポートいたします。

5月26日(金)、前日まで行われた1学期中間考査の結果を踏まえ、終日行われた「特別講座」。
国語・数学・英語を中心に、各自が考査の結果より克服すべきことがあると感じた教科・科目の振り返りと直しを行っていきます。
教員や卒業生が廊下に待機し、わからない箇所があればすぐに質問ができる環境を作りました。
これまで質問に行く時間が取れず、わからないところをそのままにしてしまっていた生徒たちからは「質問も聞きに行きやすく、わからないところを解消できました。」との声が聞こえてきました。

直しや振り返りが十分にできた生徒たちには、レベルの高い入試問題を解く講座や「Chat GPT」について考察する講座など、普段の授業では取り扱わない内容に触れる講座が複数用意されました。
生徒たちは難題に頭を抱えながらも、チームで協力し合いながら、答えを導き出していました。

生徒たちにとって、自分の理解が不十分だった単元を見直す良い機会となった今回の特別授業。
7月には期末考査が実施されます。
今回の特別講座で学んだ内容を生かして、期末考査に臨んでもらいたいと思います。

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2023.06.12

中2 「対話」×「探究」の実践 後編

前回のNEWS&TOPICSで紹介いたしました中学2年の「対話」×「探究」の実践。
本日は、初回の実践の翌々週に行われた2回目の取り組みをレポートいたします。

初回の対話のテーマは「最近嬉しかったこと」。
2回目の「対話」×「探究」の時間では、グループ内でそれぞれが文献を読むことでわかったことを共有しながら、前回設定した問いを問い直す対話を行いました。

そして、問いの設定までの流れや、なぜ今回新たな問いを出すことができたのか、今後この問いをどのように深めていくことができるかなどをスライドにまとめ、発表を行いました。
また、この発表を受けて、「自分のチームで調べた〇〇という文献も使えそうです」「自分の班と同じような問いであったけれど、視点が違っていて面白かったです」など、クラスメイトからのフィードバックがありました。

生徒たちの真剣な眼差しや対話の中で見せる表情から、抽象的なテーマを具体化していくことの楽しさ、自分の意見を認めてもらえることの充実感、問いを深める挑戦から得られる高揚感が伝わってきました。

今回の実践は、生徒たちが自身のキャリアをデザインしていく力にも繋がっていきます。
2学期には、それぞれが関心のあるテーマで探究活動を更に深く行っていく予定です。

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2023.06.09

中2 「対話」×「探究」の実践 前編

本日は中学2年で行われた「対話」×「探究」の実践の様子をレポートします。

中学1年時に3度の「対話」を経験してきた中学2年の生徒たち。
今回は、中学3年時の研究論文執筆に向け、グループでの「対話」を行うことで問いを深めていく「探究」活動を、2回に渡って行いました。

対話のテーマは「最近嬉しかったこと」。
生徒たちは、対話促進のための道具である円卓状の用紙を用いながら、嬉しかった状況について「何を言っても良い」「互いに問いかける」などの対話の約束に則り、自由に対話を行っていきました。

次に、教員から「問いになりそうなものがあるか、探してみよう」と言われると、「なぜこの体験が嬉しかったのか」「嬉しいという感情はどのようなものなのか」「皆が共通して嬉しいと思ったことがあるが、それはなぜなのか」など、多くの問いが出てきました。
その後、それぞれのグループで1つの問いに絞り、2週間後の総合的な探究の時間までに、その問いを深めるために一人一人が文献を読んでくることを課題とし、1回目の「対話」×「探究」の時間は終わりました。

次回のNEWS&TOPICSでは、2回目の実践の様子を紹介いたします。
どうぞお楽しみに!

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2023.06.08

幾何の授業でミネルヴァ像の高さを測りました

本校の数学科では机上だけで数学的思考を育成するのではなく、「体験」に基づいて豊かな思考を育んでいきたいと考えています。
特に抽象的な概念を具体化していく力は、数学のみならずあらゆる学問で通じる力となります。
その具体化する力に「体験」は欠かすことのできない要素であると考えています。

今回中学2年数学「幾何」の授業では「比」を学んでいます。
「比」を利用して、本校の象徴ともいえる女神ミネルヴァ像の高さを測っていきます。
この「体験」を通して、数学は実生活に取り入れて考えることができる学問であることを、生徒たちに実感してもらいたいと考えています。

生徒たちはグループでミネルヴァ像の高さの計測に臨みました。
メンバーで協力しながらメジャーで底辺の距離を測っていきます。
その後、Chromebookを使用しながら、ミネルヴァ像の高さを計算していきます。
ミネルヴァ像の高さを実際に測量しなくても、底辺の長さを測量すれば相似形を利用して高さを割り出すことができるということを、生徒たちは目を輝かせながら学んでいました。

洗足学園では生徒たちに多くの「体験」を通して、学問の面白さを伝えていきます。

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2023.06.07

高2 修学旅行事前学習を行いました

高校2年では、10月に実施予定の奈良・京都方面への修学旅行の準備を本格的にスタートしました。

本校では、修学旅行を生徒による自治活動の大きな機会としても位置づけています。
行程の検討や事前学習の計画など、すべて生徒たちの中から選ばれた修学旅行委員が主体となって行います。
毎年各学年の修学旅行委員たちが、新しい修学旅行を創り上げていきます。

今年度の高校2年修学旅行委員会は、高校1年時の今年1月に発足しました。
委員が話し合いを重ねて考案した修学旅行のコンセプトは「結ぶ」。
同級生たちとの親交を「結ぶ」、これまで勉強してきた知識を「結ぶ」、締めくくりとなる行事を「結ぶ」など、様々な意欲が込められた言葉です。

先日開催された事前学習会において、コンセプトと行程が委員たちから発表されました。
修学旅行実行委員長のHさんは、次のように高2生たちに語りかけました。
「誰もが楽しみにしている行事とあって、私たちも大きな責任を感じています。
大人になってからも思い出に残るような修学旅行にするために、全力を尽くしていきます。」

今後も、生徒たちが主体となって行われる修学旅行事前学習は続いていきます。
有意義な修学旅行にするべく活躍する生徒たちの更なる頑張りに期待しています。

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2023.06.02

海外大学に進学する卒業生が講演を行いました

5月25日(木)、今春海外大学に合格し、秋より進学を予定している卒業生による「海外大学セミナー」が行われました。
海外大学進学に興味のある生徒たち26名が小講堂に集いました。

卒業生のM.Hさんはイギリスの大学進学を志し、多くの大学に合格、その中からUniversity College Londonを進学先に選びました。
Mさんが語る海外大学の情報は、在校生たちにとって新鮮で驚きに満ち溢れていました。
イギリスの大学に行く場合は、ファウンデーションコース(進学準備コース)に1年通学が必要で、その後学部3年、大学院1年というシステムになっている。
受験の際、一番重視されるものは「志望理由書」であり、内容はストーリー性が求められる。
海外大学には日本の大学では発展していない学問分野を専門的に学べる環境がある。

次々に説明される情報を生徒たちは大きく頷きながら、懸命に書き留めていました。

また、Mさんからは自身の海外大学への志望の動機やプロセスなども語られました。
海外大学を志望することで、自身の将来についてじっくりと考えることができたことが一番の収穫であったと話すMさん。
洗足での研究論文の執筆や学外交流活動の経験が、大学で学びたいことに繋がっていると話してくれました。
講演後の質疑応答では、参加した在校生から積極的に質問が出され、Mさんは丁寧に答えていました。

視野を広くし、あらゆる選択肢を持つことの大切さを卒業生は後輩たちに伝えてくれました。
限られた選択肢の中から選択を迫られるのではなく、幅広い選択肢から納得のいく生き方を選び取ることの大切さを学んだ時間となりました。

Mさんは、6月21日(水)開催予定の帰国生対象学校説明会で登壇し、スピーチを行う予定です。
帰国生対象学校説明会のご予約はこちらからどうぞ。
皆様のお申し込みをお待ちしております。

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2023.05.31

中3 ゆっくり落ちる紙選手権レポート 後編

昨日に引き続き、中学3年「総合的な探究の時間」に実施された「ゆっくり落ちる紙選手権」の様子をレポートいたします。
後編の本日は、第2週目となる5月18日の活動の様子を紹介いたします。

この日は、クラス内予選と決勝を行いました。
各クラスで予選を行い、最も記録の良かった1班がクラスを代表して決勝に進みます。
予想を裏切る結果になったものもあり、各クラスで声援が飛び交う賑やかな予選となりました。

決勝の前には、教員によるエキシビションマッチも行われました。
教員が生徒と同様に課題に取り組む姿は、生徒たちへの良い刺激になったようです。

決勝では、最初にクラス代表の6班がプレゼンテーションを行い、どのような根拠で加工を行ったのか発表しました。
他班の工夫を見て、自分たちでは気付かなかった発見もあったようで、生徒たちは真剣に発表に耳を傾けていました。
決勝は大いに盛り上がり、好記録が出た班はクラスの皆と喜び合っていました。
優勝・準優勝チームには賞状が授与され、優勝したクラスには副賞も用意されました。

自ら思考し実践するというまさに「探究」する活動を、楽しそうに周りと協力しながら行っていた生徒たちの姿が、大変印象的でした。
中学3年生たちは探究活動として、研究論文の執筆も行っています。
今回の企画で見せてくれた疑問を突きつめていく姿勢は、論文執筆にもきっと活かされることでしょう。
今後の活動に期待の高まる一日となりました。

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2023.05.30

中3 ゆっくり落ちる紙選手権レポート 前編

本校では「総合的な探究の時間」において、各学年で特徴ある取り組みを行っています。
本日・明日の2回に渡って5月11日・18日に実施した中学3年の活動について紹介いたします。
前編の本日は第1週目の5月11日の様子をレポートいたします。

中学3年では「楽しく探究する」ことを目標として、学年企画を行っています。
今回の取り組みは、「ゆっくり落ちる紙選手権」と題し、B4の紙を高所から落とし、どれだけ長く空中に紙を滞在させることができるかを競いました。

「切る・折るの加工を1か所ずつ行わなければならない」というルールの中、1週目は各クラス8班に分かれ、それぞれ試行錯誤を繰り返しました。
生徒たちは、加工した紙を実際に落としてみながら意見を出し合い、スライドに思考過程をまとめていました。
くしゃくしゃに丸めたもの、複雑な形に組み立てたものなど、班によって様々なアイデアが飛び出し、生徒たちの発想の柔軟さが存分に発揮されていました。

明日は、選手権の予選と決勝が行われた5月18日の活動の様子を紹介いたします。
どうぞお楽しみに!

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2023.05.26

高1 「疑う」練習を行いました

5月18日の「総合的な探究の時間」に、高校1年では「疑う」練習を行いました。
「疑う」は、本年度の高校1年の学年目標でもあります。

「疑う」力は、未来の予測が難しい「VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)」の時代を生き抜くための必須スキルであるとも言えます。
高校1年では、年間を通してこの「疑う」力の涵養に取り組んでいきます。

生徒たちは既に前回の授業において「疑う」練習のキック・オフを終えており、今回は「疑う」練習の2回目に取り組みました。
前半では、「一つのテーマを様々な観点から疑う」ことに取り組みました。
4人1グループを作ると、グループごとに異なるテーマが与えられました。
与えられたテーマは「コンビニ」「ミールキット」「掃除機」「文房具」など多種多様なものです。

生徒たちは、まずテーマに対して疑問を持つところからスタートしました。
例えば、「コンビニ」というテーマが与えられたグループは、「いつからあるのか」「コンビニの定義とはなにか」「どんなものでも販売することができるのか」などの疑問を協力して出し合い、一つのテーマに対し、次々と複数の切り口を発見していました。

更に、教員側からランダムで配布されたキーワードも利用し、複数の切り口を深化させることにも成功していました。
生徒たちが和気あいあいと自由闊達に議論をする姿は頼もしく、中には短時間で思いもかけない独創的な観点を提示する生徒もいました。

授業の後半では「自分自身を疑う」ことに取り組みました。
中学3年時に完成させた研究論文を「様々な観点から疑う」ことで、一度は完璧に仕上げたと感じていた研究論文にも、まだまだ改善の余地があり、切り口を変えてみた時に、全く異なる視野が開くことに気づいたようでした。

高校2年生次に集大成として執筆することになる研究論文へも、「疑う」力を活用して、多様で豊か、かつ強い足腰を持つ研究となることを期待します。

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2023.05.24

研究論文ポスターセッションのポスターを展示しています

本校では、探究活動を重要な教育項目と位置づけ、様々な取り組みを行っています。
その探究活動の取り組みの集大成として、中学3年と高校2年での研究論文の執筆があります。
論文の執筆はもちろんですが、研究の成果を発表することも活動の大きな柱となります。

昨年度の中学3年・高校2年の研究論文の発表では、両学年とも代表に選ばれた生徒の講堂でのプレゼンテーションと共に、全員で取り組む発表形式のポスターセッションが行われました。
ポスターセッションでは、各自が執筆した研究論文の内容をまとめたポスターを掲示し、そのポスターを見て質問を投げかけてくる級友や保護者、教員に説明を行います。

中学3年(現高校1年)では、ポスターセッション終了後、来場者による優秀発表者の投票が行われました。
投票の結果選ばれた5つのポスターが、現在SKYLIGHT READING ROOM前のスペースに展示されています。

展示されたポスターの研究内容は、以下となります。
・「唐衣・裳形式の成立過程に関する3説比較」
・「中高生の対話をより効果的にするためには」
・「茶柱が立つ確率を上げる方法」
・「有人地帯におけるドローンの目視外飛行を実現するまでの課題と生活に密着した新たな使い方」
・「韓国と日本におけるアイドル市場のマーケティング」

どのポスターも研究内容が的確かつコンパクトにまとめられ、一目で論点と検証、結論がわかる内容となっています。
後輩であり近い将来研究論文に取り組む中学生たちも、先輩であり既に研究論文執筆経験のある高校生たちも、ポスターの前で立ち止まり、その研究成果を興味深く見つめていました。

本校にご来校の際は、是非SKYLIGHT READING ROOM前にお立ち寄りいただき、生徒たちの研究の成果をご覧いただければと思います。

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2023.05.23

2年連続で国際哲学オリンピックに出場した生徒の活躍

2022年度国際哲学オリンピック選考会においてグランプリに輝き、昨年ポルトガルで開催された「第30回 国際哲学オリンピック」に出場した高校3年多田夏希さんが、2年連続で「第31回 国際哲学オリンピック」に出場しました。

「国際哲学オリンピック」は、1993年に東ヨーロッパを中心とした各国の高校・大学の哲学教師が協力して始めた、高校生の哲学エッセイコンテストです。
国際哲学協会連盟の後援、ユネスコの協賛を受け、毎年5月に参加国を会場として開催されます。
本年度の開催地はギリシャ、会場はインターナショナルオリンピックアカデミーです。

31回目の開催となる今年のテーマは「競争の公平性」です。
生まれ持ったものはそれぞれ違う中で、どのように公平に競争をしていくかという内容を考えていきます。
エッセイライティングや講演会からなるプログラム以外にも、世界からの参加者との交流という貴重な経験が積める場となります。

参加の報告に訪れた校長室で、多田さんは2年連続で出場したことにより、昨年よりもさらに多くの収穫があったと語ります。
エッセイの執筆では、思考を以前よりも格段に深めることができ、納得できるものを書き上げることができました。
その背景には、昨年から今年にかけての洗足での1年間で、リーダーとしての経験を積めたことが挙げられると話してくれました。
皆の意見をまとめて率いていくには、目標を明確に提示できるかが重要で、その中でロジックの大切さを実感したという多田さん。
洗足での学びや行事での経験を通して、論理性を鍛えてきたことが、今回のエッセイの作成でも世界中の参加者との話し合いでも有効であったと語ります。
昨年は相手から聞かれて答えることが多かったが、今年は自ら発信して行くことができたと宮阪校長先生に話し、報告を締めくくりました。

多田さんは、7月8日(土)に開催される「一般入試志望者対象学校説明会」において登壇し、今回の学外交流活動の経験を語る予定です。
予約受付は、6月1日(木)午前9時から開始いたします。
是非お申し込みください。

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2023.05.19

6月・7月 学校説明会のお知らせ

本校では、一般入試志望者対象学校説明会を7月8日(土)に、帰国入試志望者対象学校説明会を6月21日(水)に開催いたします。

説明会では、校長による挨拶・学校説明、担当者による教育説明、入試説明に加えて、卒業生を招いてのインタビューも行う予定です。
また、説明会終了後にご希望の方を対象とした校舎見学も実施いたします。(帰国説明会では帰国生英語授業の見学も実施いたします。)
ご予約はmiraicompassよりお申込みいただけます。
 

一般入試志望者対象学校説明会

開催日
2023年7月8日(土)

開催時間
1回目 説明会: 9:00~ 9:45 校舎見学: 9:45~10:30
2回目 説明会:11:10~11:55 校舎見学:11:55~12:40
3回目 説明会:13:20~14:05 校舎見学:14:05~14:50
4回目 説明会:15:30~16:15 校舎見学:16:15~17:00
※1回目から4回目までの説明会の内容はすべて同じ内容となります。

定員   各回400組800名
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の一般入試受験をお考えの受験生・保護者

説明会内容
・学校長ご挨拶・教育説明
・洗足学園の学力育成について
・卒業生インタビュー
・2024年度一般入試について
※ご希望の方は校舎見学のご案内をいたします。
 

帰国入試志望者対象学校説明会

開催日
2023年6月21日(水)

開催時間
説明会: 10:00~11:15 授業・校舎見学:11:15~12:00

定員   300組900名
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の帰国生入試受験をお考えの受験生・保護者

説明会内容
・学校長ご挨拶・教育説明
・洗足学園の帰国生教育について
・卒業生スピーチ
・2024年度帰国生入試について
※ご希望の方は授業見学・校舎見学のご案内をいたします。
 
 
ご予約にあたって:
・より多くの受験生・保護者がご参加いただけるよう、当日の参加可能人数を一般説明会は1家庭最大2名、帰国説明会は1家庭最大3名とさせていただきます
・ご予約は1家庭1回のみとなります。複数回のご予約は承れません。(一般説明会と帰国説明会の重複予約は可能です)
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
・キャンセルをする場合は、miraicompassで手続きをお願いします。
 
 

学校説明会の申し込み方法

予約受付開始
2023年6月1日(木)AM9:00

予約受付終了
一般説明会 2023年7月 8日(土)AM8:30
帰国説明会 2023年6月21日(水)AM8:30
※先着順のため、残席がなくなった時点で予約を終了いたします。

お申込みに関して
1. miraicompassよりお申込みいただけます。こちらのページの最下段の「お申し込みはこちら」ボタンより専用サイトに接続してください。
2.受付完了後、学校説明会参加通知メールが届きます。当日はプリントアウトしたもの、もしくは携帯電話の画面を係の者にお見せください。
3.キャンセル待ちは承りません。

予約の変更に関して
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。

キャンセルに関して
・キャンセルはmiraicompassで手続きをお願いします。

当日に関するご注意
・発熱や風邪の症状がある場合は、当日のご来校を見合わせてください。
・集合時間までに、中学高校校舎2階大講堂にお越しください。
・個別相談会はございません。校舎見学の際に担当者にご質問ください。

個人情報について
・お申し込み時にご入力いただいた個人情報につきましては、学校説明会への参加目的に限り使用いたします。

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2023.05.12

生徒会役員任命式が行われました

本校では生徒自治活動の中核を生徒会が担い、生徒たちを導いていきます。
昨年度2月の会長・副会長選挙、3月の役員選挙で当選した生徒会役員の任命式が、5月1日(月)の放課後に行われました。

はじめに宮阪校長先生より、一人ひとりに任命書が手渡されました。
任命書を手にした役員の生徒たちの表情には、誇らしさと同時に、これからの活動への決意に満ちた様子が表れていました。

任命書授与の後、宮阪校長先生より役員たちへの言葉がありました。
生徒が学校の文化を創ることの大切さを宮阪校長は述べられ、その旗振り役である生徒会役員たちにエールを送られました。
その後登壇した生徒会長のYさんから、この1か月チームとして活動してきたことの振り返りと信頼関係の大切さについて話がありました。
「皆さんを頼りにすると同時に、私にも是非頼ってもらいたい」というYさんの言葉が、大変印象的でした。

これからの生徒会役員たちの活躍に、大いに期待したいと思います。

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2023.05.10

授業見学会の予約受付を開始いたしました

本日午前9時より、6月に開催される「授業見学会」の予約を開始いたしました

ご予約はmiraicompassよりお申込みいただけます。
こちらのページの最下段の「お申し込みはこちら」ボタンより専用サイトに接続してください。

本校の授業を見学いただき、洗足学園の教育をご理解いただければと思います。

開催日
2023年
6月3日(土)、10日(土)、24日(土)

開催時間 各日共通
1回目: 9:45~10:45 定員200組
2回目:11:00~12:00 定員200組

見学会内容
各教室や特別教室で実施されている授業を自由にご見学いただきます。
校舎内の施設・設備なども自由にご見学いただけます。

ご予約にあたって
・当日のご参加は1家庭4名までとさせていただきます。
・ご予約は1家庭1回のみとなります。複数回のご予約は承れません。

皆様のお申し込みをお待ちしております。

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2023.04.28

イギリス語学研修説明会を行いました

4月24日(月)放課後、「イギリス語学研修説明会」を開催しました。
「イギリス語学研修」は、夏休み期間中の約2週間の日程で行われる短期プログラムの語学研修です。
数ある洗足学園の海外語学研修プログラムの中でも、「アメリカ語学研修」と並んでその柱となる研修となります。

アメリカ語学研修は昨夏より再開し、今春も実施をいたしましたが、今夏よりいよいよ「イギリス語学研修」も再開されます。
この日は、参加予定の29名の生徒とその保護者が小講堂に集い、研修に当たっての説明を受けました。

研修施設となる「Studio Cambridge」は、ケンブリッジにて最も古い歴史を持つ語学学校で、高品質の英語教育で高い評価を受けています。
毎年世界各国から 4,000 人以上の生徒(フランスやスペイン、イタリアなど、ヨーロッパ各国やアジアの国々等)を受け入れています。

授業は原則1日に2レッスンで行われ、1レッスンあたり90分の集中授業を生徒たちは受けていきます。
1クラス15名程度の少人数制で、他国の留学生との混合クラスで英語研修を行います。
スピーキングとリスニングに重点をおいた授業では、様々なトピックでの会話ロールプレイやディベートなどを行い、実践的な英語を学びます。
また、アメリカ語学研修と異なり、寮での生活を行うのも、今回のイギリス語学研修の大きな特徴です。
夏の2週間の具体的なイメージを説明会から得ることができた生徒たちは、研修を有意義なものとするために今から何を行っていくべきかを真剣に考えている様子でした。

早期の海外での体験は、単に英語への開眼という効果だけでなく、精神的自立や学習意欲の大きな啓発の機会となります。
本校では、これからも生徒たちに幅広い選択肢を数多く提供して参ります。

NEWS&TOPICSは、4月29日より5月7日までゴールデンウィークのお休みをいただきます。
次回の更新は、5月8日(月)を予定しております。
どうぞお楽しみに。

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2023.04.27

生徒会専門委員会定例会が行われました

多様な能力の育成と人間的成長の達成のために本校が力を注いでいるものの一つが、生徒による自治的な活動です。
その自治活動の中心を担う生徒会活動は、会長や副会長をはじめとした役員の生徒たちの活動に加えて、各クラスから選出された専門委員の生徒たちの活動によって成り立っています。

専門委員会は以下の9つがあり、本日は9つの委員会と運動部・文化部の部長会、生徒会役員会の定例会が行われました。
図書委員会 放送委員会 選挙委員会
風紀委員会 報道委員会 保健委員会
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専門委員会の定例会では、高校2年生の委員長、副委員長の生徒たちを中心に本年度の活動目標や具体的な活動内容の説明が行われました。
高校2年生は学園のリーダーとして後輩たちを導いていきます。
その先輩たちの背中に憧れて、後輩たちはいつかは先輩たちのようになりたい、先輩たちを超える活躍をしたいという思いを胸に成長していきます。
委員会活動や文化祭・体育祭ではこの縦の繋がりが力となり、洗足学園の新たな伝統を生み出していきます。

今日の定例会でのキックオフの後、いよいよ専門委員の生徒たちの活躍が始まります。
生徒たちの主体的な行動が、活気あふれる学園生活を生み出していきます。

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2023.04.26

華道部の活躍をお伝えします

洗足学園では生徒たちに、本物の芸術に触れてもらいたいとの思いから、芸術に満ち溢れる空間を創造しています。
エントランスにある「Minerva Cafe」では、重要無形文化財保持者(人間国宝)であられ、紫綬褒章及び文化勲章を受章された日本を代表する陶芸家濱田庄司先生の作品が展示されています。

その濱田先生の作品に、華道部の生徒が花を生けました。
今回、花器には「青釉黒白流掛角鉢」を選びました。
青い釉薬の独特の色合いと白黒の流掛けの躍動感ある模様、シンプルながらも奥が深い造形の作品です。
生徒は器と花の調和を考え、色合いや高低、粗密のバランスをとり、見事に作品を創り上げました。

華道部の生徒たちの成長は目覚ましく、花を生けること通して、日本の伝統の素晴らしさや四季のある日本の美しさを表現しています。
憩いの場であるMinerva Cafeを、生徒たちの作品が季節を感じられる芸術に満ちた空間にしてくれています。
また、毎年9月に行われる彩羽祭(文化祭)では、大型の花器に活けた大作も展示され、来場者の目を楽しませてくれています。

生徒たちは、学業と部活動の両立を図りながら、かけがえのない6年間を過ごしています。

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