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2024.12.13

年末の大掃除を行いました

2学期も残り僅かとなり、本校でも終業式が来週に迫りました。
本日は、今年も大変お世話になった校舎をきれいにし、新たな気持ちで新年を迎えられるよう、全校挙げて大掃除を行いました。

中学1年生の教室を覗くと、机・椅子、ホワイトボードを丁寧に磨き上げている生徒たちの姿がありました。
床や壁の汚れが水拭きでみるみる取れていくと、生徒たちの表情は自然と笑顔になっていきます。
清掃活動を通じて、奉仕の精神をはじめ、机上ではなかなか得られない大切な心を生徒たちは学んでいきます。

明日は、小学校6年生対象の入試問題体験会が行われます。
懸命に受験に向かって頑張っている受験生を少しでも応援しようと、生徒たちは心を込めて掃除を行っていました。
受験生の皆さんは、在校生が心を込めて清掃した綺麗な教室で本番さながらに模擬問題を解き、中学入試に備えていただければと思います。

受験生の皆さんは、不安とも戦っていると思います。
皆さんのこれまでの努力は何があっても消えるものではありません。
自分を信じて、自分に自信を持ってください。
洗足学園は皆さんの頑張りを心から応援しています。

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2024.12.11

SKYLIGHT READING ROOMでの生徒たちの頑張り

2022年に生まれ変わった図書館の「SKYLIGHT READING ROOM」。
知の宝庫としての図書館の役割に加えて、自習室として生徒たちの学園生活に欠かせない施設として活用されています。
高校3年生と既卒生は夜の21時まで、70席を超える自習スペースを利用することが可能です。

本日は、SKYLIGHT READING ROOMで直向きに努力を続ける高3生たちの姿を紹介します。

朝、開門から間もない7時30分頃に訪れると、天井も壁もすべてガラス張りの「SKYLIGHT READING ROOM」には、その名の通り空より柔らかな光が降り注いでいました。
そんな清々しくも温かい空間で、ブラウン色に塗装された机に参考書や演習問題を広げ、高3生たちは集中して朝の学びに取り組んでいました。
また、MAC PROの置かれたコーナーでは、PCを活用しながら学びを進める生徒たちもいました。

夜の帳が降りた18時過ぎに、再度訪れると、ガラスの向こうの闇とは対照的に隅々まで明るく照らされた空間で、高3生たちは自らの課題に取り組んでいました。
筆記用具を動かす音だけが微かに聞こえる静寂の中、黙々と机に向き合う生徒たちの姿が大変印象的でした。

これからますます寒さが厳しくなりますが、体調をしっかり整え、自らの夢に向かって悔いのない時間を過ごしてほしいと思います。

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2024.12.05

高2 キャリア形成に向けた企画を行いました

高校2年では11月26日に、進路委員の生徒たちによるキャリア形成に向けた企画を実施しました。

10月末に修学旅行が終了し、いよいよ洗足学園での最終学年を迎える準備が本格化する中、「希望するキャリアの形成に向けて、友人たちはどのような取り組みをしているのかを知ってみたい」という生徒たちの声から、今回の企画が始動しました。

はじめに、生徒たちは4〜6人のグループに分かれ、各自の学びに関する悩みや思いを模造紙に書き出しました。
どのグループもたくさんの思いを綴っており、中には「こんな単純なことで悩んでいて大丈夫か不安だったが、そのように思っている人が周囲にいるとわかっただけで安心した」という声もあがっていました。

その後は、各グループが記入した模造紙をワールドカフェ形式で自由に閲覧し、書かれている悩みや質問に対しての回答を各自で記入するという形で進行しました。
生徒たちの回答は、時にはユーモアを交えつつも、真剣に答えたものばかりでした。

キャリア形成のためには、1人1人が努力をし続けることが大切です。
その上で、本校では生徒たちの希望を実現するため、生徒と学校が一丸となって努力する環境づくりをしています。
今回の企画は、生徒自身がそのような環境づくりを担っていきたいという熱い思いがうかがえる機会となりました。

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2024.12.03

中1 理科特別授業が行われました

本日は、中学1年の理科特別授業として実施した講演会の様子をお伝えします。

これまでの地学分野の授業の総復習・総まとめとして、気象庁より講師の先生をお招きして講演会を行いました。
担当していただいた講師は、本校卒業生で気象庁地震火山部に勤務されている鈴木里菜さんです。
鈴木さんは、後輩たちへの講演ということで、自身の洗足時代のお話や、現在の職業に就く契機となった東日本大震災の体験談も話してくださいました。

地震・津波・噴火が起こるメカニズム、自然災害に対する気象庁の監視体制、監視のために使用されている傾斜計・GNSS(全地球航法衛星システム)・空振計・気象衛星ひまわりの技術など、多分野にわたってのお話しに、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。
専門的なレベルの内容でしたが、鈴木さんは動画やイラストを交えて、中学1年生にもわかりやすく語りかけてくれました。

講演終了後の生徒たちからの感想文には、授業で教わった知識が実社会でも活用されて私たちの生活の安全を守っていることや、洗足学園の卒業生が活躍している姿に憧れを抱いたことなどが綴られていました。

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2024.11.27

中3 修学旅行事後報告会を行いました 後編

10月22日から25日までの3泊4日の日程で行われた中学3年の修学旅行。
前回と今回の2回に渡って、事後学習の様子をお伝えしております。
後編の今回は、展示会と並行して行われた「講演会」の様子をレポートいたします。

大講堂を会場に、元国連事務次長の山本忠道氏による講演と、生徒たちとの質疑応答が行われました。
山本先生からは国連の歴史から現在の紛争まで、幅広く国際社会と平和に関して、ご自身の経験を交えてお話しくださいました。
質疑応答では、「アメリカのトランプ次期政権が国際社会に与える影響をどのようなものと考えますか」など生徒たちから次から次に鋭い質問が投げかけられましたが、山本先生は一つ一つ丁寧に答えられていました。
終了後、ミネルヴァカフェでは生徒有志が山本先生を囲み、真剣な表情でさらに踏み込んだ質問をしている姿が大変印象的でした。

中学3年では、事前学習期間を含め約半年間にわたり平和について深く学習して参りました。
今回の学びが、生徒たちの未来にきっと繋がることを確信した事後学習となりました。

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2024.11.26

中3 修学旅行事後報告会を行いました 前編

中学3年は、10月22日から25日までの3泊4日の日程で、九州方面へ修学旅行に行って参りました。
修学旅行で得た学びを今後に生かしていくため、11月9日(土)に事後学習として、修学旅行事後報告会を行いました。
本日は前編として、事後報告会で行った展示会についてレポートいたします。

この修学旅行事後報告会では、平和や長崎について、事前学習で学んでいた内容と現地で実際に学んだ内容をあわせてまとめるとともに、自分たちの考えを模造紙を使って表現しました。
展示内容は教室ごとに異なり、「長崎平和ツアー」、「フォトアドベンチャー」、「平和学習交流会」といったテーマに対して、担当した生徒たちがポスターセッションの形で発表を行いました。

展示の発表内容は、核兵器禁止条約をはじめとした平和への活動や平和記念碑など平和に関するもの、戦争を乗り越え前へ進み続ける長崎の歴史や現在の活動と今後の展望についてなど、多岐に渡りながらも、生徒たちは一人一人がテーマに真剣に向き合い、深く思考し、自分の考えを発信していました。
事後報告会に来場された保護者や教員へ説明を行う中で、自らの考えを深め、他の生徒たちの発表から新たな刺激を受けているようでした。

次回は後編として、事後報告会で展示会と並行して行われた講演会の様子をレポートいたします。
どうぞお楽しみに。

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2024.11.22

中1 哲学対話への取り組み

本校では、現代社会の中で生きていく力を育むため、「答えのない問い」について考える「哲学プログラム」を実施しており、その一環として「哲学対話」を実践しています。
今回は、中学1年での取り組みをご紹介いたします。

今回の哲学対話は、2週にわたって総合的な探究の時間に、英語・国語・社会・対話をコラボレーションして実施いたしました。
 
1週目は、ディズニー映画『Zootopia』を題材として、英語科教員より作品中の英語・造語や言い回し、内容の解説を受けた後、講堂の設備を使用して映画館並みの大きさのスクリーンにて英語音声で視聴しました。
2週目は、国語の授業で教材とした『ベンチ』(ハンス・ペーター・リヒター)中の「ユダヤ人への差別」について振り返るとともに、社会科教員の進行により『Zootopia』中で描かれていた「差別」・「偏見」について比較・考察を行いました。
その後、学校内の各施設に移動しました。
各施設では、上記について生徒それぞれが考察した「材料」を持ち寄って、クラスを越えた班で「対話」を行いました。
対話のテーマは、以下の内容から班員で自由に決定しました。

・「多様性(diversity)」と「和の尊重」は両立するか?(両立するとしたら、どのようにして?)
・「差別(discrimination)」と「区別(distinction)」の線引きはできるか?(できるとしたら、その基準は?)
・「”Anyone can be Anything!”」(映画の中の台詞)な社会であるために必要なことは?

試行錯誤を繰り返しながらもテーマについてを思考を深め、複数のテーマに渡り対話する班も見受けられました。
中1生の成長が感じられた2日間となりました。

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2024.11.20

「税についての作文コンテスト」で川崎北税務署長賞受賞

国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が共催する、中学生の「税についての作文」コンテストで、本校中学3年のY.Rさんが「川崎北税務署長賞」を受賞しました。
中学生の「税についての作文」コンテストは、将来を担う中学生が税に関することをテーマとして作文を書くことを通じて、税について関心を持ち、正しく理解を深めることを目的として毎年開催されています。

Yさんは「糸を縒る過去、繋ぐ現在、紡ぐ未来」というタイトルで作文を執筆しました。
先日行われた贈呈式では、川崎北税務署長から賞状を受け取り、作文を朗読しました。
受賞作を掲載いたしますので、是非お読みいただければと思います。

「糸を縒る過去、繋ぐ現在、紡ぐ未来」

 「税」と言われ、歴史好きの私が真っ先に思いつくのは、「租・調・庸」であろう。「過去」と「現在」を繋ぐものであって、それがどう私の未来へと繋がっていくかは見過ごしたままこの15年間を生きてきた。ふと教科書を眺めていて目に留まったのが国の歳出の内訳の一つである「文教及び科学振興費」である。税に興味の無かった私が、初めて税が未来へと紡いでいた戸を叩いた瞬間であった。
 「文教及び科学振興費」が為している項目の一つとしては私たち学生の教育を支援することそして日本の基礎研究を支援することだ。詳しく調べてみたところ、小学校の6年間だけでも一人当たり約550万円ほどの税金が使われており、更には小学校中学校教育における教育費の9割を税金が占めていることには驚愕した。確かに思い返してみれば「この教科書は日本を担う皆さんのー」という文言が教科書の裏側に記載されていたのを見たことがある。日本の識字率がほぼ100%であることは、正に教育資金を援助している税金が生んだ産物であろう。無関心のうちに過ごしていた私の裏で「税」は教育へと成り代わって私を支援してくれており、私の「未来」への第一歩をその手によって歩ませてくれていたのである。
 私の学生生活だけではない。私の将来の夢の一つに研究者が挙げられるが、この「文教及び科学振興費」は大学や研究所などにおいての研究の費用を助成してくれる。宇宙滞在やエネルギー節約などが叫ばれる今世紀において、科学技術の振興は国力を高めるものそして「未来」を生きる世代が快適に地球に居住できるものに他ならないだろう。税金は最早私を「未来」へと歩ませてくれるだけではなく、自分の将来の道をも支えてくれ、更には国全体の明日を紡いでいる存在であることに気がついた。
 私個人の話をし続けていたが、税金が支えてくれるのは勿論私だけではなく社会の「未来」である。「文教及び科学振興費」は税金の一部に過ぎず、税金はその全てをもって私たちの生活の利便性に貢献している。「過去」の人々、そして「現在」の人々も税金を払い続けてくれたお陰で、「現在」を生きている私、そして「未来」を生きる誰かを支えてくれているのである。税金による助成は「国」から支給されているように思ってしまうが、実は顔も知らない誰かによる支援なのである。何とも時代が生んだ温かい循環ではないだろうか。「過去」の人々はその昔の「過去」の人々の税金によって支えられ、「現在」と「未来」の人々を支えているー。
 この温かい循環の中で生きている私も、今度は「社会」に貢献して恩返しをしたいと思う。私がこれから行っていく小さな支えが誰かの「未来」を紡ぐのなら、私は喜んで税金を払おうと決意した、そんな一夏となった。

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2024.11.19

中2 「Global Village」の様子をレポートいたします

中学2年生では、10月末に2泊3日の宿泊行事「Global Village」を行いました。

「Global Village」は、「世界は一つの村」というコンセプトのもとに行われるプログラムです。
世界の様々な国から日本に来ている留学生たちと、英語を用いて種々の活動を行うことで、英語のコミュニケーション能力を高め、異文化を理解することを目指します。

英語を母語としない、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、南米からの留学生が、生徒約6名の班にそれぞれ1名「Global Leader」として加わり、数々のアクティビティを行っていきました。
「Don’t be shy!(恥ずかしがらない!)」「Mistakes are OK!(間違っても大丈夫!)」を合言葉に、第2の言語としての英語でのコミュニケーションに励みます。

Global Leaderの母国について学んだり、自分たちの日本での生活を紹介したりという相互理解を経て、「共生社会」についてのディスカッションを行いました。
最終日には、ディスカッションの成果を発表しました。

普段学習している英語が実用される機会を得て、生徒たちは益々英語への意欲を向上させていました。
留学や海外大学への進学に思いを馳せた生徒も多かったようです。

洗足学園では、今後も生徒たちの挑戦を応援していきます。

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2024.11.14

神奈川県青少年訪中団の報告が校長室で行われました

神奈川県日本中国友好協会が企画し、中国・遼寧省政府が協力する「2024年神奈川県青少年訪中団」に高校1年N.Aさん、S.Kさんが参加し、10月に中国を訪問しました。

訪れた遼寧省瀋陽市、山東省曲阜・青島での経験を校長室で宮阪校長先生に報告しました。
また、この日は、今回の訪中団の団長を務めている神奈川県日中友好協会女性部会会長の岩美惠子氏、同協会副会長の岩和志氏が本校を訪れ、報告に同席されました。

Nさん、Sさんは、瀋陽では瀋陽総領事館の表敬訪問、現地の高校生による日本語スピーチコンテストの参観と高校生交流を行いました。
曲阜・青島では、文化遺産の見学等を通して、中国の歴史と日々発展する中国の今の姿を体感するプログラムに参加しました。

領事館では、「国際系の仕事に興味があったため、外交に関する質問を数多く職員の方々に行うことができました」と生き生きとした表情で語ってくれました。
また、中国における方言についてなど、日ごろ疑問に思っていたことについて質問を行い、現地で多くの収穫を得たようでした。

現地の高校生との交流では、鶴をはじめとした折紙で日本文化についての紹介を行うなど、両国の文化について理解を深めました。
中国の生徒は日本について大変興味があるようで、日本はどんな場所なのか、日本の大学に行くにはどのような学習をすればよいのかなど、積極的な質問があり、互いに情報交換を行いました。
また、若者言葉に関するクイズや日本のダンスを通して友情を深めたと笑顔で語ってくれました。

Nさん、Sさんは、中国でのかけがえのない経験を通して、異文化理解の重要性を理解し、隣人との友情を育み、幅広い視野を得たようです。
洗足学園は、生徒たちのチャレンジを今後も応援していきます。

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2024.11.13

書道の作品がアトリウムに展示されています

洗足学園では、感性を伸ばすことは学校教育における重要な要素である考えています。

「音楽」「美術」と並んで高校1年芸術選択の授業で行われる「書道」では、日本における「書」を深く理解し、作品の制作を通して文字の持つ力と美しさを学んでいきます。

先週からはアトリウムに「選択書道」で生徒たちが書いた「かなの臨書」と、王義之の「蘭亭序」・米芾の「蜀素帖」の臨書が展示されています。

小筆を使用し代表的な古筆である高野切の臨書に取り組んだ文字には、硯に向かう生徒たちの心がよく顕れています。
静寂の中、自分に向き合い、筆をとる生徒たちの姿が文字から伝わってきます。

「蘭亭序」「蜀素帖」からは、太筆を用い、躍動感あふれる書きぶりで表現された文字が臨書されていました。
ことばの持つ意味を解釈し、文字に込める生徒たちの心境が見事に表現されていました。

WEB上ではありますが、「選択書道」で制作した生徒たちの作品をどうぞご覧ください。

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2024.11.12

高2 修学旅行レポート 後編

前回に引き続き、本日は高校2年の修学旅行 3日目・4日目の様子をお伝えします。

3日目は終日班別研修を実施しました。
京都の激しいオーバーツーリズムに対応するために、京都市内ではなくあえて京都から出て関西圏一帯を対象としたものとしました。
この班別研修は、以前のNEWS&TOPICSでもお伝えした「京都発 〇〇を幸せにするツアー」と銘打ったビジネスコンテストを兼ねています。
生徒たちは6月から準備をスタートしブラッシュアップを重ねたコンセプトと、そのコンセプトに沿って作った行程を実際に自分たちの足で体験する1日となりました。
どの班も綿密に計画したツアーを楽しみ、大変充実した1日を過ごしている様子が見受けられました。

3日目の夜には各班が自分たちのツアーを宣伝するために制作したCM動画の上映会を実施しました。
各班30秒と決して長いものではありませんでしたが、その短い時間の中で、思いが込められたとてもクオリティの高いものばかりでした。

最終日は、実行委員が企画をしたコース別研修を実施しました。
午前中、生徒たちは「清水焼の絵付け」「染付体験」「西陣織体験」「トロッコ」「和菓子作り」「八橋作り」の6つのテーマに分かれて体験をしました。
どのコースも短い時間の中ではありましたが、充実した体験をすることができました。

午後は各コースごとに嵐山や伏見稲荷、清水寺周辺など京都市内をツアー形式で見学しました。
最後に京都駅へ向かうバスの中では、4月から修学旅行の企画・運営に携わり続けた実行委員へのねぎらいの言葉が飛び交っていました。

洗足学園では、生徒たちが主体的に行事を企画・運営する、自治活動を大切にしています。
自らが企画することにより、その経験を通じて何を学ぶことができるかを考えることができます。
学びを与えられるだけではなく、自らデザインしていく姿勢は、洗足学園の生徒に受け継がれてきたものです。
生徒たちの主体性の結実を見るとともに、これからの夢の実現に向けて力強く学び続けていくことを確信した修学旅行となりました。

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2024.11.08

高2 修学旅行レポート 前編

高校2年では、10月22日(火)から25日(金)までの3泊4日の日程で、関西方面への修学旅行を実施いたしました。
実行委員が考えた「伝統を繋ぐ 幸せを紡ぐ みんなで組む」をスローガンに、日本の伝統文化に触れる4日間となりました。
本日は前編として、1日目及び2日目の様子をお伝えします。

初日は、京都駅に到着後、奈良方面に向かいました。
「修学旅行でしかできない体験」をメインテーマとし、奈良では中心部から離れた薬師寺と唐招提寺を訪問しました。
両寺院の見学の際は、奈良時代から残る伝統的な施設を興味深く見る生徒たちの姿が印象的でした。

その後、薬師寺で写経の体験を行いました。
墨を擦り、毛筆で写経をするという非日常的な体験に黙々と取り組んでいました。

初日の最後には薬師寺執事長の大谷徹奘氏による講話を実施しました。
大谷氏の力強い語りに生徒たちは引き込まれていました。

2日目の午前は京都の金剛能楽堂にて「能楽講座」を体験しました。
日本の伝統芸能「能」について、舞い方、能面、衣装、囃子・謡に至るまで、生徒たちが能舞台で実際に体験しながら学び、幽玄なる能の世界を堪能しました。

大徳寺で精進料理の昼食の後、境内の大仙院で抹茶と座禅の体験を行いました。
普段は経験できない日本文化の「わび・さび」に触れる貴重な体験となりました。

午後はいよいよ班別自主研修となります。
生徒たちは各クラスの実行委員が考案したテーマごとに班を作り、そのテーマにあったスポットを訪問しました。
各班ごとに「自分たちしか知らないお気に入りを見つける」をコンセプトに、京都市内のスポットの写真を撮り、その写真を使って夜にはクイズ大会を実施しました。
どの班も普通に歩いているだけではまず気づくことのない、隠れたスポットを発見していました。

次回は3日目と4日目をレポートいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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2024.11.06

高2 修学旅行事前学習の様子を紹介いたします

昨日まで中学3年修学旅行について連載を行って参りましたが、本日より高校2年修学旅行についてのレポートを行って参ります。
本日は、事前学習の様子を紹介いたします。

先月の修学旅行に向けて、高校2年生は総合的な探究の時間を中心に準備を進めてきました。
修学旅行3日目に班別自主研修を実施いたしましたが、今年度は京都市内のオーバーツーリズムを避けるために、関西圏一円を目的地とした行程を計画しました。
また、単なる班別研修に留まることなく、「京都発 〇〇を幸せにするツアー」を企画するビジネスコンテストとして実施をします。
このビジネスコンテストでは、各班がツアーのターゲットとコンセプトを定め、そのコンセプトに沿ったスポットやアクティビティを盛り込んだ行程を企画し、当日は実際にその行程通りに現地訪問をするというものです。

生徒たちは、コンセプトシートと行程表を作成し、推敲を重ねてツアーを形作っていきます。
また、自分のツアーを宣伝するCM動画の作成を進め、修学旅行当日にはCMの発表会を行います。

実行委員の生徒を中心に企画・運営を行う本校の修学旅行では、コース別研修において、実行委員が訪問先やコースを考え、自らツアーを企画立案したものとなっています。
今年度は6つのコースを実行委員が企画し、京都ならではの体験を多数盛り込んだツアーとなりました。
また、当日の運営も全て実行委員が行いました。

次回は、高校2年修学旅行本編として、当日の様子をレポートいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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2024.11.05

中3 修学旅行レポート最終回

連載をして参りました中学3年修学旅行レポートも、今回で最終回となりました。
本日は、3日目と最終日の様子をレポートいたします。

3日目は、「フォトアドベンチャー」と題して、長崎市内の自由散策を行いました。
班長が引いたくじによって、何枚かの写真が配られます。
その写真の場所をホテルで調べ、実際に訪れて学ぶという企画です。
どの場所をお題とするかは、生徒実行委員が事前に調べて選定しました。

くじを引いた生徒たちは、写真に写り込んでいる建物や看板をヒントに、それぞれ目的地とコース、交通経路を決め、いよいよ長崎の街に繰り出していきます。
「潜伏キリシタン関連遺産」である大浦天主堂、「明治日本の産業革命遺産」であるグラバー園などの世界遺産はもちろんのこと、坂の多い街ならではの「斜面移送システム」や「グラバースカイロード」といった設備、長崎の歴史を学べる「長崎歴史文化博物館」「亀山社中記念館」など、さまざまな場所を各班で見学しました。

ホテルに戻った後は、各班が見学の結果学んだことを、2問の3択クイズを交えて発表しました。
発表会は白熱し、訪れなかったスポットについても学びを共有し合うことができました。

最終日となる4日目は、ハウステンボスを訪れました。
日本最大級のテーマパークとあって、生徒はどのように回るかを入念にグループで計画してきていたようです。
アトラクションやグルメを堪能し、思い出をたくさんつくることができました。

空港に向かうバスの中では、クラスの実行委員をねぎらう感謝の声が飛び交っていました。
生徒たちはこの4日間を通じて、戦争の悲惨さと平和の尊さ、長崎の豊かな歴史と文化を直接学び、将来につながる多くの知見を得ることができました。
今後、現地で学んだことを言語化し、生徒同士、また保護者に対して共有する事後学習会を計画しています。
その様子についても、レポートして参りますので、どうぞお楽しみに。

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2024.11.01

中3 修学旅行レポート2日目

昨日に引き続き、本日も中学3年修学旅行レポートをお届けいたします。
本日は2日目の様子をご紹介いたします。

2日目の行程は、NPO法人の方々にガイドをお願いし、平和公園から浦上天主堂、城山小学校を巡るピースツアーから始まりました。
原爆の熱線によって焦げた頬をしたマリア像「被爆マリア」や、爆心地に最も近い国民学校であった城山国民学校の被爆校舎の壁面に残る焦げ痕など、原爆の直下にあった人々の痛みを今に伝える資料の数々を見ることができました。

その後、現地の中学校との平和交流会を行いました。
この平和交流会は、両校の生徒実行委員が計画し、準備してきたものです。
1学期から幾度もオンラインで話し合い、平和に関連するテーマを決めて探究学習を行い、その成果を発表しました。
普段は、長崎と神奈川という遠く隔たった地で学んでいる生徒たちですが、社会を見つめ直し、平和の重みを考える経験を共有することができました。
共に平和について考えたことが互いの胸に残り、新しい世代が築いていく平和の一歩になることでしょう。

次に向かったのは長崎大学です。
長崎大学では、長崎大学核兵器廃絶研究センターで、核不拡散の研究をされている樋川和子先生にご講演いただきました。
「なぜ人間は戦争をやめられないのか」というテーマについて、先生から投げかけられる様々な問いに、生徒も次々に手を上げて発言し、考えを深めている様子でした。
「核兵器が廃絶されればよいのではなく、そのような究極の暴力の必要がなくなる世界を目指すべきだ」という樋川先生の訴えに、生徒たちが頷いているのが印象的でした。

次なる行き先は、移動中のバスの中で担任からサプライズ発表された日本三大夜景の一つ、稲佐山です。
夕日と夜景の両方が楽しめる絶好のタイミング「トワイライトタイム」に稲佐山に到着した生徒たちは、稲佐山からの絶景を見ることができました。
きっと一生の思い出として刻まれたことでしょう。

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2024.10.31

中3 修学旅行レポート1日目

本日のNEWS&TOPICSでは、中学3年の修学旅行初日の様子をお伝えいたします。

中学3年では、3泊4日の日程で長崎県を訪れました。
先日のNEWS&TOPICSでもお伝えしましたように、「PIECE to PEACE 」のスローガンを掲げた実行委員たちは、長崎の地でしかできない平和学習について、連日打ち合わせを重ね、様々な意見を出し合ってきました。

1日目は、原爆資料館にて被爆者のお話をうかがった後、原爆の惨禍の痕が残る資料を見学しました。
79年前の8月9日に実際に経験されたお話をうかがい、その悲惨さはもちろんのこと、原爆の熱線や爆風によって一瞬にして焦土と化した街には、私たちと何ら変わりない一つ一つの暮らしがあったことを想像せずにはいられませんでした。
被爆者の経験を肉声でお聴きすることの叶う最後の世代として、生徒たちは平和を希求することが、自分の命や他者の命を大切にすることに等しいと胸に刻んだようです。
その後、平和祈念像の前に移動し、代表の生徒が「折鶴の塔」に昨年度の彩羽祭で来場者にも折っていただいて完成させた千羽鶴を奉納しました。

お話しくださった被爆者の方は、核兵器廃絶のために活動する高校生平和大使の言葉を引用し、「私たちは微力だが無力ではない」と訴えかけられました。
平和祈念像の前での黙祷は、戦争によって亡くなった方々への哀惜の念を捧げると共に、自分にできる「微力」とは何かを自らに問う時間となりました。

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2024.10.30

中1 総合的な探究の時間にハロウィンを楽しみました

本校では、各学年ごとのテーマに沿った形で総合的な探究の時間を利用した学びを行っています。
中学1年のテーマは「国際理解」です。
「彩羽祭」(文化祭)の調査・発表に続いて、国際理解学習の一環としての「異文化体験」「ハロウィン」をテーマに体感し、楽しみました。

今回の「ハロウィン」体験は、生徒有志による実行委員「ハロウ委員」による企画・運営にて行われました。
短い準備期間にも関わらず、多くの企画を立案して、当日を迎えました。

脚本・演出等すべて実行委員が行った演劇やクイズ大会、また、ELL英語教員・帰国生たちが実体験したハロウィン体験などを通じて、ハロウィンの風習・歴史、世界各国での実際の様子などを学びました。
楽しいイベントのみで終わるのではなく、経験者の実体験を踏まえて、本校ならではの「国際理解」学習イベントにしようと、工夫が凝らされた各企画でした。

イベント後半では、思い思いの仮装をした生徒たちが、クイズやゲームが用意された校舎内の各施設を巡りました。
この企画も、生徒実行委員が企画・準備したものです。

参加した生徒たちの学習時の眼差しや、校内巡りの際の笑顔はもちろんのこと、学年生徒全員のためにイベントを準備・運営してくれた実行委員の献身的な姿が大変印象的でした。

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2024.10.28

中2 「Global Village」事前学習の様子を紹介いたします

先週2泊3日の日程で中学2年生が取り組んだ宿泊行事の「Global Village」
本日は、その「Global Village」に向けて実施された事前準備学習の様子を紹介いたします。

「Global Village」の目的の一つに、英語を宿泊行事の中で学ぶ研修という範囲に留まることなく、「世界共通言語である英語を通して母国語の異なる人々との意思疎通を図り、国際交流への興味を高めること」というものがあります。
そのための事前準備として、この日は英語でのプレゼンテーションの練習を行いました。
自分について、また洗足学園での生活についてを英語で紹介するというもので、文化の異なる人々に対してどのように伝えれば分かってもらえるかを、各自が楽しみながら考える姿が大変印象的でした。

「これで分かってもらえるかな」「もっと絵をこうした方が伝わりやすいかな」と笑顔で試行錯誤する姿からは、生徒たちの言語を超えたところにあるコミュニケーションの根源的な姿勢を感じることができました。

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2024.10.24

中1 「自由研究発表会」の紹介をいたします

本校では、中学3年時にこれまでの探究学習への取り組みの集大成として「研究論文」を執筆しています。
その通過点として、中学1・2年時に、自身の興味・関心に基づいて調査を行い、その成果を資料にまとめて発表する等、様々な取り組みを行っています。

夏休み中に自由研究を行った中1生たちは、「彩羽祭」(文化祭)終了後、パワーポイント等の発表用資料や原稿をまとめました。
その後、クラス内発表と互いの評価を経て、各クラスの代表者を選出しました。

リハーサル等の準備が生徒実行委員によって進められ、この日、学年の生徒全員を評価者とした、代表生徒たちによる「自由研究発表会」本番を迎えました。
発表タイトルは、以下の通りです。
・パズル「ハノイの塔」において世界はいつ滅ぶのか
・音声合成について
・スイカをドライアイスと共に置くとどうなるか
・豆腐はなぜ浮くのか
・雨女について ~雨女は本当にいるのか~ 
・こんにゃくに含まれる炭酸ナトリウムと野菜に含まれるクロロゲン酸による化学反応
・夏の暑さを吹き飛ばそう! 令和VS江戸の夏対策
・天体望遠鏡の仕組みについて調べる
・人は本当に月に住めるのか
・髪は何でダメージを受けるのか?
・停電時に一番役立つ飲み物は?
・聞こえない人と手話

対照実験や調査結果等を比較・数値化し堂々と発表する姿は、その後の論文執筆に期待が感じられるような内容でした。
また、写真や動画を用いて発表資料を作成する等、パソコンを自由自在に操っていました。

代表生徒たちの発表後には、評価者である中1生たちから質問や感想が活発に投げかけられました。
発表会終了後、宮阪校長先生より講評をいただきました。

伸び盛りの中1生たちの成長が垣間見れた1日となりました。

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