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2024.03.29

フィルハーモニー管弦楽団が定期演奏会を行いました

洗足学園には、既存のクラブの枠を超えて、誰もが入部できる特別団体「洗足学園中学高等学校フィルハーモニー管弦楽団」(通称「S-Orch.」)があります。
3月25日(月)、「S-Orch.」の第16回定期演奏会が、洗足学園前田ホールにて開催されました。
通常のクラブと兼部している生徒も多く、週1回土曜日という限られた時間ではありましたが、この日に向けて団員の生徒たちは全力で練習を積み重ねてきました。

定期演奏会では、日本が誇る世界的指揮者であり、洗足学園音楽大学芸術監督・特別教授の秋山和慶先生が指揮をされました。
練習初日には、今年指揮者生活60周年を迎える秋山先生に、出演団員全員からの色紙をプレゼントいたしました。

演奏会のプログラムは以下の通りです。
ヨハン・シュトラウス1世「ラデツキー行進曲 作品228」
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー「バレエ組曲『くるみ割り人形』作品71aより」
ジョルジュ・ビゼー「『アルルの女』第一組曲より」
ルロイ・アンダーソン「舞踏会の美女」
ルロイ・アンダーソン「セレナータ」
ジョルジュ・ビゼー「『カルメン』第一組曲より」
アラン・メンケン「美女と野獣」

満席となった前田ホールで、秋山先生の指揮のもと演奏する生徒たちの姿は、実に生き生きとしていました。
そして、その音色がハーモニーとなって聴く者すべての心に響きわたりました。

団員たちの心のこもった演奏に、その場にいる誰もが感動に包まれた素晴らしい演奏会でした。

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2024.03.28

教員研修2日目の様子をお伝えいたします

昨日に引き続き、本日行われた教員研修2日目の様子を紹介いたします。

2日目の午前は、教科に関する研修が行われました。
洗足学園では、新たな学習指導要領のもと、各教科独自のカリキュラムを組んで授業を行っています。
しかし、一度策定したものをそのまま続けるのではなく、常にブラッシュアップを行い、より良いものを目指していくのが洗足流です。
教科研修では生徒たちの学力向上を目指して、教科教授、カリキュラム、自己評価など多岐に渡るテーマで先生たちは研鑽を行っていました。
参加する教員一人一人が積極的に発言し、対話を行っていくグループワークショップ形式で研修は進行していきました。

午後は、「学年」の視点から新年度の取り組みに関して、ディスカッションを行いました。
生徒たちのリテラシー能力・コンピテンシー能力をどのように伸ばしていくか、生徒たちの成長に向けてどのようにアプローチを行っていくか、各学年とも白熱した話し合いが行われました。
そして、各学年の話し合いの中で導き出された新年度の取り組みを、全体会で共有していきました。
本校では、こうした教員間の徹底した情報と認識の共有を通して、「自立・挑戦・奉仕」という建学の精神(「不易」)に、社会の変化に応じた取り組み(「流行」)を組み合わせ、常に新しい教育を実践していきます。

2日間の研修を通じて、エネルギーに溢れる先生たちの取り組みから、今よりもっと良い教育をという意気込みが感じられました。
新年度も、洗足学園の教育は進化していきます。

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2024.03.27

教員研修が始まりました

新年度の準備が着々と進む中、本日と明日の2日間にわたって、本校では教員研修が行われています。
洗足学園では生徒たちにクオリティの高い最新の教育を提供できるよう、教員が常にアンテナを張り巡らし、互いにコミュニケーションを取り合いあいながら、教育プログラムを構築しています。
NEWS&TOPICSでは本日と明日、この教員研修の様子を紹介したいと思います。
本日は教員研修1日目の様子をお届けいたします。

27日は、午前に静岡大学教育学部准教授の塩田真吾先生とオンラインで繋がり「インターネットにおける人権問題について考える」をテーマに、講演とワークショップが行われました。
「『思い込み』がエラーを招く」という工学的な視点からの人権問題へのアプローチに、先生たちは新たな着眼点を得て、ワークショップに臨んでいました。
また、「リスクの想像」という観点から問題解決へと繋げていく発想・手法に、SNSをはじめとしたネット社会に生きる生徒たちを導いていく糸口を得たようでした。

続いて、行われたのは各学年からの1年間の総括です。
各学年の学年主任の先生たちの発表を通じて、CHECK(評価)とACTION(改善)を行っていきます。
6学年の動きを全員が共有することで、中長期のビジョンを明確に持つことができます。
この総括から得た材料を、2日目に予定されている新たな年度に向けての学年研修に活かしていこうという先生たちの姿勢が、大変印象的でした。

午後は、校務分掌に関する研修が行われました。
校務分掌研修では、6年一貫教育を担う私学として、洗足学園ならでは教育を提供するための活発な意見交換が行われていました。

教員が自分の目の前にある課題のみではなく、大きな視野で世の中全体を見つめ、これからの社会に必要な力とは何かを的確に捉えることで、生徒たちにより発展的な教育を提供できるようになります。
洗足学園では日々変化する社会に対応した教育を行うべく、教員も立ち止まることなく研修を通じて研鑽を行っています。

明日は教員研修2日目の様子をお届けいたします。

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2024.03.26

ジャパンメトロポリタン模擬国連大会レポート 後編

昨日に引き続き、本日も洗足学園模擬国連同好会主催「ジャパンメトロポリタン模擬国連大会」(JMMUN)の様子をレポートいたします。

大講堂でのオープニングに続き開催された4つの委員会。
初めて模擬国連に参加する学校の生徒たちにも、模擬国連の楽しさを感じてもらえるよう初心者クラスも設け、中級者クラス、上級者クラスと3つのレベルを委員会に設定しました。
どの委員会も世界に跨る国際問題がテーマとなります。

Advanced I (上級1)
議題:United Nations Economic and Social Council(国連経済社会理事会)
Intermediate I (中級1)
議題:United Nations Human Rights Council(国連人権理事会)
Intermediate II (中級2)
議題:United Nations Human Rights Council(国連人権理事会)
Beginner I (初級1)
議題:Food and Agriculture Organization (食糧農業機関)
Beginner II (初級2)
議題:UN Environment Programme(国連環境計画)

参加生徒たちは2日間のプログラムで、白熱した議論を行いました。
本校模擬国連同好会の生徒たちは、各委員会の議長としてファシリテートしながら、参加者が合意できる決議案の採択に全力を尽くしていました。
運営を行った本校の生徒たちも、参加した国内及び世界各国の生徒たちも、実りの多い2日間でした。

2日間の様子を詳細にレポートした模擬国連同好会広報チーム作成の「JMMUN TIMES」を掲載いたします。
是非こちらからご覧ください。

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2024.03.25

ジャパンメトロポリタン模擬国連大会レポート 前編

今年度で9回目を迎える洗足学園模擬国連同好会主催「ジャパンメトロポリタン模擬国連大会」(JMMUN)が、2024年3月23日(土)24日(日)に開催されました。

昨年度までは新型コロナウィルスの影響もあり、対面とオンラインのハイブリッド型で開催されましたが、今年度はすべての会議を対面に戻して実施いたしました。
国内・海外から52校、439名が参加しました。
海外からの参加は、16か国となり、JMMUNが国際大会としての規模を誇る模擬国連大会であることを示しています。

今回のメインテーマは「Magnify: Examining Overlooked Crises」。
初日は開会式のあと、基調講演が行われました。
基調講演では、スロベニア共和国大使館の副所長であるジャカ・ミクラフチッチ氏にお越しいただきました。
生物多様性を重視した世界を目指す上で、経済的な利益を求めつつもクリーンエネルギーを用いるなどして生態系を守る取り組みが必要だと説いていました。
基調講演を終え、ある生徒にスロベニアの豊富な森林を輸出することに賛同するかと聞かれたジャカ・ミクラフチッチ氏はこう答えました。
「今後10年間の割り当てが既に販売されたため、それはできません。」
「そんなにたくさんの森林があるのに?」
「もちろんあります。しかし、これ以上伐採を行っての輸出はいたしません。」
「なぜですか?」
「私たちの掲げる目的は、経済的利益を満たすためではなく、自然を保護することだからです。」

大講堂でのオープニングに引き続き、4つの国際問題をテーマにした委員会が開催されました。
明日は後編として、各委員会の様子をご紹介いたします。
どうぞお楽しみに!

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2024.03.22

生徒活動報告「YEAR BOOK~年輪~」が完成しました

本校では、生徒たちの学園での一年間の活動を生徒たち自らの手でまとめた記録である「YEAR BOOK ~年輪~」を年度末にデジタル発行しています。
2023年度のYEAR BOOKが完成し、この日、編集の責任者であり生徒会専門委員会の一つである報道委員会の委員長が校長室を訪れ、宮阪校長先生にプリントアウトされたものを手渡しました。

体育祭や彩羽祭(文化祭)、紫陽祭(合唱コンクール)をはじめとした学内行事、学年単位で行われる修学旅行やホームルーム研修といった宿泊行事、部活動や委員会活動。
生徒たちの歩んだ一つ一つの軌跡を、リーダーとなって導いた生徒の代表がそれぞれ振り返り、自らの感じたこと考えたことを感想として綴っています。
その文章には、試行錯誤の様子や失敗の中から得た経験、成功に導いた時の感動が瑞々しく表現されていました。
常に前を向き成長していく生徒たちの思いの込められたYEAR BOOKは、本校の宝と言えます。

来月からは、記念すべき100周年となる新たな1年が始まります。
生徒たちの更なる挑戦と飛躍が期待されます。

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2024.03.21

全校生徒参加の体育祭準備が行われました

先日のNEWS&TOPICSで、体育祭実行委員の生徒たちの体育祭に向けた準備の様子をお伝えいたしましたが、いよいよ全校生徒で取り組む準備が3月8日(金)に行われました。

全校放送で体育祭実行委員長の生徒より語られる話を、生徒たちは教室で真剣な表情で聞いていました。
各教室では、事前に実行委員会の生徒が作成した競技の説明動画が放映されました。
実行委員の生徒たちの工夫が光る取り組みと言えます。

その後、各色ごとの集合場所に移動し、応援団の仕切りのもと、競技の選手決めや作戦会議等が行われました。
洗足学園の体育祭の特徴は生まれ月により所属する色が決まり、6年間同じ色で体育祭に参加します。
これにより縦のつながりが生まれます。
高校生は中学生を導き、中学生は憧れの眼差しで高校生の背中を見つめます。
この日も係の生徒たちが全てを仕切り、進行を行っていました。

本校では生徒の自治活動も教育の大きな柱の一つであると考えています。
実行委員の生徒たちが中心となり、試行錯誤しながらも安全で充実した体育祭を目指し、当日に向けて一歩一歩前進しています。

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2024.03.19

吹奏楽部が第31回定期演奏会を行います

春休みに入り、生徒たちは各部の春の公演、通称「春フェス」に向けた準備を行っております。
本日は3月29日(金)に開催を予定している吹奏楽部の定期演奏会についてお伝えいたします。

本年度も、吹奏楽部の定期演奏会は洗足学園前田ホールで行われます。
世界でもトップレベルを誇る音楽ホールで演奏できるのも、洗足学園の魅力の一つです。
来場いただいた方に、耳でも目でも楽しんでもらおうと、生徒たち自身が工夫を凝らし、さまざまな演出に取り組んでいます。

誰もが時を忘れて感動してもらえるよう、部員一同、日々練習を重ねています。
総勢80名を超えるステージをお楽しみください。

受験生・保護者の皆様もご来場いただけます。
お誘い合わせの上、是非前田ホールへお越しください。

日時:3月29日(金) 15:10開場 15:30開演
場所:洗足学園 前田ホール
入場料:無料
問い合わせ先:044-856-2777(吹奏楽部顧問 香川・飯田)

※入場には整理券が必要です。こちらのお知らせをプリントアウトしてご持参いただくか、スマートフォンなどの画面上に表示して受付でご提示ください。
※曲目などの詳細は、こちらのPDFファイルをご覧ください。

生徒たちの自治活動は本校の教育の大きな柱の一つです。
仲間たちと協力し合い、目標に向かって共に努力する経験は、将来の大きな力になります。
洗足学園は生徒たちの頑張りを見守り、応援していきます。

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2024.03.18

中学卒業証書授与式・3学期終業式が行われました

本日、本校では3学期終業の日を迎えました。
NEWS&TOPICSでは、3学期終業式と中学卒業証書授与式の様子をお伝えいたします。

終業式では、高校の部と中学の部に分かれて実施されました。
校歌斉唱に続き、校長先生からのお話がありました。
宮阪校長先生は、「挑戦」をキーワードにお話をされました。
2023年度は、生徒の皆さんの「挑戦」が際立った年であったと校長先生は振り返られました。
今年1月のJAXAの小型月着陸実証機「SLIM」が、世界のどの国も成し遂げられなかった月面へのピンポイント着陸に成功したことを嬉しく思ったと語られ、その後も想定と異なる姿勢での着陸という困難を乗り越えて月面探査に挑み続けていることを紹介されました。
「挑戦」は洗足学園が掲げる教育理念の一つであり、力の源であると述べられました。
春休みは短い期間ながらも、次の一年への大切な準備期間であると話され、明日からの日々を大切に過ごしてほしいと語られました。

続いて、表彰式が行われました。
校内で行われた「読書感想文コンクール」の受賞者、「ビジネスプラングランプリ」など学外活動での受賞者、部活動での大会での受賞者が表彰されました。
校長先生の「おめでとうございます!」という言葉に嬉しそうな表情を見せ、誇らしげに賞状を受け取る生徒たちの姿が大変印象的でした。
表彰式の中で行われた「Harvard Prize Book」の授与では、ハーバード大学在日同窓会より早稲田大学法学部教授の下田啓先生が来校され、受賞者に図書を手渡されました。
授与にあたっての下田教授の英語でのスピーチに、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

その後、舞台には生徒会長の高校2年芳村さんが登壇しました。
生徒会長として登壇する最後の場となる終業式で、芳村さんは生徒たちから寄せられた意見に生徒会としてどのような活動を行ってきたかを報告し、有意義な学園生活に向けてのメッセージを生徒たちに投げかけました。
その姿は、まさにリーダーにふさわしい堂々としたものでした。

中学3年生の卒業証書授与式は、中学の終業式に先立って執り行われました。
担任の先生の呼名に中3生たちは、気持ちを込めて「はい」と返事をし、一人一人宮阪校長先生より壇上で卒業証書を受け取りました。
胸を張って登壇する中3生の姿には、これまでの充実した学園生活を更に高校で飛躍させようという決意が溢れていました。

この1年、生徒たちは学業に行事に、学外活動に、自治活動に懸命に取り組んできました。
この努力と今年度の経験は、4月から始まる新たな学年で、必ず生徒たちの力になるはずです。
100周年を迎え、洗足学園では新しい取り組みが生まれてきます。
学校として今後も生徒たちの成長のために、改革を止めることなく全力を尽くしていきます。

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2024.03.15

高校卒業式が行われました

2024年3月15日(金)、洗足学園高等学校第76回卒業式が挙行されました。
澄み渡る青空のもと、春を実感できる暖かな気候の中、238名の卒業生が学び舎を巣立っていきました。

式場である前田ホール前に晴れやかな表情で並んだ卒業生たち。
卒業生たちは保護者の温かい拍手に迎えられ、気品に満ちた姿でホールに入場しました。

開会の宣言に続き、洗足学園中高フィルハーモニー管弦楽団の伴奏による国歌、校歌の斉唱が行われました。
担任の先生の気持ちの込められた呼名が行われ、各クラスの代表者に宮阪校長先生より、卒業証書が授与されました。
卒業証書には、学園に咲く様々な花が校章の周りと証書のフレームにあしらわれ、本校校舎2階アトリウムにその像が設置された女神ミネルヴァとその手から飛び立つフクロウがシンボルマークとしてデザインされています。
6年間の生徒たちの学びの証として、卒業証書はいつまでも輝き続けるでしょう。

表彰では、女神ミネルヴァの名前を冠し高校生活の中で成績・人物ともに優れた生徒に授与されるミネルヴァ賞が、選出された生徒に授与されました。
副賞として、ミネルヴァ像の作者である日本を代表する具象彫刻家奥村信之先生の手によるレリーフが授与されました。

校長先生の言葉、在校生代表による送辞に続き、卒業生代表による答辞が読み上げられました。
6年間の歩んだ道のりのどれもが、かけがえのない経験であり、自分たちの成長の軌跡であるということがその言葉からひしひしと伝わってきました。
また、自分たちを支えてくれた保護者・教員への心からの感謝の言葉が述べられました。
その場にいる誰もが、その言葉を万感胸に迫る思いで聴き入っていました。

卒業記念品の贈呈後、洗足学園中高フィルハーモニー管弦楽団によるお祝いの演奏が行われました。
この日のために在校生たちは一生懸命練習を重ねてきました。
在校生の渾身の演奏に、卒業生たちは心を打たれていました。

卒業生による「仰げば尊し」の歌唱では、6年間の感謝の気持ちが恩師に送られました。
卒業生の透き通った歌声が担任たちの胸に響くと、その目には光るものありました。
パイプオルガンによる「蛍の光」が演奏される中、参列した教員・保護者の温かな拍手に送られ、卒業生は式場を後にし、学年ホームルームとクラス担任による高校生活最後のクラスホームルームに臨みました。

卒業生の皆さんの新たなる門出を、6年間のすべての思いを込めてお祝いいたします。
ご卒業、おめでとうございます!

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2024.03.14

高2 リーダーとしての一年を振り返る対話を行いました

本校では、幸福な自己実現を果たす力を涵養するため、生徒同士が問いを出し合いながら考えを深めていく、「対話」の時間を大切にしています。

先日、高校2年では、「これまでの自治活動の経験を通じて培ってきた力を、どのように残り1年の学園生活に活かしていくか」をテーマとした対話を行いました。
この一年間、高校2年生たちは、自治活動のリーダーとして活躍してきました。
今回は、生徒会役員が司会を務め、部活や委員会のリーダーとして活躍してきた部長、委員長がグループのファシリテーターを務めました。
対話は、終始和気あいあいとした雰囲気で、会場となった小体育館には笑い声が絶えず響きわたっていました。

「同級生のなかで尊敬している人物は誰か」という問いかけから始まり、「その人のどこを真似できるか」、「周囲からより応援される集団とはどのような集団か」と発展していきました。
目標に向けて謙虚に努力し続けられる人、周囲をよく見て気遣うことのできる人など、同級生の名前を次々に挙げながら話し合っていく中で、各々が理想とする人間像が具体的になったようです。

対話をふりかえった生徒の感想には、次のような言葉がありました。
・身近にロールモデルとなるような友達がたくさんいることで、日々良い刺激を受け、楽しく勉強ができるこの環境を活かしていきたい。
・応援されるためには人を応援することが大事であると強く実感した。周りにいる人に今まで以上に敬意を払っていきたいと思う。
・尊敬できる人の共通点を考えることで、勉強を全力で頑張るときと、視野を広くもつときのメリハリをつけることが重要だと気づいた。

今回の対話を終えた後、生徒たちは感想をまとめるとともに、改めてどのように学習に臨んでいくかを言語化し、決意として記しました。

対話をきっかけに、周囲を見渡しながら自分をも俯瞰していくことや、努力しあえる友人に恵まれた環境の中で互いに応援し合っていくことの重要性を実感することができたようです。
これまでに育んできた同級生との絆が、これからの躍進に繋がっていくことでしょう。

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2024.03.13

中2 「NICUいのちの授業」が行われました

3月6日(水)、神奈川県立こども医療センター新生児科の豊島勝昭先生による「NICUいのちの授業」が行われました。
豊島先生は、長年にわたって新生児医療の最前線に立たれており、2015年・2017年に放送された周産期医療を題材としたテレビドラマにおいて医療監修も担当された先生です。

授業では、ドラマの一場面やニュースで特集された映像を用いながらお話しいただきました。
生徒たちは、緊迫しつつも、思いやりにあふれた医療現場を感じ取ることができました。
講演会後も生徒から多くの質問が投げかけられ、その一つ一つに豊島先生は生徒の気持ちに寄り添いながら返答してくださいました。

生徒たちの感想を一部掲載いたします。
「最初に驚いたのは赤ちゃんの約33人に1人はNICUに入院していることです。想像以上のことです。私は身体が小さいわけでもなく、障害もないので、生まれてから、または生まれてすぐから障害をもつ子たちの気持ちを完全に理解することはできません。私は街中でチューブをつけた子を見たら思わず見てしまう人間です。でも、今回の講演で同情の気持ちだけを向けるのはやめようと思いました。その子たちが笑っている姿を見て一緒に笑える人間になろうと思いました。」

「『高い山を目指しているだけだと足元の花に気づけないかもしれない』という言葉がすごく印象に残りました。もちろん、大きな目標を目指すことはすごいことだと思いますが、それに夢中になりすぎると周りの人たちの優しさや自分では当たり前と思ってしまっている『幸福』に気づけないのだと思います。今の自分の日常に感謝しようと思います。」

「先生の患者さんたちの気持ちに寄り添った治療をするということがとてもいいなと思いました。医師と言うと何がなんでも命を優先するというイメージでしたが、やはり人間は感情が大切なので、先生の治療で少しでも救われている患者さんやそのご家族がたくさんいるのだろうなと思いました。」

生徒たちはこの授業を通じて、命の尊さに改めて向き合い、深く考えることができました。

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2024.03.12

国際化学オリンピック日本代表に本校生徒が選ばれました

今年7月にサウジアラビアで開催予定の「2024国際化学オリンピック」の日本代表4名の1人に、高校2年生のS.Aさんが選ばれました。

国際化学オリンピックは1968年より開催されている「化学」の国際大会です。
例年約80ヶ国から300人近い生徒が参加しています。
大会は毎年7月に約10日間の日程で行われ、それぞれ5時間に及ぶ実験問題(Experimental Examination) と筆記問題(Theoretical Examination)が出題され、個人戦として競われます。
日本は2003年に初参加、以来毎年4名の代表生徒が参加しています。

Sさんは、昨年、公益社団法人日本化学会が主催し、文部科学省が後援する「化学グランプリ」で見事「金賞」を受賞。
この大会の受賞により、「国際化学オリンピック」の代表候補に選出され、代表選出に向けた予選、そして最終選考に出場しました。
最終選考では、4時間にも及ぶ筆記問題、3時間を超える実験問題に挑み、優秀な成績を収め、見事代表4名の内の1人に選出されました。

昨年もチャレンジし、惜しくもその切符を逃したSさんですが、その悔しさをバネに、過去問題対策をはじめ独自の試行錯誤を繰り返して、今年の選考に臨みました。
7月の世界大会に向け、これから準備問題に取り組み、その対策を進めていきたいと生き生きとした表情で語ってくれました。
Sさんの頑張りを今後も応援していきます。

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2024.03.11

生徒会役員選挙・立会演説会が行われました

3月8日(金)、先月行われた生徒会会長・副会長選挙に引き続き、生徒会役員選挙が実施されました。
生徒会役員は生徒会長・副会長の指示のもと、実際に生徒会運営の実務を担う幹部たちです。

先日の会長・副会長選挙とは異なり中学1年生(来年度新中学2年生)からの立候補もありました。
はじめに現生徒会長の芳村さんより、生徒会役員の役割の説明がありました。
候補者たちはそれぞれの生徒会への想いを語り、公約を打ち出し、投票を行う中学1年生から高校2年生までの生徒たちに自らの主張を語りました。

会場となる大講堂と教室をオンラインでつないでの立会演説会ですが、教室の生徒たちは手元のChromebookに表示された候補者たちの公約やアピールを見ながら、演説に真剣に耳を傾け、演説が終わると大きな拍手を送っていました。

生徒自治活動は洗足学園の教育の大きな柱の一つです。
今回の立候補したすべての生徒たちが、学園のリーダーとして活躍してくれることと思います。

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2024.03.08

高2 研究論文発表会レポート 後編

昨日に引き続き、本日のNEWS&TOPICSでは、高校2年研究論文発表会の様子をお伝えいたします。

大講堂でのプレゼンテーション形式の論文発表の一方で、体育館及び教室では、高校2年生全生徒によるポスターセッションが行われました。
ポスターセッションに臨む生徒たちは、各自が執筆した研究論文の内容をまとめたポスターを掲示し、そのポスターを見て質問を投げかけてくる来場者に説明を行います。

各自が掲示するポスターは、研究の要点が凝縮されていながらも、図や表を駆使し、見る者にわかりやすく内容を伝える工夫がなされていました。
これまで、クラス内で編成した疑似テーマグループ内で、ポスターをお互いに見て意見を出し合い、修正を重ねてこの日を迎えたその成果が、遺憾なく発揮されていました。
専門家の先生方、中3生、高1生、保護者、教員からの鋭い質問にも、丁寧かつ的確に、身振りを交えて答えている高2生の姿が大変印象的でした。

大講堂での発表やポスターセッションに臨む全ての高校2年生たちからは、これまで行ってきた探究活動の実りが伝わってきました。
あくなき好奇心と探究心は、生徒たちの未来の財産になります。
洗足学園では、探究活動の充実に向けて、今後も積極的に取り組みを続けていきます。

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2024.03.07

高2 研究論文発表会レポート 前編

本校では、探究活動を教育の大きな柱の一つと位置付け、様々な取り組みを行っています。
これまでNEWS&TOPICSでは、高校2年生たちの研究論文執筆に向けての軌跡や発表会に向けての取り組みをレポートして参りました。

本日、高校2年生たちが各自完成させた研究論文を、大講堂でのプレゼンテーションと各教室でのポスターセッションの2つの形式で発表しました。
中学3年生、高校1年生たち、保護者、教員が聴講者として、大講堂でのプレゼンテーションを聴講し、各教室を巡ってポスターとしてまとめられた研究内容に質問を投げかけていきます。

大講堂で発表を行った12名の高校2年生のテーマは実に多彩です。
各自が制作したパワーポイントを使用しながら、堂々とプレゼンテーションを行っていました。
聴講する高1生、中3生もメモを取りながら真剣な表情で耳を傾けていました。
また、質疑応答の時間には先輩たちに臆することなく鋭い質問を投げかけていました。

発表した論文のタイトルは以下の通りです。
「鳴き声の分析によるリスザル(Saimiri sciureus)の危険認識度の可視化」
「合同式を用いた整数の考察」
「海藻パワーで地球も体も健康に!〜雑海藻のスジメはアルゴテラピーに利用できるのか〜」
「地域コミュニティ形成の観点からみた地域子育て支援センターにおける子どもを基点とした子育て支援の有用性」
「『スマホ依存』が10代に及ぼす影響について」
「ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の主人公ラプンツェルを現実化したときの身体能力」
「『パンダ外交』からみる: パブリック・ディプロマシーは自国の政治的正当性のアピールに効果的か」
「久留里線の存続に必要なこと」
「犬猫の殺処分に関して現在政府が行っている取り組みは最適なのか」
「家庭から出る生ゴミからプラスチックの代替品は作れるのか」
「凹凸の数と摩擦係数に成り立つ物理法則を探る」
「ChatGPT の政治的バイアスについて」

大講堂での発表後、プレゼンテーションを行った生徒たちは、専門家の方々との意見交換を積極的に行っていました。

明日は、後編としてポスターセッションの様子をレポートいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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2024.03.06

体育祭に向けての生徒たちの頑張り

3月1日(金)に、体育祭実行委員会の生徒たちのトップである実行委員長をはじめ、副実行委員長や各色の応援団長の生徒たちが宮阪校長先生を訪ね、準備の進捗状況の報告や実施に向けた意気込みを語りました。

本校では生徒自治活動の重要な柱として体育祭を位置づけ、競技プログラムの選定・組み立てから、進行、審判、用具、場内装飾、放送、応援に至るまで全てを生徒たちが取り仕切り、実行します。
次年度の体育祭に向けた準備は、前年度の体育祭終了直後からスタートしています。
今年4月に開催予定の体育祭に向けて、生徒たちは昨年より着々と準備を進めてきました。

実行委員長の高校1年Tさんは、「来年度洗足学園が100周年を迎えるにあたって、今まで培ってきた伝統をつないでいきたい」と抱負を語ってくれました。
また、中学3年の実行委員が立案した新競技を追加するなど、学年の枠を超えて協力しあってきたことを校長先生に報告しました。
副実行委員長たちからは、「独自性を発揮して、アイデンティティ溢れる新しい体育祭を目指したい」という決意が表明されました。
各色の応援団長からは、「来場する皆さんが楽しめるようにするには、自分たちも楽しまなければ。そのための雰囲気づくりを心掛けています。」との報告がありました。
生徒たちが表情を輝かせて語る姿が、大変印象的でした。

自治活動を通して、生徒たちは自らの頭で考え、困難な状況があってもそれを乗り越える精神力と知恵の生かし方を学んでいます。
この経験が、きっと将来の生徒たちの人生の糧になるはずです。
体育祭実行委員の生徒たちの頑張りを応援しています。

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2024.03.05

生徒会が雛飾りの収納を行いました

2月9日よりMinervaCafeで、生徒や来校者の目を楽しませてきた「雛飾り」。
桃の節句の3月3日を過ぎ、今年の展示期間を終えたこの日、生徒会の生徒たちがMinervaCafeに集い、雛人形・雛飾りの収納を行いました。

生徒たちは人形や道具に感謝の気持ちを持ちながら、丁寧に包み、収納箱に収めていきました。
人形に健康や幸せを願うのは、日本人の持つ情緒あふれる文化の現れです。
生徒たちの気持ちを込めた動きの一つ一つに、日本文化への深い理解を感じ取ることができました。

一人の生徒から「来年も心を込めて飾りつけをしたいね」という言葉がありました。
素晴らしい伝統を受け継ぎ、未来へ繋ぐ精神が生徒たちの心に芽生えた雛祭りとなりました。

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2024.03.04

学年末考査の答案返却が始まりました

本日より3日間の日程で、高校3年を除く全学年で学年末考査の答案返却が行われます。

教室を訪れてみると、先生から採点された答案を神妙な面持ちで生徒たちは受け取っていました。
本校では多くの科目でデジタル採点を採用しており、各設問ごとの正答率や生徒の理解度の傾向を先生方は採点の感触に加えてデータとして把握しています。
授業内容の振り返りと採点後のデータから見えてくる課題点を、的確に先生が解説していきます。
生徒たちは、先生の解説を真剣に聞きながら、答案と模範解答、ノートを机いっぱいに広げて、重要な点を書きとめていきます。

答案返却後は直しノートを生徒たちは作成していきます。
今回の考査を次に生かしていくために、直しノートの作成を通して、PDCAサイクルを構築し、実践していきます。
4月から新たな学年での学びがスタートします。
新しい年度に素晴らしいスタートをきることができるよう、1年間の学びの総まとめである学年末考査の結果をしっかりと生かしていこうという決意が、生徒たちの表情にあらわれていました。

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2024.03.01

中1・中2 特別授業を実施しています

本校では、立ち止まることなく毎年新たな取り組みを行い、カリキュラム及びプログラムのブラッシュアップを行っています。
本年度より開始した考査後の特別授業を、学年末考査後にも実施しています。

昨日までで学年末考査を終了した中学1年・2年では、本日特別授業が行われました。
定期考査は、「準備期間」「考査期間中」「終了後」のそれぞれのタームに、学力を伸ばすチャンスがあります。
そのチャンスを逃すことなく掴み、生徒たちが自身で努力していけるようにサポートを行っていくことが重要です。

中学1年生、2年生ともに1日かけて「数学」「英語」の特別授業が実施されます。
両教科ともに満点答案を目指し、生徒たちは様々な取り組みを行っていきます。

教室では自らが間違えた考査の問題の解き直しを行い満点答案を作成し、更には考査の問題の類題に取り組んでいきます。
疑問点は即座に解消できるようにすることが大切です。
教室を訪れると、生徒たちが卒業生や先生に積極的に質問を行っていました。
また、クラスメイトと情報を交換しながら、グループワーク形式で課題に取り組んでいる生徒たちもいました。

一方、講堂では、生徒たちは各教科の先生からの解説を受けていました。
スクリーンに映し出される解法へのプロセスと先生の言葉を懸命にノートに書き込んでいきます。

本校では生徒たちが自らの力で学んでいけるよう、常に最新の教育を実践しています。

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