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2024.07.26

東京大学 加藤泰浩先生講演会の様子をお伝えします

7月10日(木)、東京大学の加藤泰浩先生より「みんなで未来を拓いていこう」と題された講演会が行われました。
加藤先生は、東京大学工学系研究科長・工学部長、教授でいらっしゃいます。

先生にはまず、アカデミズムの中でのご自身がどのようにキャリアを築いてきたのかをお話ししていただきました。
ユーモアたっぷりの話しぶりに、生徒たちは声をあげて笑う一幕もありました。
時に様々な障壁にぶつかりながらも、研究職を天職として全力で没頭し、楽しみながら仕事に取り組む姿勢が大変印象的でした。

また、加藤先生が実際に研究をされている「海底の泥からレアアースを採取する研究」のお話もしていただきました。
工学や化学の分野に留まることなく、資源問題や途上国での児童労働の問題そのものを解決し得るようなスケールの大きさに、生徒たちは大きな興味を示していました。

「いつもポジティブで前しか向かない」「自分でどうにもならないことに悩まない、時間の無駄である」という快活にして強靭な人生哲学も、生徒たちの心を強く惹きつけたようです。
工学部に進み、「ものづくり」で社会にインパクトを与えたいという生徒たちにはもちろん、それ以外の理系領域、あるいは文系領域を志向する生徒にとっても大変刺激的なお話を伺うことができました。
質疑応答も大盛況で、加藤先生の前向きでエネルギッシュな生き方の姿勢が生徒たちに伝播したようでした。

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2024.07.25

デジタル地球儀SPHEREを使った生徒の講義

「SPHERE」は世界初のデジタル地球儀「触れる地球」を原型に、常に新たなデータやコンテンツがオンラインで更新される「進化する地球儀」です。
人工衛星から送られてくるリアルタイムの雲や台風の発生、世界の都市のライブカメラの画像、数億年前の大陸移動から地球温暖化の未来予測まで、生きた地球の様子を確認できます。
また、気候変動や自然災害、貧困や飢餓、ゴミ問題など、現代の地球のリアルな課題を「見える化」し、国立環境研究所、東京大学、JAXA 、ウェザーニューズなどの機関から提供されたデータをもとに構成された100以上のコンテンツを呼び出して表示することが可能です。

1学期終業式後の放課後、終業式で学外活動報告を行った今年度国際地学オリンピック日本代表メンバーの高校3年のN.Mさんが、この「SPHERE」を用いて、TEA LIBRARYに集った生徒たちを対象に講義を行いました。
テーマは「地球環境の課題を多角的に分析する」です。
地球温暖化をはじめ、地球環境は多くの課題を抱えています。
その課題を表象的な事象のみで分析するのではなく、一見直接結びつかないような事象との関係を考察することによって、複眼的な視野で分析することができます。
Nさんは、「SPHERE」を駆使して情報を呼び出し、ビジュアル的に多角的な分析を生徒たちに示して、講義を行っていました。

本校では、生徒たちの積極的な研究活動の為に、ソフトウェア、ハードウェアの両面で最高の環境を用意し、支援をしていきます。
これからの生徒たちの益々の輝きを期待しています。

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2024.07.24

高3 夏期講習の様子をお伝えします

本校の授業は、大学進学後に十分な専門的研究ができる学力、そして社会で活躍するために必要な知と教養の育成を目指しています。
授業だけで十分な学力の向上が期待できますが、難関大学への進学をより確実なものとするため、様々な講習をはじめ多様な学力支援講座を設置しています。
この夏は中学3年生以上の学年で、夏期講習を実施しています。
本日は高校3年の夏期講習の様子をお伝えいたします。

高校3年生にとって、夏は天王山ともいえる時期です。
それぞれの進路実現に向けて懸命な取り組みを行っています。
この日夏期講習が行われている教室を覗くと、そこには真剣な眼差しで授業に集中している高3生の姿がありました。
先生の解説をすべて吸収し、自分の力にしていこうという気迫がひしひしと伝わってきました。
また、自習を行っているSKYLIGHT READING ROOMを訪れると、高3生たちは、静寂の中、黙々と講習内容の復習や演習問題に取り組んでいました。

本校では、高校卒業後、さらに学びを続け、それぞれの可能性を花開かせることができるよう、通塾に頼らない進学サポート体制を整えています。

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2024.07.23

アメリカ研修1週目の様子をレポートいたします

本校では、夏休みまたは春休みに希望者を対象とした海外語学研修を実施しています。
単に英語力の向上を目指すだけでなく、英語を実践的に使用することで他国の文化や習慣を学び尊重することを目的としています。

アメリカ・ロサンゼルスでの夏期語学研修を7月14日(日)より3週間の日程で実施しております。
本日は1週目の様子をレポートいたします。

アメリカ・ロサンゼルスでの研修では、週4日間の英語の授業に加え、ホストファミリーとのファミリーデイなど、アクティビティが数多く予定されています。
研修初日、22名の生徒たちはホームステイ先のホストファミリーと合流し、2日目よりカリフォルニア州トーランスにあるEl Camino Collegeでの英語の授業を受講しました。

ネイティブの先生によるコミュニカティブな授業に、最初は緊張で口数の少なかった生徒たちもどんどん発言が増え、楽しく英語を学んでいました。
生徒たちは、洗足学園の授業とはまた違った形で新鮮な気持ちで英語を学習しているようです。
午後はトーランスを周るSouth Bay Tourに参加したり、映画館で映画鑑賞をしたり、現地のユースグループと交流し一緒に体を動かしたりしました。
レドンド・ビーチ訪問の後、現地のショッピングモールにも立ち寄りました。
レジでの支払いに挑戦するなど、アメリカの文化を肌で感じる貴重な体験になりました。

英語をコミュニケーションの道具として活用していく中で、心の交流も生まれていくことを生徒たちは実感していました。

来週はディズニーランド、UCLAキャンパスツアー、ユニバーサルスタジオハリウッド、大谷選手の所属するロサンゼルス・ドジャースの野球観戦など様々なアクティビティを予定しています。
どれも生徒たちにとって、かけがえのない思い出となるはずです。

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2024.07.22

生徒が制作する彩羽祭公式HPがオープンしました

本校では生徒自治活動の大きな柱の一つに、生徒による学校行事の企画・運営を掲げています。
4月に行われた体育祭と並んで大きな行事である彩羽祭(文化祭)は、実行委員の生徒たちが中心になり、企画・立案から展示・公演・装飾・広報といった各部門の準備、当日の運営に至るまで全て生徒が行います。
彩羽祭実行委員の生徒たちは1学期に何度も打ち合わせを重ね、彩羽祭を安全かつ充実したものとするために準備を進めてきました。

広報部門では生徒たちの手による「彩羽祭公式ホームページ」が、7月19日に晴れてオープンしました。
広報部門の生徒からメッセージが届いています。

こんにちは。彩羽祭実行委員会広報部門よりお知らせがあります。
第77回彩羽祭ホームページを公開しました!
今年度は、9月7日(土)・9月8日(日)に彩羽祭を開催いたします。
ホームページには、団体紹介をはじめとした様々な情報を掲載していますので、ぜひご覧ください。

生徒による「彩羽祭公式ホームページ」は以下のリンクから是非ご覧ください。
生徒による彩羽祭公式HPはこちらからご覧ください。
「彩羽祭公式ホームページ」内のブログは、毎週金曜日に更新されます。
是非毎週チェックをお願いいたします。

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2024.07.19

1学期終業式が行われました

本校では、本日1学期の終業式が行われました。

はじめに校歌の斉唱が行われました。
生徒たちの心のこもった歌声が大講堂に響きました。

校歌斉唱後、登壇された宮阪校長先生は、今学期を振り返り、授業に行事に学外活動に、積極的に取り組んだ生徒たちの「挑戦の学校」にふさわしい活躍を称えました。

次に、校長先生は、南太平洋の小国「ツバル」を取り上げられてお話しをされました。
地球温暖化による海面上昇により水没の危機にあるツバルが、国の機能や文化をインターネット上の仮想空間「メタバース」に保存する「デジタル国家」計画を表明したことを知り、その発想に驚きを禁じ得なかったことを語られました。
また、娘の命を救いたいという一心で医療器具の開発に挑んだ町工場経営者の実話を映画化した「ディアファミリー」を取り上げられ、人工心臓の開発の難しさを知れば知るほど、人工ではない自然としての人間の心臓の持つすごさに気付かされたことを述べられました。

「私たちが生きる時代は、国家ごとメタバースに移行させるほどのデジタル技術がある一方で、依然として人知を超える圧倒的な力を持つ自然が存在する。」
一つの答えがない時代を象徴する問いかけを、校長先生は生徒たちに投げかけられました。
生徒たちは、この校長先生の問いを受け止め、深く考えている様子でした。
最後に、これから迎える夏休みを充実した期間にしてもらいたいとエールを送られました。

次に、舞台上では、部活動で受賞した生徒の表彰が行われました。
登壇した生徒は校長先生の「おめでとうございます!」という言葉に、嬉しそうな表情を見せ、賞状を受け取っていました。

続いて、彩羽祭(文化祭)実行委員の任命式が行われました。
校長先生から任命書を渡された実行委員の生徒たちの誇らしい表情が大変印象的でした。
彼女たちのリーダーシップのもと、全生徒が一丸となって困難を乗り越え、素晴らしい文化祭を築き上げることを期待しています。

本日、生徒が制作した彩羽祭公式ホームページがオープンいたしました。
是非、以下のリンクよりご覧いただければと思います。
生徒による彩羽祭公式HPはこちらからご覧ください。

その後、学外交流活動報告が行われました。
この日登壇したのは、先日のNEWS&TOPICSでもその活躍を紹介いたしました高校3年のN.Mさんです。
日本で4名の選抜メンバーに選ばれたNさんは、国際地学オリンピックへの挑戦について語ってくれました。
地学に興味を持ったきっかけからプログラムの説明、これまでの日本国内での予選会の様子や参加によって得られたことに至るまで、自ら作り上げたスライドを駆使してのプレゼンテーションに、後輩たちの目は釘付けになっていました。

最後に登壇した生徒会長の高校2年Nさんは、1学期を振り返り、充実した生徒自治活動の活動報告を行いました。
そして、これから迎える夏休みに際して、「新しいことへの挑戦」の重要性を全校生徒に語りかけました。

明日より生徒たちは約40日間の夏休みを迎えます。
一人一人が目的意識を持ち、勉学に、学外活動に、自治活動に、精一杯取り組んでもらいたいと思います。

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2024.07.18

最先端の健康科学に関する講演会を行いました

弘前大教授である村下公一先生をお招きし「ビッグデータとAIから見える健康の未来」と題された講演が、高校1年で行われました。
村下先生は弘前大学学長特別補佐、健康未来イノベーション研究機構長を務められ、日本で一番平均寿命が短いと言われている青森県の現況を変革すべく「ビッグデータとAI」を用いた研究と実践をされていらっしゃいます。

今後平均寿命がどう変化していくのかや、性格、タバコ・アルコール・野菜の接種、姿勢、肥満、テレビ視聴時間などの要素と健康寿命との相関、弘前大でのヘルスケアの取り組みなど、多岐に渡る内容を生徒たちにレクチャーされました。
ユーモア溢れる先生の語りで、AI、医学、化学、工学などの複合的かつ学際的な実践の最先端を知ることができ、生徒たちにとって大変刺激的な時間となったようでした。

また、放課後には弘前大から持ち込んでいただいた最新機器を使用して、野菜の摂取量などを測定する機会を作っていただきました。
この実験は大盛況で、自分自身の「well-being」をいかに実現するかということにも、生徒たちは興味津々でした。

人生100年時代と言われ、寿命が伸びていくことにより、文字通り「身体が資本」となっていきます。
最先端のAIや機材を活用して、「健康」という側面から自分のキャリアを考えるという貴重な経験ができました。

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2024.07.17

cookpadとの特別授業を行っています

本校では積極的に企業や大学とコラボレーションを行い、生徒たちへの授業を行っています。
本日は、昨年12月にもタッグを組み授業を行ったクックパッド株式会社との食育のコラボレーション特別授業の様子をご紹介いたします。

クックパッド株式会社は、料理レシピ検索・投稿サービス「クックパッド」をはじめ、食にまつわる多角的な事業を展開している企業です。
国内のみならず、「クックパッド」のグローバルプラットフォームの展開は、世界76カ国、34言語という世界的な広がりを見せています。

今回は、7月8日(月)より16日(火)まで、高校2年が1日1クラスずつ「食」を学びの題材として、講義と調理実習のワークショップに臨みました。

授業は、「食」をテーマとしてライフスタイルを考えることからスタートしました。
「あなたにとって料理とは?」という問いかけに、生徒たちからは「料理を中心としたコミュニケーションが大切だと思います」といった答えがありました。
「『食』は気持ちを繋ぐツールでもある」という生徒たちのしなやかで自由な発想が光っていました。
その後、ワークショップで行う調理の計画を、生徒たちは立てていきました。

ワークショップでは、トマトパスタとサラダの調理に挑戦しました。
単にスパゲティを作るのではなく、パスタやトマトといった食材の持つ特性や調理の持つ役割・影響についてを考えながら実習に臨みます。
生徒たちは「調理で素材をどのようにおいしくできるか考える」といったことをはじめ、様々なアプローチで「食」への理解と思考を深めていきました。

今後も洗足学園では、社会を幅広い視野・視点で考える授業を展開して参ります。

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2024.07.16

白波瀬佐和子氏の講演会が行われました

7月12日(金)に、中学1年から中学3年までの3学年の生徒たちを対象に、国際連合大学上級副学長で、国際連合事務次長補を務められている白波瀬佐和子氏を講師としてお招きし(以下白波瀬先生)、講演会を開催いたしました。
本校では、「答えのない時代」を生きる生徒たちに、自分の人生をデザインできる力を身に着け、自分らしい生き方ができるように教育を行っています。

今回ご講演をいただいた白波瀬先生は、東京大学で教鞭を執られ、2021年まで同大学で理事・副学長を務められたほか、国際学術会議財務担当副会長、G7の首脳にジェンダー平等の提言を行うジェンダー平等アドバイザリー評議会の議長を務められました。
講演は、世界12か国に13の研究所が設置され、東京に本部が置かれている国際連合大学の設立の意義とその役割のお話しからスタートしました。
「社会や歴史を学ぶということは、出来事がどのように繋がり、なぜ起きたのかを考えることができるようになることです。今の皆さんの学習は、決して無駄にはなりません。」という先生の言葉を、生徒たちが真剣な表情で書き留めている姿が、大変印象的でした。

講演は、日本の課題である少子高齢化、そしてジェンダーに関する話に及びました。
少子高齢化の構造とその原因を社会学の視点からアプローチしたわかりやすい分析に、生徒たちは深く頷いていました。
社会的に構築された概念であるジェンダーに関しては、その起因となる考えや実際の統計的な不均衡をグラフや表で示しながら、生徒たちに語りかけてくださいました。
公正で安全で平等な社会、同じ機会を誰しもが享受できる社会をどのように実現していくのか、生徒たちは先生からの投げかけを受け止め、深く考えている様子でした。

「積極的に様々な場に身を置くことが大切。」「リーダーになるということは、物事を決める立場になること。チャレンジングだがやり甲斐がある。」「世界は繋がっている。国を超えて交流する必要がある。」という白波瀬先生の言葉を、生徒たちは胸に刻んでいました。

質疑応答では、生徒たちより次から次に積極的な質問がありました。
「『区別』と『差別』の違いを先生はどのようにお考えになりますか」という生徒の質問に、「とても鋭く、素晴らしい質問ですね」と丁寧に答える白波瀬先生。
キラキラとした表情で先生の答えを受け止める生徒の姿は輝いていました。

本校では生徒たちに様々な出会いの場や挑戦の機会を設けています。
今回の白波瀬先生との出会いで、生徒たちは自分の人生を新たな視点で見つめるきっかけを得たようでした。

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2024.07.12

リエカ・ユースサミットに生徒たちが参加しました 後編

昨日に引き続き、クロアチア リエカ・ユースサミットに参加した本校生徒たちの様子をレポートいたします。

本校から参加した中学2年・3年と高校1年の生徒7名には、川崎市長より「リエカ・ユースサミット訪問団 認定証」を授与された「訪問団」の一員としての務めも今回の行程の中にありました。
それが、福田紀彦川崎市長より預かった親書をリエカ市へ手渡す役割です。
本校の制服に身を包んだ生徒たちは、凛とした姿勢で預かった親書を手渡し、この大役を見事に成し遂げました。
この様子は地元の新聞にも掲載されました。

帰国後、7名の生徒たちは川崎市役所にて、福田市長にリエカユースサミットの報告を行いました。
最初は緊張していた生徒たちでしたが、現地での生活や研修で学んだことを市長に詳細に報告することができました。
福田市長からは、川崎市の代表として他の国々の人々と日本の文化などを共有してくれたことへの感謝の言葉が生徒たちに贈られました。

異文化理解の大切さや世界的視野を持つことの重要性を学んだだけではなく、国際親善を直接経験するという貴重な体験をした生徒たち。
この経験を生かし、これからの更なる飛躍に期待します。

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2024.07.11

リエカ・ユースサミットに生徒たちが参加しました 前編

6月23日から30日までの日程で、川崎市の姉妹都市であるクロアチア共和国のリエカ市で開催された「リエカ・ユースサミット」に本校の生徒たちが参加しました。

このサミットは、「世界中の若者(12歳~16歳)が、平和、社会正義、創造性やイノベーションについて、英語で意見交換を行う」という目的のもと、世界中から参加者が集うプログラムです。
今年のテーマは「若者と地域社会」です。

本校からは、中学2年・3年と高校1年の生徒7名が参加し、「リエカ・ユースサミット訪問団」として国際交流・異文化交流に取り組みました。
現地では、世界から集まった同世代の生徒たちと共にワークショップをはじめ、主題となる「若者と地域社会」に関して活発な意見交換を行いました。

プログラムの成果を発表すべく世界の仲間たちと共にプレゼンテーションに臨んだ洗足生たちは、緊張した面持ちながらも、英語を駆使して堂々と発表を行っていました。
また、日本文化を世界各国からの参加者に知ってもらうべく行った「書道」の体験では、毛筆の使い方を教えながら美しい日本の文字の魅力を伝えていました。

現地では、ユースサミットへの参加だけではなく、リエカの歴史と文化を知るための市内散策を行いました。
旧市街の歴史的建造物から地元のスーパーマーケット、アドリア海の海辺に至るまで多くの場所を訪れ、異文化を肌で感じ、理解を深めることができました。

明日の後編では、リエカ市への親書の手渡しや帰国後の川崎市福田市長への報告の様子をお伝えいたします。
どうぞお楽しみに!

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2024.07.10

中2 ディベートへの取り組み

本校では、生徒の論理的思考力を鍛えることを目的に、毎年中学2年の国語の授業でディベートに取り組んでいます。
本年度は以下の論題を扱いました。

論題
「日本は国政選挙においてインターネット投票を導入すべきである。是か非か」

ディベートでは、論題に対して自分の意に沿う立場を選ぶのではなく、肯定あるいは否定に無作為に振り分けられます。
自分の意見とは異なる立場の意見をあらゆる角度から想像し、論理的に組み立てていくことに、ディベートの面白さがあります。

生徒たちは、インターネット投票の持つセキュリティ上のリスクや投票率向上の可能性など、様々な検証を行い、主張を裏付ける公的なデータを収集していました。

この授業の集大成には、学年をあげてのクラス対抗トーナメントが用意されており、この日はその予選であるクラス内対抗戦を行いました。
授業内で行った準備の成果を十分に発揮し、各チームが力を尽くしていました。
ここでの結果をもとに、クラス対抗トーナメントに向けて、各クラスが論述に磨きをかけていきます。

生徒たちの今後の益々の活躍が楽しみです。

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2024.07.09

1学期期末考査の答案返却が始まりました

本日より3日間の日程で、先週実施されました1学期期末考査の答案返却が行われています。

本校では7月20日(土)より夏休みに入りますが、夏休みは学習面においても大変重要な期間となります。
1学期に学んだ内容の理解度を高め、わからない部分を残さないようにし、2学期以降の学習の土台を固めると共にこれからの学びの展望を描いていくことが、夏休みにおける重要な要素となります。
1学期の期末考査の結果は、その夏休みの過ごし方の貴重な材料となる「自身の今」を示してくれる道しるべです。

単に得点の高低で一喜一憂するのではなく、これまでの授業での学び、家庭での学びのどの点に課題があり、それをどのようにしていけば次のステップに繋がるのか。
期末考査の答案は、未来を描いていくためのスタート地点を示してくれています。

教室では返却された答案を真剣に見つめる生徒たちの姿がありました。
本校では答案を返却して終わりではなく、その解説を先生が的確に行っていきます。
先生のアドバイスを聞き漏らすまいと、生徒たちは答案や問題用紙に懸命に書き込みを行っていました。

これから始まる夏休みが充実した時間となるよう、今回の考査の結果を生徒たちには生かしていってもらいたいと思います。

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2024.07.08

7月学校説明会が行われました

7月6日(土)、6月に開催された帰国生入試志望対象学校説明会に続き、一般入試志望の受験生・保護者を対象とした学校説明会が校内で行われました。
当日は4回に渡って説明会が行われ、2,000名を超える受験生・保護者が来校されました。

説明会開会前には、本学園卒業生による弦楽四重奏が演奏されました。
予定していた曲に加え、アンコールの演奏も行われると、会場からは大きな拍手が湧きあがりました。
開会前に、洗足学園ならではの音楽に満ち溢れる雰囲気を感じていただきました。

開会後、洗足学園を代表して登壇した宮阪校長は、この日来場した児童たちに向け、暖かいエールを送っていました。
続いて登壇した教頭からは、時代を先取りする洗足学園の最新の取り組み・教育内容を説明いたしました。
説明の中で、事前に収録した在校生のインタビュー動画も放映され、洗足学園の教育を生徒たちがどのように糧として成長したかが伝わる内容となっていました。

続いて今春卒業した卒業生4名が集い、昨年度高校3年の学年主任を務めた永井敦史教諭のファシリテートのもと、パネルディスカッションが行われました。
洗足学園での学園生活を振り返り、熱中して取り組んだ「部活動」や学校の外に出て自らの力を試した「他流試合」、学びの柱となった「授業」や「行事」などについて語られました。
また、それぞれの進路に関しても、卒業生たちの個性あふれる語り口で紹介されました。
パネルディスカッションが終わると、会場は割れんばかりの大きな拍手に包まれました。
来場した児童たちや保護者に、卒業生の話を通して、洗足学園での生活がダイレクトに伝わったようでした。

2025年度の一般入試の説明が担当者から行われた後、施設見学がツアー形式で行われました。
この日は教員に加え、卒業生や在校生の保護者が施設見学の案内役を務め、それぞれの視点で生徒たちの生活の様子を、施設の説明の中で紹介していました。
今後も本校では学校説明会を通して、洗足学園での学びと生活を実感できる情報提供を行って参ります。

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2024.07.05

中1・中2 期末考査後の特別授業が行われています

本校では、立ち止まることなく毎年新たな取り組みを行い、カリキュラム及びプログラムのブラッシュアップを行っています。
今回も考査後の特別授業を、中間考査後に続き期末考査後にも実施しています。

7月4日(木)までで期末考査を終了した中学1年・2年では、7月5日(金)に特別授業が行われています。
定期考査は、「準備期間」「考査期間中」「終了後」のそれぞれのタームに、学力を伸ばすチャンスがあります。
そのチャンスを逃すことなく掴み、生徒たちが自身で努力していけるようにサポートを行っていくことが重要です。

中学1年生、2年生ともに1日かけて「数学」「英語」の特別授業が実施されました。
両教科ともに満点答案を目指し、生徒たちは様々な取り組みを行っていきます。

教室では自らが間違えた考査の問題の解き直しを行い満点答案を作成し、更には考査の問題の類題に取り組んでいきます。
疑問点は即座に解消できるようにすることが大切です。
教室やセミナールーム、書道室では、生徒たちが卒業生や先生に積極的に質問を行っていました。
また、美術室には、クラスメイトと情報を交換しながら、グループワーク形式で課題に取り組んでいる生徒たちの姿がありました。

一方、講堂では、生徒たちは各教科の先生からの解説を受けていました。
スクリーンに映し出される解法へのプロセスと先生の言葉を懸命にノートに書き込んでいきます。
9日(火)からは英数以外の教科の答案返却が各教科で行われ、先生の解説のもと生徒たちは満点答案を目指していきます。

本校では生徒たちが自らの力で学んでいけるよう、常に最新の教育を実践しています。

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2024.07.04

アメリカからの留学生の洗足生活

本校では、自らの希望する将来に向けて、様々な挑戦の機会を設けております。
アメリカ、イギリスをはじめとした世界各国での生活を経験し、語学力を高める豊富な留学や語学研修プログラムもその機会の一つです。
また、海外からの留学生を迎え、学園生活を通して国際交流を行う機会もあります。

今回は、6月24日(月)~29日(土)まで、アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身のEloise Zabowski(エリーゼ ザボウスキー)さんが、留学生として洗足生と学園生活を過ごした様子をレポートいたします。

公益財団法人YFU日本国際交流財団を通じて来日したエリーゼさんは、この1週間、高校2年生と共に授業を受けました。
また、中学3年生と華道や茶道を体験し、日本文化を学びました。
高校2年の学年集会などにも一緒に参加し、クラスの垣根を越えて多くの友人とかけがえのない時間を過ごしました。

この期間には、海外留学から帰着したばかりの高校生が数名いたため、彼女たちがエリーゼさんの良きカンバセーションパートナーになってくれました。
期末考査1週間前という期間ではありましたが、エリーゼさんに丁寧に優しく接する多くの生徒たちの姿から、本校の建学の精神である「謙愛」の心が根付いていることが感じられました。
最終日には、クラスメイトから思い出のアルバムを受け取り、学年の生徒たちから別れを惜しまれながら、エリーゼさんは洗足を後にしました。

この交流を通して、広く世界に目を向け、異なる文化・価値観を学び認め合うことの大切さと思いやりの精神の尊さを生徒たちは学びました。
今後も、本校では国際交流活動を推し進めて参ります。

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2024.07.03

中1 白樺湖ホームルーム研修に向けた取り組み 後編

昨日より特集をしております中学1年の夏の宿泊研修である「白樺湖ホームルーム研修」
本日は、この宿泊研修に向けた活動の第1弾として、生徒たちの発信による事前学習の様子を紹介いたします。

中1生徒実行委員たちは、校舎内に配信スタジオを設けて、そのスタジオから「Google Meet」を使用して、中1全クラス教室へ配信を行いました。
その内容は、実行委員より、行き先である白樺湖の自然・文化・産業などについての説明を行い、その説明をもとに、「Kahoot!」(カフート)にて作成したクイズ形式のゲームを実施するというものです。

楽しく教室で配信を通じて学んだ生徒たちの一方で、終了後のスタジオ内で配信を行った実行委員の生徒たちからは、「もっとこうすれば良かった」「あの時はこう対応した方が、さらに盛り上がったのではないか」という反省の声が聞こえてきました。
洗足学園の教育の特徴であるPDCAサイクルが、早くも中1生たちに根付いているようです。

ホームルーム研修までの準備期間も当日も、たくさんの「挑戦」と「成功」・「失敗」をし、その経験を学びとしてくれるはずです。
今後も生徒たちの成長をレポートしていきます。

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2024.07.02

中1 白樺湖ホームルーム研修に向けた取り組み 前編

中学1年では、例年、夏期行事として宿泊を伴うホームルーム研修を実施しており、今年度は7月23日(火)~25日(木)の2泊3日の行程を予定しています。
信州の豊かな自然の中での共同生活を通じ、相互の信頼を深め、協調の精神を学びます。
アウトドアクッキングやハイキング、キャンプファイヤーなどの体験から、大地の恵みへの感謝の気持ちと自然を守り次の世代へ引き継ぐ精神が培われます。

本校における教育方針の3つの柱「自立」「挑戦」「奉仕」に基づき、研修内でのイベント等の企画・運営は、生徒たちの「実行委員」によって進められています。
今年度は「中1生徒を楽しませたい」という16名の生徒が立候補してくれました。

この日、これまでの取り組みの報告と「しおり」への寄稿の依頼を行いに校長室を訪れた実行委員長のM.Aさんは、研修のテーマに関して次のように説明してくれました。
「白樺湖ホームルーム研修のテーマを『絆』としました。洗足生として初めての集団での宿泊研修に臨むにあたって、この2泊3日のプログラムを通して、みんなの絆を深めていきたいと思います。」

宮阪校長先生より、入学からの3か月間の洗足生活についての感想を尋ねられると、Mさんは「考えることが主体となった宿題が楽しいです」と笑顔で答えていました。
学業に行事に充実した日々を過ごしていることが、大変良く伝わってきました。

明日のNEWS&TOPICSは、白樺湖ホームルーム研修に向けた中学1年生たちの活動の一端をご紹介いたします。
どうぞ、お楽しみに!

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2024.07.01

1学期期末考査が始まりました

本日より、全学年で1学期の期末考査が始まりました。

生徒たちは、新年度のスタートとなる学期を、行事に、課外活動に、学外交流活動に積極的に参加しながらも、学びを止めることなく授業・家庭での学習に集中して取り組み、努力を続けてきました。
学習面において特筆すべきは、中間考査後の特別授業で見つかった課題点を常に意識し、それを踏まえた学習を進め、期末考査を迎えたことです。
明確に目標を持って取り組む学習姿勢は、本校の生徒たちの伝統スタイルです。

教室では、試験を受けている生徒たちの懸命な姿がありました。
真剣に、また真摯に問題に向き合う生徒たちの姿からは、これまでのひたむきな頑張りが伝わってきました。
自分自身の目標を定めて努力してきた成果を、思う存分発揮してもらいたいと思います。

中学1年では中間考査にはなかった技術家庭、保健体育の考査が加わり、幾何、代数、国語A、国語B、英語A、英語B、理科、社会と合わせて10科目の考査が4日間の日程で行われます。
中学入学後、初めての学期である1学期の締めくくりとして、全力で頑張ってもらいたいと思います。

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2024.06.28

俳句研究会 俳句甲子園での奮戦の様子を紹介いたします

昨日に引き続き、「俳句甲子園 地方大会横浜会場」で奮戦した俳句研究会の生徒たちの様子をレポートいたします。

洗足学園Aチームの初戦の相手は、昨年度全国大会3位の強豪校でした。
Aチームは高校2年生主体のチームです。
昨年の大会からの1年間で培った実力を発揮し、大いに健闘いたしましたが、僅差での惜敗となりました。
自分の句を、また相手チームの句さえも、丁寧に深く鑑賞しようとする態度は、会場の中でも随一でした。
旗の本数では惜しくも及びませんでしたが、彼女たちの俳句に取り組む姿勢の真摯さには胸を打たれるものがありました。
今後の投句審査での全国大会選出を期待します。

Bチームは快挙を成し遂げました。
無敗でリーグを勝ち抜き、見事に全国大会出場の切符を掴み取りました。
Bチームは、昨年度も出場経験を持つ高校2年生と、2ヶ月前に俳句を始めたばかりの高校1年生の混成のチームです。
練習では、高校2年生が高校1年生を丁寧にリードし、高校1年生も気概を持って取り組み、終始和気藹々とした雰囲気の中、楽しげに取り組んでいたのが印象的でした。
Bチームは、8月に愛媛県松山市で開催される全国大会への出場が決まりました。
今後の一層の成長と活躍を期待したいです。

閉会式では、高校2年生のF.Rさんの俳句〈花薊アンネの歳を追ひ越して〉が横浜会場の最優秀句として表彰されました。
また、同じく高校2年生のM.Aさんの〈豆腐屋のお釣りが濡れてゐる長閑〉、A.Nさんの〈仮病つかへよ長閑に名画座へ行かう〉も最優秀句候補として挙げられました。

生徒にとって同好の士と切磋琢磨でき、審査員から丁寧な講評をいただいたことは、得難い経験となったようです。
笑顔の生徒も、悔し涙を流す生徒もいましたが、どちらも真剣に打ち込まねば見られない表情です。
報告に訪れた校長室での話しぶりから、生徒たちにとって忘れがたい、価値のある経験ができた1日となったことが大変良く伝わってきました。

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